国内では、2003年に第1回(ROSE : The Relevance of Science Education )調査が実施された。
2020年頃、第2回(ROSES : The Relevance of Science Education-Second)調査がスウェーデンを中心に実施された。
2回目となるROSES調査では、科学への意識・態度にについて、国際比較を通して各国の教育(特に理科・科学教育)の状況を把握することが意図されている。
ROSES調査では、1回目の調査項目が大幅に削減されており、時代の要請に応じた新規項目が追加されている。
調査の実施体制としては、スウェーデン本部が中心となり英語の項目原案を作成している。公開された項目を各国の有志メンバーが現地の言葉に翻訳して調査を実施することになっている。
国内では、2023年8月~2024年1月に、国内で40校、4174名の生徒(有効標本数は3417)、39名の理科教師を対象に実施した。
委員一覧の通り、大学教員、研究機関研究員、小・中学校教員、大学院生からなる。
メンバーの呼びかけは、日本科学教育学会若手メーリングリスト、Science Education Book Club in Japan (SEBCJ)等で行った。その結果、まずは大学教員が多く集まった。続いて、大規模な教育調査における学校等への調査依頼経験の豊富な研究機関研究員にメンバーへの参加を依頼した。また、調査対象者が項目の意味を理解できるかどうかの確認およびパイロット調査実施の観点から、小中学校の教員にも参加を呼びかけた。最後に、学生への呼びかけを積極的に行った。これは、ROSES本部が公開しているハンドブックでは、将来の研究者育成のために学生の参加が奨励されているためである。
最終的に、17名のメンバーが集まった。
本調査における項目翻訳の手続きは以下の通りである。
第1回(ROSE)調査での原文と翻訳の関係の確認
調査項目の検討
パイロット調査および尺度翻訳の手続きの確認
ROSES調査項目の翻訳原案の作成
調査本部への問い合わせ
調査項目の翻訳文の修正とその確認
紙版・オンライン版の調査票の作成
パイロット調査
バックトランスレーション
メンバーによる最終確認
以上の手続きにより、項目翻訳が実施され、適切で一貫性のある翻訳が完成した。
本調査におけるサンプリングの手続きは以下の通りである。
調査対象者と母集団の確認
サンプリングの手続きの確認
標本抽出台帳の作成
サンプリング及び調査実施依頼
以上の手続きにより、サンプリングが実施され、計40校の生徒4174名、教師39名が調査に参加した。
2024.8.07 ページを公開しました