流域と都市の問題を解決するためには,環境変化の現状と要因分析をもとに,社会・経済活動と自然力・自然環境が織りなす複雑な相互関係を考える必要があります。本研究室では,河川流域内の水動態の理解と予測を基礎として,河川と流域のマネジメントについて考究し,ひとと水が調和した暮らしやすい社会を支えることに貢献します。
地上に降った雨水は、流域のさまざまな経路を経て川に至り、さらに流れ下ります。本研究室では、河川と流域の水の流れとそれに伴って生じる現象の解明、流れの物理機構に基づいたモデルの開発を行っています。
水の恩恵を受けつつ、できるだけ水に関する問題を防止・軽減するためには、水の動きとうまく折り合いをつけながら人間社会を営む必要があります。水の流動とそれに伴う現象に関する研究を基礎に、河川と流域のマネジメントについて研究しています。
主な研究手法は、解析(数値計算)と観測(計測)です。数理モデルの開発とシミュレーションを行います。また、出水時には現地観測を行うこともあります。上記以外にも、地理・社会統計データの分析を行うこともあります。