おすすめの書籍など
おすすめの書籍など
<自然人類学関連>
Jobling, M. A., Henn, B. M., Hollox, E. J., Kivisild, T., & Pagani, L. (2026)
Human evolutionary genetics (3rd ed.). CRC Press.
人類進化・人類遺伝学の知識がよくまとまっている、この分野必読の教科書です。大学院の時に輪読会で読んでこの本はすごい...!と感動しました。図も豊富でわかりやすく、授業に使えそうなものが沢山載っています。最近第3版が出ました。
『人間の本質にせまる科学―自然人類学の挑戦』東京大学出版会.
東京大学(出身)の自然人類学関連の研究者達が執筆しています。体系的な本というよりは各自の研究紹介という面が強いです。最後に載っている、「自然人類学を学べる大学院」のリストが有用です(2020年当時ですが)。
こちらは京都大学(出身)の自然人類学関連の研究者達が執筆しています。体系的に人類学が学べる構成になっているのが良いです。京大の強みである霊長類学の知識が多く、その反面遺伝学に関する情報は少ないです。
<古代DNA関連>
2022年にノーベル生理学・医学賞を受賞した、古代DNA解析の第一人者であるスヴァンテ・ペーボの著書です。どのようにネアンデルタール人のゲノム解読に至ったかが書かれ、研究のスリリングな楽しさが味わえます。自伝的な内容で、ゴシップ的要素もあり一般の人にも読みやすい本です。
以前こちらに書評も書きました。この時は受賞前で『ノーベル賞に人類学部門があったなら、間違いなく彼は受賞していたでしょう』と書きましたが、本当に受賞するとは...!
古代DNA解析のもう一人の大御所、デイヴィッド・ライヒの著書で、自身の研究成果を中心に、どのようにヒトが広まっていったかをわかりやすく整理して書いています。情報量が多く、何度読んでも「こんなことも書かれていたか」と学びがある本です。ペーボの本と比べるとややかための本ですが、知的好奇心が満たされる内容が詰まっていて、自然人類学や世界史が好きな人なら楽しめるおすすめの一冊です。
そのほか、時間がある時に更新します。