N P O 法 人 レ イ ン ボ ー 国 際 協 会



    長い間支えてくださりありがとうございました。            理事長 根岸 恒次

当協会は本年3月末日をもち、インドの子どもたちへの教育支援・生活支援を終了しました。長い間会員の皆様の温かいご支援をいただき、大半の子どもたちが自立して社会に巣立とうとしています。本当にありがとうございました。このご恩は、インドの子どもたちも決して忘れることはないでしょう。

思えば2000年、五十嵐薫前理事長がインド・コルカタに児童養護施設「レインボー・ホーム」を創立されましたが、諸事情により2015年の終わりに子どもたちを「ひまわりホーム」に移し、支援を継続してきました。

一昨年には現地の責任者だった井上副理事長が急逝され、子どもたちも成長して自立のメドが立ちましたので、昨年度の定期総会で子どもたちの支援終了を決めました。

当協会としては、子どもたちの支援に代わるインドでの支援活動を模索してきましたが、代案がないためやむを得ず、2024年度の途中をもち通常総会で会員の皆様の承認を頂いた上で、当協会を解散することになりそうです。

病弱だった前理事長の依頼を受け、2009年より約15年間、当協会のかじ取り役を任され活動してきました。力量不足で会員の皆様やインドの子どもたちの期待に沿うことができたのか甚だ心配ですが、皆様からの励ましにより何とか務めを全うできましたこと、心より感謝申し上げます。まことにありがとうございました。                      2024年3月31日

N e w s

〇2022年7月10日、本会の通常総会のあとに、3月に逝去された井上副理事長の追悼会がオンラインで行われました。当日はコルカタの子どもたちも参加し、彼らから井上さんへのメッセージを読み上げました。また、2009年12月に井上さんが初めて東京で講演会を開いた時の録音の一部を参加者全員で聴き、故人を偲びました。

〇2022年3月24日、現地在住の井上須美子副理事長が急逝されました。敗血症性ショックで肺炎を併発し、あっという間に帰らぬ人となってしまいました。インドの過酷な環境の中、マザー・テレサの施設「死を待つ人の家」で長年献身的なボランティア活動をされる傍ら、本協会が財政支援する「ひまわりホーム」の運営責任者として、子どもたちを支え、自立のために奔走されていました。心よりご冥福をお祈りいたします。

※井上須美子副理事長の写真をUPしました。下記「追悼・井上須美子」をクリックしてください。

〇日本の事務局は3月27日、緊急の理事会を開いて今後の対応を協議し、理事一同井上副理事長のご遺志を継ぎ、子どもたちが一人残らず自立するまで支援を継続することで決意を新たにいたしました。 

〇2022年2月13日(日)理事会とオンライン交流会を開催しました。交流会には、日本からは会員さんや関係者の方々、インドからは現地在住の井上副理事長と本会が支援している子どもたち、そしてホームを退所しすでに自立した子どもたちも参加し、にぎやかな会となりました。

〇2021年度クリスマス募金は、784,277円集まりました。いただいたご寄付は子どもたちの教育費に充てさせていただきます。ご協力ありがとうございました。

〇2023年3月24日、井上さんの一周忌にあたり、お姉さまにお花をお送りいたしました。現地コルカタでは子供たちがヒンドゥー儀式を行ってくれました。