クトゥルフ神話TRPG「星を漱ぐ白波」　 作者：回遊型ア式（かいゆうがたアしき）様

遠い昔、まだ生まれる前に聞いていたような、重く静かな音。‬

‪それとも、寄せては返す白いさざ波が産む、冷たい音だろうか。‬

‪肌寒さから貴方は目を覚ました。‬

‪全身の軋むような痛みに呻きつつも身体を起こす。‬

‪すぐ隣には、貴方のよく知るKPCがいた。‬

‪KPCは白く汚れの無い服を着ている。しかし、覗く生肌に擦過傷がちらほらと見受けられた。‬

‪空は陽が傾いていた。‬‪君たちは生き物の気配のしない美しい浜辺で寄り添うように眠っていたのだ。‬

‪「ここは一体何処なんだろうね」‬

‪やがて日が沈み、煌めく満点の星空が君たちを見下ろすだろう。‬

‪滅びを告げる赤い星が、息衝くように瞬きをした。‬

概要

　探索者 ：1名（KPCとのタイマン）

　想定時間 ：2～3時間程度

　ロスト ：RPメイン。EDにより後遺症が付与されます。永久ロストED有。

　秘匿HO ：有

　推奨技能 ： 特になし

　 ★☆☆〈目星〉〈英語〉〈天文学〉〈生物学〉〈博物学〉