ワークコーチング

実はわたしは......

メンタリスト・コーチング・コンサルタント…etc...

こういった職種が心底大嫌いでした。

小学校の時に、ちょっとしたことがきっかけで不登校になり、学校も先生も親も信用できず、今の世の中の教育の在り方などは真っ向全否定で当時から相当ひねくれていました。

そうしたことからの影響なのか上記の職種に対しては「大したこともできない奴らが口先だけで金をせびって大きい顔をしている職業」としか思っていませんでした。

教えるという仕事は相手の一生を左右しかねない重大な責任を背負うものであり、教えたことで相手の現実的な(もっと卑しい言い方をすれば経済的な)幸福度が上がったり、技術力が具体的に目に見える形で向上していないのならば「教えるという行為が失敗している」つまり効果の無い新興宗教・詐欺の類ではないか。

そんな考えがずっとあって、それが私にとっては正しく学校と言う場所であり上記職種だったのです。

運と、縁と、恩と、

そんな考え方がすこし変わってきたのは優れた師と先輩たちとの出会いからでした。

私には師匠と呼んでいる人物がいます。

師匠の言葉は私には衝撃の連続でした。

今まで教わってきたことと真逆なのに全く正しく、かつ歯に衣着せぬ大胆な物言いが面白く、大きな悩みだと思っていたことが急にちっぽけに感じてきて私の人生観は大きく揺さぶられたのです。

あのタイミングだからこそ衝撃が大きかったのかもしれません、あのタイミングでなければ師匠と呼んでいなかったかもしれません。

何しろ若かったですし人付き合いも殆どせずに生きてきた中で、世間の常識に果敢に爪を立てる痛快な人に出会ったのが初めてでした。

今でこそ広い世の中見渡せば、そう言った好骨漢は居るにはいますので本当に、ご縁とはタイミングです。

そんな師匠に掛けられた今でも忘れられない言葉があります。

「俺が教えた事によってお前が幸せにならなかったら、俺の教えている事なんて所詮その程度の価値しかないものなんだよ」

人は変わる、だが誰かの都合に合わせて変わるわけではない

もう一人印象深い人物は引越屋時代の先輩です。

沢山の素晴らしい先輩達に囲まれていたのですが、その中でも異色で私自身の仕事や教育に対する考え方に大きな影響を与えた人です。

現場の新任リーダーの一人として部下の動かし方が分からずスランプに陥っていた時期に、私のサポートとして彼とベテランの女子と3人で現場に向かいました。

私が「どうやってリーダーをやれば良いのか分からない」とこぼすと彼は一言「君のやりたいようにやればいいんだよ」とだけ。

いざ作業が始まると序盤は一緒に小物を持って運び出していましたが、中盤から中物・大物になると途端に流れが悪くなります。

私一人が梱包したりお客さんに捕まって説明したりしている側から2人は止まらずに荷物を片していきます。

現場は階段3階です。

明らかに2人だけが荷物を運んでいて私一人が浮いていました。

帰りのトラックの中、他の先輩だったら怒り心頭で怒鳴り散らしていたかもしれませんが彼はいつも通り気分良く鼻歌を歌っていました。

この時に自分に足りないものが何であるかハッキリと気付いたのでした。

自分が“できる”よりも難しい“できるようにしてあげる”こと

その日以来、私の頭の中のモヤモヤが一気に晴れ渡って現場に出た時に“迷う”という事が減少していきました。

人を使うことに対しても躊躇が無くなり、的確かつ最小限の指示の出し方や、やる気を起こさせる方法などを修得し、いつの間にか新人バイトの使い方が一番巧いという評価をされるようになりました。

そうした中で指示の出し方のみならず、関連して作業の成り立ち方や今まで気づかなかった業界の戦略や戦術にも気付くようになり、物事の深みとは何かを通暁したのです。

あの時、先輩が敢えて何も言わなかったから静かに自分を見詰め直せたのであって、あそこで何か言われていたら、言われたことを気にしてそんな考えには目を向けれなかったでしょう。

それからと言うものの“できる”ということを具体的に明確にしようと考えた時に、いかに世間で曖昧な概念が無駄に評価されているのか、表面的な肩書がどれほど無意味なものか思い知ったのです。

人間は誰しもできるようになる可能性を持って生まれてきます。

それが「教えればできる」「教えているのにできないのは本人の努力の問題」こんな勘違いが人をより一層“できない”に追い込んでいきます。

教えることより導くこと

私がこのホームページを通してお仕事として提案できる職種は何かと調べていたら一番近いものが「コーチング」であることを知りました。

師匠にせよ先輩にせよ私に変化をもたらした二人に共通していたことは、決して教えようとはしなかったことです。

日本語には薫陶と言う言葉があります。

元の意味は、お香を焚きながら粘土を捏ね、土自体に薫りを染み込ませながら陶器を作ることだそうです。

昨今の日本らしい表現をすれば「その人物が醸し出している空気感」でしょうか、もはやコーチングと言うものさえ超越していると感じますが。

一緒にいるだけで何か自分が成長したような気がする人、そんな人に出会えた人は超ラッキーです。

果たして私自身がラッキーと思ってもらえるような人間になっているのか、、、

それはさて置きどんな仕事でも、覚えようと思ったら「最初の一歩」が最重要です。

私の数少ない経験値から、私自身が実際に使って効果のあった方法で二種類のコーチングを実施できます。

youtubeなどで流すこともできますが「確実に効果を出す」と言うのを狙うと、直接会ってしかも人数を限定して行う必要があります。

やはりお話しだけでなく、みなさんに実際の動きを交えてやってもらった方が体感として腑に落ちやすいですし「わかった!」と言う瞬間の表情を見るのが楽しいですからね。

こんな人・こんな状況におすすめです

  • 片づけられない
  • 片づけ方が分からない
  • 仕事の段取りが悪い
  • どうやって仕事を教えればいいか分からない
  • 指示の出し方が分からない
  • 現場リーダーとして自信が無い
  • 小さな会社で社員数名だけど良い研修を探している

才能とか努力とかは必要ではありませんし、まったくダメダメで全然何もできやしなくても構わないのです。

安心してください、私もまったくできなかったのですから。