近年、超高齢化社会の中で脳血管障害や運動器障害の患者が普通に内部障害を併存している
という世の中になりました。重複障害の患者の急増を受け、理学療法士は専門がどの分野であろう
と内部障害を避けて通ることはできなくなったと言っても過言ではありませんが、理学療法士の内部
障害への理解はまだまだ十分とは言えません。
そして【心肺機能】の言葉が表すように心臓と肺を分けて考えることはできず、【心腎連関】
の言葉が表すように心臓と腎臓も分けることはできず、糖尿病性腎不全が例えば心臓に何も影
響を与えていないということはありません。そこで、呼吸器疾患、循環器疾患という疾患にとらわれ
ず、呼吸リハビリテーションや心臓リハビリテーションという言葉にとらわれず、全人的に医
療職として患者の内部で起きている障害を把握し、リスク管理をし、セラピスト業務を行える
理学療法士の育成に一助したいということが発足の目的です。
代表幹事:千木良佑介(高崎健康福祉大学)
幹事:櫻井敬市(前橋赤十字病院) 、小田貴弘(関越中央病院)、北岡清吾(足利赤十字病院)
設楽達則(群馬県立心臓血管センター) 、山口裕臣(群馬大学医学部附属病院)
佐藤綾子(群馬大学医学部附属病院) 、馬場 健太(公立藤岡総合病院)
相談役:土橋邦生(上武呼吸器科内科病院)