【レポート by くらも】

目黒駅から目黒通りを東へ進み、いくつ目かの信号を南に曲がって、住宅街の中を歩いていくと、芸術家の家スタジオが現れる。

重い扉を二つ開けて中に入ると、鮮やかな黄色い壁がまず目を引く。座面が赤いものが左、青いものが右と、二色の椅子が、綺麗に整列して並ぶ。壁にはロスコのような赤と黒の抽象画。実に目に鮮やかな空間だが、床がフローリング、椅子の背もたれも木製であるためか、優しさやあたたかみも感じるスタジオである。

小ぶりで可愛らしいスタインウェイのピアノで奏でられた曲の数々は、まだ演奏会のひと月前であるにもかかわらず、すでに空間に劣らぬ彩りに溢れていた。クラシック音楽に限られている、ということを忘れるほど、参加者の演奏はそれぞれの多様な個性が表れていた。

私語を控えた中でのリハーサルとした一巡目は、スタジオ内の空気も緊張感に満ちていたが、換気を挟んだ二巡目になると徐々に解きほぐれ、いつもの和やかな練習会の雰囲気になっていった。顔を合わせての会話も少なくなっている時勢柄、発表会前の不安や緊張感を共有できるこのような機会は、貴重だったのではないだろうか。

久しぶりの幹事という役割を、恙無く果たすことができたかは些か心許ないが、筆者自身は、参加者各位との交流を愉しみ、発表会に向けて意欲を高めることができた。運営陣の手厚いサポートと、参加者各位のご協力に心からの感謝を述べ、筆を擱くこととしたい。

【レポートbyキューピー】

今回の幹事を担当させていただいたキューピーです。

幹事を引き受けた際に、2月の発表会の約1ヶ月前ということで、なかなか人が集まらないかもしれないな…と思っていたのですが、蓋を開けてみればあっという間にエントリーが埋まっていき、一安心でした。

当日、小さめのスタジオに9人が集まりリハーサル開始。一巡目は本番同様私語無し、ということで緊張しつつ、みなさんの演奏に聴き入りました。

迫力のある曲、演奏が多かった気がします。

聞き応えのあるリハーサルでした。

運営メンバーだったのが4、5年前。幹事もすごく久しぶりでしたが、現運営の方々の手厚いサポートにより無事に開催することができました！運営のみなさま、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

このリハーサルで燃え尽きてしまった感じもあるのですが笑、発表会当日に向けて練習に励みたいと思います！