奈良県日本中国友好協会では、8月30日(土)、31日(日)、奈良県大宇陀にある、浄土宗報恩寺さまをお借りして、中国を中心とした留学生、日本人学生、計17名と奈良県日中5名、計22名で、「真夏の宇陀高原で異文化交流を楽しもう」と題して、一泊二日の合宿を行いました。
一日目は、お寺に15時に集合、オリエンテーションの後、近くの松山地区を探訪、ここは江戸時代初期から続く街並みで、2006年には重要伝統的建造物保存地区に指定されています。その後は近所の温泉「あきのの湯」にて汗を流し、報恩寺に帰り、精進料理を頂きました。食事の場には、地元の方も数名参加頂き、会話を楽しみながら、楽しく交流を行いました。
就寝は、男子は全員本堂にて、女子は3つの部屋で3~4人づつで雑魚寝を楽しみました。意外にも男子は静かに早めに就寝、女子は日付が変わるまでおしゃべりを楽しんでいたようでした。
翌日は6時20分起床、ラジオ体操のあと、住職とともに読経、講話を伺いました。仏教の歴史、インド中国とのつながりを教示頂きました。質疑応答では、結構鋭い質問もあり、学生たちからも非常に有意義な時間との感想がありました。
その後、裏山から太い竹を切り出し、竹を割って節を取り、流しそうめんの竹組を作る班と冷やしそうめんを作る班に別れ、全員で初体験の仕事に挑戦。流れて来るそうめんを賞味しました。日常の喧騒から離れた山寺での流しそうめんの味はまた格別、大成功でした。 来年も引き続き新しい企画を考え、地道な日中友好交流を続けていきたいと思います。
2025年6月1日開催
奈良市中部公民館にて当協会総会が開催されました。
第一部 総会は、昨年度の活動状況から本年度の事業計画、予算、役員人事などが議題として上がり、会員各位の過半数以上の賛同を得て、すべての議案で承認されました。
第二部では、覚茶道による中国茶の振る舞いがありました。
第三部懇親会では、希望者20名ほどが集まり、本部や他府県の日中友好協会、そのほかさまざまなことを会話し大いに盛り上りました。
今年度からは「静の行動」のみでなく「動の行動」にも積極的に取り組んでいこうと思います。
2025年1月21日開催
奈良県日本中国友好協会は、奈良地域中国留学生学友会、奈良県中国帰国者連絡会の三者合同で恒例の「新年の集い」を奈良女子大ラウンジにて開催しました。
この催しは「皆で手作り新年会」を合言葉にして留学生たちと一緒にメニューや出し物や抽選会などの企画から諸準備、手配の分担まで総力結集し開催しています。
当日はご来場の皆さんとともに和気あいあいと楽しく盛り上がりました。中国留学生を中心とした海外留学生、日本人学生で52名、中国残留帰国者家族14名、奈良県日中友好協会会員、準会員、関西地区他府県日中関係者に一般参加者を加え63名、総計129名の参加となり、若い方々の参加が半数を占め、エネルギー溢れる友好イベントとなりました。
会場には駐大阪総領事館から薛剣総領事、奈良県人見達哉国際課長、また特別ゲストとして高田将志奈良女子大学学長もお招きし一緒に楽しんで頂きました。
楽しい抽選会や余興、ゲストの宋茜さんの歌唱や葉衛陽さんの中国琵琶の演奏など、全員一つの輪になって盛り上がりました。今後もこうした「仲間と一緒につくる」ことに注力して日中友好活動に取り組んでいきたいと思います。
2024年11月26日、27日開催
去る11月26日(火)、27日(水)二日間にわたり、「茶道による日中交流」というタイトルでお茶のイベントを開催、初日は西大寺で大茶盛(日本の茶道)、翌日は大安寺で覚茶道の献茶会(中国の茶道)日中双方のお茶文化を体験し、共通文化である「お茶」をテーマに心の交流を図ろう というものです。
この行事は奈良県の「奈良県在住外国人コミュニティ活動」の認定を受け、実施されました。
当友好協会の2024年度方針「中国を知る」に沿った、お互いを知って更に交友を深める素晴らしいイベントになりました。西大寺の大茶盛体験には、日中友好協会関西ブロック協議会メンバーも参加、また大安寺の献茶式には、中国からの留学生や奈良県中国残留帰国者のメンバーも参加、様々な方たちが共に出会い、語らうあたたかい集いとなりました。2025年度もまた、いろんな新しい取り組みを企画していきたいと思います。
11月26日(火) 14:00~16:00 西大寺大茶盛式 34名参加
11月27日(水) 14:00~16:00 大安寺 覚茶道献茶式 41名参加
◆覚茶道(覚茶道HPより)
◆大茶盛(大安寺HPより)
2024年11月3日~8日
中華人民共和国駐大阪総領事館主催の湖南省訪問に奈良県日中友好協会から4名が参加させていただきました。
長沙市のにぎやかで現代的な光景から、懐化市や張家界市の少数民族や自然あふれる風景まで、とても貴重な経験をさせていただきました。
報告書にまとめました。download
2024年10月27日開催
奈良市中部公民館にて第42回中国語スピーチコンテスト奈良県大会を実施しました。
本年は19名の参加で、皆さん日頃の練習の成果を思う存分発揮されました。
今回は特に高校生の活躍が目立ち、発音・声調のみならず、表現力もすばらしい発表を聞かせてくれました。
朗読部門では大学生一名(天理大学)、スピーチ部門で高校生一名(奈良県立国際高校)が本選への推薦を受けました。来年1月の本選では是非頑張っていただきたいと思います。
また審査中の時間を活用して、2024年日中友好大学生訪中団第二陣に参加された天理大学の田中喜心さん、吉田頼親さんお二人から、訪中のご報告をして頂きました。上海・成都・北京を訪問されまさしく「中国を知る」を体現されたお二人の報告は、後輩にあたる高校生参加者や一般の方々にも大きな刺激になるお話でした。
これからの日中友好のあり方を教えてくれた気がします。
スピーチコンテスト入賞者
2024年日中友好大学生訪中団のお二人
2024年8月30日開催
8月30日(金)台風10号の直撃を受けた岡山市で、大阪総領事館、西日本地区日中友好協会主催の、第7回西日本地区中日交流大会が開催されました。
大阪からの移動は、往復バス2台、新幹線(当日は大阪~広島のみ運転)に分かれて移動。四国からは瀬戸大橋がストップで、参加者ゼロでしたが、台風の中にも関わらず、西日本地区から700名、奈良県日中からも天根会長以下5名が参加しました。
~友好の伝統を受け継ぎ、共に良き未来を築こう~ のテーマで、主催者代表として薛剣駐大阪総領事、大阪府日中梶本会長がそれぞれ挨拶を述べられました。
呉江浩中国大使、宇都宮德一郎日中友好協会会長も祝賀メッセージを寄せられ、代読されました。
挨拶、基調講演の後、地元高校の太鼓の演技、岡山地元高校の中国訪問交流発表があり、場を盛り上げてくれました。19時30分に会場を出発し、皆さんがお家に着いたのは、日付が変わる直前でした。ご参加の皆様、お疲れさまでした。
薛剣総領事ご挨拶
岡山の地元高校による
中国訪問交流発表
会場風景
2024年5月26日開催
奈良市中部公民館にて当協会総会が開催されました。
第一部 総会は、昨年度の活動状況から本年度の事業計画、予算、役員人事などが議題として上がり、会員各位の過半数以上の賛同を得て、すべての議案で承認されました。
第二部では、奈良県知事公室国際課から講師を派遣頂き、「中国の今の暮らし」をテーマに講演をいただきました。コロナ禍にあって、2020年以降中国訪問の機会が皆無の状況でしたが、今回の講演で、中国の「Z世代(現在10代~20代)」のファッションや文化など、スライド中心に講演をいただき、参加者から「この4年間の若者世代の大きな変化を知ることが出来た」との高い評価を頂きました。
また、場所を移しての第三部懇親会では、中国駐大阪総領事館から方煒副総領事も駆けつけてくださり、講演講師も加わって参加会員も大いに盛り上がりました。今年一年、奈良県日本中国友好協会は友好の原点である「中国を知る」にフォーカスし、小さな友好を積み重ねていきたいと思います。
2024年2月3日開催
奈良女子大学にて奈良県日中友好協会、奈良地域中国留学生学友会、奈良中国帰国者連絡会合同の2024年新年会を開催しました。
4年ぶりの新年会開催となりましたが130名の方に参加していただけました。
今年の新年会には中華人民共和国駐大阪総領事館 の薛剣総領事もご参加くださりました。
また、中国楽器の演奏、ダンス、詩吟と書写、留学生による歌や楽器演奏、豪華商品の当たるくじなど、さまざまな催し物により盛大に盛り上がりました。
サプライズとして、ソプラノ歌手 宋茜さんによる歌唱、中国琵琶奏者 葉衛陽さんによる中国琵琶の演奏により老若男女問わず全員で大いに楽しみました。
今年一年のさらなる日中友好のための好調なスタートを切ることができました。
2023年10月22日開催
奈良市中部公民館にて第41回中国語スピーチコンテスト奈良県大会を実施しました。
本年は昨年(18名)を上回る20名の参加で出場者は日頃の練習の成果を、思う存分発揮されました。
なかでもスピーチ部門で優勝された方は、内容・スピーチともに審査員の先生からも高い評価を得、東京本選に推挙されました。
このほかにも朗読部門一般の部、中高校生の部、大学生の部から各一名が本選に推挙され、奈良大会から4名の方を本選に推挙しました。本選の活躍が楽しみです。
また審査中の時間を活用して、本年は中国ゆかりの漢詩「春望 杜甫」を留学生による朗読とともに、奈良教育大学大学院教育学研究科 伝統文化教育・国際理解教育専攻2回生 井上寿美先生(吟号 彩世)による詩吟披露、また、漢詩「静夜思」を井上先生の詩吟と本会の何成鋼副会長の揮毫(書道吟)披露で大いに盛り上がりました。
スピーチコンテストの場を活用して、中国から伝わった漢詩と詩吟、書道吟の融合で日中友好にふさわしい会となりました。
2023年10月7日開催
奈良市漢國神社(境内に中国から饅頭を伝えた林浄因命を祭った林神社がある)社務所をお借りして、標題のイベントを開催しました。
駐大阪総領事館の全面的なご協力のもと、奈良地域中国留学生学友会の皆さん、23 名(女性 18 名、男性 5 名)を対象に、浴衣の着付け、そして日本舞踊の所作を日本舞踊の師匠である、美華文輿(みはなあやよ)先生のご指導の下、和気あいあいの和やかな、かつ賑やかな雰囲気で浴衣の着付け、そして日本舞踊の決めポーズをご教授頂き、一人一人写真撮影に臨みました。また、わざわざ京都から漢服クラブの方が正式な漢服をまとい、二胡を演奏して頂きました。浴衣と漢服の織りなす、日中平和条約締結 45 周年にふさわしい交流事業になりました。着付け実習後の浴衣、帯、扇子をプレゼントし、和の文化を今後とも味わって頂くことにしました。
私たち奈良県日本中国友好協会は、どんな環境下にあっても、こうした民間交流、老若交流を一つ一つ積み重ねて参りたいと考えています。
2023年5月28日開催
奈良県日本中国友好協会の総会を開催しました。
ご出席いただきました会員の皆様ありがとうございました。
2023年4月27日開催
大阪府・奈良県の両日中友好協会合同で「瓊花(ケイカ)」を愛でる会」を開催しました。 これは奈良県日中でイベントを企画していたところ、大阪府日中友好協会からもお声がけを頂き、双方の交流会の意味合いも兼ねて開催しました。 中国駐大阪総領事館から、方煒副総領事以下4名をお迎えし、大阪会員18名、奈良会員20名、合計42名が参加、唐招提寺講堂にて本尊弥勒菩薩坐像の傍らで石田太一執事長からご講話を頂き、それぞれが鑑真和上の穏やかな晩年に想いを馳せていました。
その後、唐招提寺境内御廟(鑑真和上のお墓)で読経の後、御影堂に移動、甘い香りが漂う瓊花を堪能しました。 前日の雨からうって変わっての晴天、絶好の「瓊花日和」となりました。
写真撮影のあと、場所を唐招提寺近所のおそば屋さんに移し、大阪・奈良日中友好協会の交流懇親会を実施、和気あいあいとお互いに近況を語り合い、時間のたつのも忘れてしまうほどでした。
日中平和友好条約締結45周年、様々なイベントが催されると思いますが、今回の「瓊花を愛でる会」は、鑑真和上という繋がり、ご縁を背景に「平和」にふさわしい、まさに格好の日中友好イベントであったと感じました。
講堂を背景に記念撮影
瓊花を見ながら記念撮影
(中央左方煒副総領事、右から3人目石田執事長)
御影堂と瓊花
2022年11月23日開催
「日中国交正常化50周年・宋茜来日30周年記念コンサート“歳月如歌”」は定員300名のホールに立ち見客がでるほどの盛況ぶりでした。
当日にボランティアとして活動いただいた留学生の皆様には厚く御礼申し上げます。
2022年6月19日開催
奈良県日本中国友好協会の2022年度総会に関しまして、予定通り無事開催させて頂き、結果、すべての議案に関し承認されました。やむを得ずご欠席された会員各位に対し、ご報告方々ここに謹んで厚く御礼申し上げます。
2022年4月10日開催
奈良市中部公民館大ホールにおきまして、奈良県日本中国友好協会女性部主催で、春季講演会を開催しました。参加者は約120名にのぼり、300人収容の大ホールでしたが、コロナ対策で最大150名を想定、満杯に近い状態で盛況に開催されました。
私たちの身内である、西野知賀子副会長を講師として、自らの体験と調査を基にした「昭和20年8月20日」という敗戦直後の内蒙古、蒙古自治邦政府の首都、張家口から奇跡の脱出のお話を頂きました。
当時の時代背景、そして隣の満州国の状況との比較から、多くの中国残留婦人、孤児たちを生んでしまった満州国、一方で在留邦人全員が奇跡的に早期に帰還を果たした蒙古自治邦政府、その対応に何が違ったのか、現在の私たちに鋭く問いかける講演でした。
2021年10月24日開催
コロナ禍でスピーチコンテスト開催中止の地域も多い中、去る10月24日(日)奈良市中部公民館におきまして、当会主催の「第39回全日本中国語スピーチコンテスト奈良県大会」を昨年に引き続き実施しました。
本年の特長は、高校生の参加者がコロナの影響で授業が進まず、このスピーチコンテストへの参加が難しくなりましたが、反面一般の部で「奈良外国語観光ガイドクラブ」の皆様のご参加により、ほぼ昨年並み21名のご参加を頂きました(別表参照)。
特筆すべきは、中高生朗読部門で、初めて中学生が参加してくれたことであり、参加者年代の広がり、幅の広がりに今後の発展を期待することができました。
2021年9月26日開催
奈良市中部公民館大ホールにおきまして、奈良県日本中国友好協会が世話人を務める「日中友好奈良県サミット」が開催されました。
合計33名の参加者のもと、本年は奈良県と中国陝西省の友好締結10周年の記念すべき年であり、当会議の主テーマとして取り上げるとともに、またこれを契機に更なる友好活動を目指すという意味で「今まで、これからもっと!」を2番目のテーマに上げました。
駐大阪総領事の薛剣閣下からお祝いのビデオメッセージを頂戴し、また陝西省人民対外友好協会からもビデオメッセージを頂きました。
奈良県知事公室国際課の辻祥子課長から「奈良県と中国陝西省との交流」というテーマで講演を頂き、この会議に花を添えて頂きました。
そのあと、中国人留学生からのお祝いメッセージ、奈良県都市と中国都市との友好交流のお話と続き、中国帰国者連絡会の面々による、板胡、二胡の演奏で締めくくって頂きました。
この会は、奈良県日本中国友好協会が中心となり、日中交流の源である奈良県で活動するそれぞれ日中友好団体が一堂に会し、相互交流し、協力することで各団体の活動成果の高揚を期すことを目的とし、2018年初めて開催しました。