概要: 細胞様液滴は細胞の構造や機能を液滴内で再構築するものである。本発表では、細胞サイズ液滴内での液液相分離やその可逆制御、さらに生体分子の局在制御について報告し、薬剤評価系としての利用可能性を議論したい。
概要: 化学センサは目には視えない分子の情報を可視化するツールであり、長年にわたって研究されている。しかし身の回りを見渡すと、物理センサと比べて普及しているとは言い難い。
その状況を打破すべく、発表者は機械学習を活用した実サンプルの化学センシングに挑戦している。その詳細を報告する。
概要: 粒径が1マイクロメートル以上の袋状脂質二分子膜をジャイアントベシクルとよぶ。細胞膜と同じ構造と大きさをもつことから、ジャイアントベシクルは細胞の化学モデルとして注目されている。今回、近年取り組んできた、ジャイアントベシクルを用いた人工細胞型センサーの開発について紹介したい。
概要: BNCTの奏功に必須となる 10B 原子のがん特異的送達を可能とするフッ素含有ホウ素薬剤の開発、および BNCT の効果予測に重要な 10B 原子の存在量とその局在を可視化する蛍光センサーの開発について、これまでの研究進捗を紹介する。
概要: 脂質膜小胞として、リポソームや細胞外小胞エクソソームを用いたDDS開発に取り組み、最近では細胞療法に資する機能性マテリアルの開発とがん免疫療法への応用に取り組んでいる。これらの研究に関する研究進捗を紹介する。