Post date: 11-Aug-2012 12:45:28
「今森光彦の魅せる切り紙」- 今森光彦(2008) 山と渓谷社
この本には野菜や虫など身近に目にするものがたくさん登場します。それらはみんな、カッターを使わずにはさみだけでできるシンプルなデザインばかりです。
はじめに... カッターを一切使わずに、はさみだけにこだわっているのには、わけがあります。カッターの場合は、机に下向きになって作業をする必要場ありますが、はさみは、顔をあげながら切ることができます。この自由さに僕は魅力を感じます。...この平易さが、自然をモチーフにして切る場合には、かかせない要素だと思います。好きな生き物や植物達を見つけたら、はさみと紙をもって、じっくり観察しましょう。まずは、身のまわりの自然からスタートです。(p.6)と著者は書いていますが、実は今森さん、自然をとる写真家です。昆虫の本などもたくさん出版されています。「じっくり観察」した成果なのでしょう、子どもにも切れるシンプルなデザインなのに、とても魅力的なすてきなものが出来上がります。上の写真は子ども達の作品です。最初は子ども達が切れるように、本を見ながらデザインを写し取ることばかりしていたのですが、自分もやってみると、これがなかなか楽しいのです。数分ですぐできるのにできあがりがかっこいいので、満足度が高いです。子ども達ももっともっと!と次から次へと切りたがるので、用意した型紙がすぐなくなって自転車操業で切っている横でまた型紙を作るはめになったほどです。