@Ayane Shindo
① 楽器をはじめたきっかけは?
通っていた小学校にブラスバンドクラブがあり、小学校1年生の時に先輩が吹いているフルートを見て「あれ絶対にやりたい!!!」と一目惚れしたのが始まりです。ブラスバンドには小学校5年生にならないと入れなかったので、時が経つのを待ちました(笑)(当時はフルートを習い事にするという考えが全くありませんでした笑)ところが、やっと5年生になってすぐ入ったはいいものの、フルートが大人気すぎてジャンケンで負け……10ヶ月程クラリネットを吹きました。でもフルートに熱い憧れがあった私はクラリネットが想像以上に楽しくなく……(クラリネット奏者に怒られる…😂!)先生に懇願してフルートに変えてもらったところからスタートしました。
② 音楽をやめたいと思ったことはありますか?
正直何度もあります。私よりも才能のある人は計り知れないほどたくさんいる中で、私はセンスがないのに音楽を続けている……この道で本当にいいのだろうかと特に音大時代は悩むことが多かったですね。(悩んでいた当時のことを今振り返ると、実力社会で常にオーディションなどをこなす、成績順で出演できるものが決まるなど、競争が激しかったのも要因だと思います。)
なかなかうまく演奏出来ないなと悩むことはもちろんありますが、今はやめたいとは思わなくなりました。私にとって音楽は、楽しい時も辛い時もいつ何時も傍にあってくれる大切な存在です!
③ 毎日練習しますか?
学生の頃は毎日練習をしていました。フリーランス奏者になってからは仕事の合間を縫ってなるべく毎日練習するようにしています。(最近は旅行にも行くようになったので、練習をしない時ももちろんあります!)練習ができない時は、音源を聴いたり楽譜を読んだりして効率的に過ごしています。
④ 子どものとき毎日練習していましたか?
小学生の頃のことは憶えていないのですが…… 中学生〜大学院を修了するまでは、毎日練習していました!
⑤ 子どものどのくらい練習していましたか?
例えば、中高時代は吹奏楽部で7時間+自分の練習で3時間くらい練習していたように思います!今考えると恐ろしい体力…(笑)
⑥ フルートはいつからはじめて、どれくらい練習するんですか?
11歳になりたての頃に始めました!はじめたての頃は嬉しかったので毎日フルート触ってましたね♪
中学高校は吹奏楽部と外部でジュニアオーケストラにも所属していて、週6〜7日活動していたのと、家でも吹いていたので基本少なくとも毎日3時間くらいは練習していました。
⑨ 今日弾いている楽器以外で弾ける楽器はありますか?
オカリナを演奏・指導しています!あとピアノも少々…(大学に入るために習ったのと、教員免許取得のために学生時代は頑張っていました!笑)
⑩ 歌もお上手なのですか?(音痴じゃないですか?)
自分で言うのもお恥ずかしいですが……カラオケは基本高得点です!笑
⑪ 絶対音感はありますか?
楽器の音はわかります。が、「机を叩く音がなんの音か」のようないわゆる雑音の音感はありません。
⑫ もうすぐ発表会ですが、なかなか練習がうまくいきません。どうしたらいいですか?
私もなかなかうまく演奏出来ないこと、今でもたくさんあります。「どうしてこんなこともできないのだ……」と悲しくなりますが、上達の通過点だと捉えるようにしています。焦っても得することはないので、まずは落ち着いて冷静に練習することが大切です♪本番で演奏している自分をじっくりイメージしてみてください。「練習とは偶然を必然にすること」これは私の師匠の言葉ですが、本当にその通りでいつでも同じクオリティで演奏するための良質な反復練習はとても重要と考えています。
⑬ 発表会などで、緊張してしまいます。どうしたら緊張しませんか
私も学生時代はかなりの「あがり症」でした。いまだにコンクールやオーディションなど先の未来に影響する本番は緊張してしますが、大学時代にお世話になっていた先生に「緊張して上手に吹けるなら緊張したほうがいいけど、そんなことはまずないからリラックスして臨んだほうがいいよね!」という教えを今も大切にして、そうマインドコントロールすると極度の緊張状態(震えるなど)ではなくなれます。それと、緊張するのは練習しきれていないことなどに心残りがあるからだと思うんです。「ここまでやったんだから、絶対大丈夫!」と思えるように準備することも大切と思います。
⑭ 楽器を持って演奏者として感じること、思うことはなんですか。
いろんな物事が便利になった時代ですが、生の音楽はこれからも心を豊かにするものであり続けてほしい、私もそう思っていただけるような演奏者として益々邁進していきたいと強く思っています。
⑮ MCや歌唱はマイクやスピーカーを使用して、会場の広さに合わせて音量を調節していると思うのですが、楽器の場合はどのようにされているのですか。ソロとアンサンブルで音の出し方に違いはありますか。
アンサンブルではより、音量のバランスやハーモニー、音色を揃えることは意識的にしています。耳でお互いの音を聴き合うこともかなり重要です。同族楽器では簡単なことでも他族楽器だと難しいこともありますが、共演者への配慮、思いやりも大切だと思います。
楽器の音量は、フルートの場合は息のスピード・圧力、アンブシュア(口の形)のコントロール、ヴィブラートの速さなどで変えています。
⑯ なかなか集まれないメンバーとアンサンブルをするときは、どのように合わせる練習をするのですか?
(予定の調整に努めるのは大前提のことではあるのですが…)アンサンブルする上で信頼関係はかなり重要と思います。長く一緒に演奏してきている間柄ですと、「この方はこう演奏してくるだろう…!」「今こう演奏したから、次はこう表現するのが自然だろう…」などとその場で生まれる音楽を感じ取って演奏していることもあります。(それがとても楽しいのです…!!♡)
⑰ 本番中の(面白い)ハプニングのエピソードがあれば教えてください
学生時代、フルートオーケストラの演奏会でソロを吹く席(トップ)だった時に、楽譜を楽屋に忘れて舞台に上がったことがあります…!!必死に隣の子の楽譜を横目で見ながら演奏した記憶があります。それ以来、紙の楽譜を本番で使用する時は入念に確認してから舞台に上がるようになりました。笑
⑱ 今橋さんが演奏される時に足元に置いてあるものは何ですか?
iPadで楽譜を見ているのですが、譜めくり(楽譜のページを進める)するためのペダルです。Bluetoothでペアリングして使用しています。楽譜も電子化で見る時代…便利な世の中になりましたね。