真言宗智山派
音無山 光明寺
武州八十八霊場 第二十二番
当山は、真言宗智山派 音無山光明寺と称し、入間郡越生町、法恩寺の末寺です。永禄3年(1560年)伝燈大阿闍梨・慶栄和尚の中興と伝わるが、開山は榮道和尚と云われるも年代不詳、しかし本尊不動明王を初め五大尊は弘法大師の作であると伝えられている。豊臣秀吉による小田原城攻めに際し、天正18年(1590年)前田利家より発給された禁制と慶安2年(1649年)寺領5石5斗の朱印を賜り、以後歴代将軍の朱印状9通あり。庭には弘法大師が掘ったとされる杖跡のお加持水(井戸)、金剛界大日如来の種子を形どる梵字の池、薬師堂南側に琉璃の池と点在しているが、それぞれ水絶えることなく、産後の諸病治癒にその効あらたかなりと伝わり現在に至る。無住職の時代もあり、その間数回に渡り火災の被害に遭い大部分の古い資料(過去帳など)が焼失している為に詳細が判明しないのが非常に残念ですが、中興450年以上経過している古刹の寺院です。(武州八十八霊場 第二十二番)
新編武蔵風土記稿よる光明寺の縁起
【玉川郷】
光明寺
新義真言宗、入間郡今市村 法恩寺末、音無山と號す、慶安二年寺領五石五斗の御朱印を賜ふ、本尊不動明王は長一尺七寸許脇侍あり、又傍に薬師の像を安置、共に弘法大師の作なり、開山を榮道と云、示寂の年代詳ならず、天正十八年 前田利家が出せし制礼を蔵す、其文左の如し
武蔵國妙覺郷 光明寺
一 當手軍勢甲乙人等濫妨狼籍事
一 放火事
一 對地下百姓等非分之儀申懸事
右條々堅令停止訖、若於違犯之族者、勿可被處嚴科候旨、依仰執達如件、
天正十八年五月日 筑前守印
(新編武蔵風土記稿より)
● 4日 薬師縁日(平松2組)午後3時~
●12日 月並報恩講
●21日 月並御影供
●28日 護摩修行 午前8時~
護摩修行 午前8時~(午前7時30分~祈願読経)
※護摩修行は、住職の都合により28日前にお勤めする場合がございます。ご了承ください。
※Facebook・Instagramにて事前にお知らせをいたします。
※護摩修行は檀信徒以外の方もご自由に参拝できます。
●1月5日 光明寺祈願会
●1月8日 初薬師
●1月18日 初観音
●1月18日 初詣(川崎大師)
●1月21日 初大師
●1月24日 初地蔵
●1月28日 初不動
●3月30日 山の清掃
●4月8日 花まつり
●5月18日 霊園清掃
●6月29日 霊園清掃
●7月27日 霊園清掃
●7月27日 盆供料等納入日(午前中)
●8月14日 施餓鬼会
●8月31日 霊園清掃
●9月28日 霊園清掃
●10月4日 薬師縁日(平松2組)
●12月8日 納め薬師
●12月9日 第二十四世宥常忌
●12月12日 冬報恩講
●12月18日 納め観音
●12月24日 納め地蔵
●12月28日 納め不動
10月28日(火)午前8時から護摩修行を勤修
五大尊・矜羯羅童子・制多迦童子
本尊不動明王を初め五大尊は弘法大師作と伝わる。6.6寸(約20㎝)と小さいながらも五大尊が厨子に安置されています。
※不動明王とは仏法を守護し、人々を災いや迷いから救ってくださる仏さまです。真言宗では、真言宗の本尊 大日如来の化身と見なされているので「大日大聖不動明王」と云います。
※五大尊とは不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王の五大明王の総称です。
薬師堂は明治17年3月に隣村の日影村から起こった大火災により全山焼失、その後再建し時代は明治31年頃の建立とされる。寺周辺が山岳修行として栄えた際には修験道場の奥の院として、この薬師如来像を祀ったと云う説があります。
薬師堂の裏に琉璃の池があります
昭和53年7月25日指定(玉川村)
平成18年2月1日指定(ときがわ町)
戦国時代末期、豊臣秀吉の小田原方丈攻めに際し、その臣前田利家は北国軍として、群馬県碓氷峠越えで関東に侵入し北条方の支城を攻略して行きました。この禁制は、天正18年(1590年)5月前田利家が北条方のこの地方の拠点松山城攻めに際し、光明寺に対して下したものです。内容は、治安の維持回復のために乱暴や放火を禁じたものです。
平成20年3月 ときがわ町教育委員会
平成31年 梵字の池を修復再建
平成31年 梵字の池を再建記念として不動明王立像を建立
弘法大師杖の跡(一度も水が絶えたことがない)
干支の守り本尊
光明寺の参道入口に6基の石仏・供養塔が覆い屋の中に祀られています。
①光明真言供養塔(写真左端)天保3年(1832年建立) ②延命地蔵菩薩立像(写真左から2番目)銘文なし ③地蔵菩薩念仏供養塔(写真左から3番目)享保4年(1719年建立) ④六地蔵塔(写真中央)寛文11年(1671年) ⑤如意輪観音廻国供養塔(写真右から2番目)寛政5年(1793年建立) ⑥如意輪観音供養塔(写真右端)享和4年(1804年建立)
猿田彦大神とは天照大神から天孫降臨の際の道案内を任される。容姿は鼻が長いことから天狗という説もあります。また力が男性のように強く教育にも優れ、子宝や良縁の御利益もあり、その力強いエネルギーは、不安や迷いを打ち砕き、正しく進むべき道に導いてくれる神様です。交通安全の神様としても知られております。
光明寺では毎月28日、お不動さまのご縁日に際して午前8時から護摩修行をお勤めいたします。宗派や菩提寺など関係なくどなた様でもご自由にお参りいただけますので、お気軽にお越しくださいませ。
※午前7時30分から祈願のお経が始まりますが、護摩修行は午前8時からです。
※住職の都合により護摩修行を28日前後にお勤めする場合がございます。その際は事前にお知らせいたします。
御朱印は随時受付しております
玉川霊園は豊富な自然に囲まれ、静かで落ち着いた雰囲気の中、ご家族の皆様が安心してお墓参りできる霊園です。
墓地をお求めの方は随時受付しております。お気軽にご相談ください。
当霊園の指定石材店は、新穂石材、新穂メモリアルエイドの2社です。
JR八高線 明覚駅 車で約6分 徒歩で約30分
JR八高線・東武東上線 小川町駅 車で約13分
JR八高線・東武越生線 越生駅 車で約15分
東武東上線 武蔵嵐山駅 車で約12分
関越自動車道 東松山ICから約20分
関越自動車道 武蔵小川ICから約20分