よくある質問

注意事項

  • このページでは、質問の多い項目に対する簡単な回答を行っています。
  • ただし、この中の情報にはいくつか古いものがある可能性もあります。
  • 順次更新をおこないますので、申し訳ありませんがお待ちいただきますようお願いします。

質問と回答

編入試験について

基礎工学部と工学部の両方を受験することはできますか?

可能です。編入学試験は各大学の学部単位で行われるため、日程が重複しなければ基礎工学部と工学部の両方、あるいは他大学を併願で受験することが可能です。

専門を変えたいのですが、可能でしょうか?

可能です。阪大の編入試験の募集要項でも受験学科に対し何ら縛りはありません。受験報告書をご覧いただけば分かるように、実際に、大学から専門を変えた方が過去に何人かいらっしゃいます。特に基礎工学部の数理科学コースなどは高専に対応する学科がないため、必然的に専門を変えることになります。しかし、合格した場合でも単位認定が少ない、基礎知識がないため授業についていくのが大変、など苦労されるかもしれません。専門を変えようとしている人は、まず大学でやりたい専門の基礎を本を読むなりして調べてみましょう。実際に編入した先輩の話を聞いてみるのも良いかもしれません。

過去問はどこにありますか?

基礎工学部、工学部ともに、編入試験の過去問を公開しています。ただし、過去問の請求は、高専の学校長を通さなければなりません。一度、出身高専の教務係へ相談してみましょう。

おすすめの参考書はありますか?

受験報告書を参考にしてください。

編入試験に関する大学への質問は、どこへすれば良いですか?

まずは、大阪大学の入試情報のページ(基礎工学部は こちら 、工学部は こちら )をご覧ください。

高専会でも、質問を受け付けています。こちらからコンタクトを取ってください。

試験時の服装は?

1日目の筆記試験では、スーツでも私服でも良いようです。比率は半々程度でしょうか。試験に集中できる服装をお勧めします。面接は、スーツを着用してください。

口頭試問は何分くらいかかりますか?

時と場合と先生方の興味によると思われますが、短い方で5分、長くて15分といった感じのようです。

工学部の出願資格に「推薦のある者」とあるのですが、席次があまり良くありません。

高専によりますが、基本的に学校推薦は、「頼めば書いてもらえる」ものという感じだと思います。担任の先生と相談してみましょう。

高専での成績の重要度は?

基礎工学部の場合、基本的に当日の試験の出来が重視されるようです。30番台で合格した方もいますし、反対に、席次が1位にも関わらず不合格になったという話もあるようです。

工学部は、公開されている募集要項(入試情報ページ)に総計850点中調査書が200点を占めると明記されています。

席時に関わらず、当日の試験で全力を出せるよう頑張ってください。

工学部と基礎工学部の違いはなんですか?

受験生からよく尋ねられることでもあり、面接でもよく聞かれるようです。

歴史的には、大阪大学の工学部・理学部の先生方が協力して昭和36年に基礎工学部が設置されました。ですから、工学部よりも基礎工学部が理論よりであるといえると思います。

ですが、詳しいことは各自学部や研究室のHPをみて調べてください。

  • キャンパスについて

基礎工学部は豊中キャンパス、工学部は吹田キャンパスにあります。ただし、大学院に進学した場合、情報科学科(大学院情報科学研究科)については、一部の研究室を除いて吹田キャンパスに移転します。受験を検討されている方はご注意を。

大学院情報科学研究科の研究室が、基礎工と工学部のどちらに属しているのかがわかりません。

基礎工学部の情報科学科と工学部の情報通信工学科目は、大学院の進学先が同じ情報科学研究科なので、混乱される方もいらっしゃるかと思います。各研究室の属する学部は、それぞれの学部・学科のホームページで確認することができます。

基礎工学部・情報科学科: http://www.ics.es.osaka-u.ac.jp/about/lab-j.html

工学部・情報通信工学科目: http://www.ise.eng.osaka-u.ac.jp/

基礎工の研究室の中に、「協力講座」とかかれているものがありますが、学生から見れば、他の研究室と実質的な違いはありません。先生方は基礎工の講義を担当されていますし、情報科学科の学生は、4年次の卒業研究の配属先として選ぶことができます。

情報科学科には、計算機とソフトウェアの2コースがありますが、これらの違いは何ですか。

基本的に違いはありません。いずれのコースも、同じ講義室で同じ講義を受けます。卒研配属にも影響しません。ですので、特にこだわりがなければ、名前で選んでしまっても良いような気がします。

昔々、コース別にカリキュラムが違っていた時代があって、その名残が名前に残っているらしいです(サークルの人から聞いた)。現在の計算機とソフトは全く同じです。(すかいゆき)

工学部と基礎工学部の試験の傾向を教えてください。

基礎工学部は問題の難易度が比較的高いようです。分からない問題があっても、最後まであきらめずに考えることが大切です。1科目でミスをしても、他の科目で挽回して合格した方が過去にたくさんいらっしゃいます。受験報告書をご覧ください。一方、工学部は、基本的な問題をいかに正確に解くかがカギになるようです。

予備校などに通われていた方はいらっしゃいますか?

編入専門の予備校というのがあるそうですが、(高専からの)編入生のなかでは、予備校に通っていたという話はあまり聞きません。

ほとんどの方は、自分で過去問から傾向と対策を練って合格されているようです。しかし、一番大切なのは、自分に合った勉強法を見つけることです。予備校に通うのも、一つの選択肢ではあるでしょう。

高専の同じクラスからは1人しか合格しないのでしょうか?

そんな事はありません。同じ学部の同じ学科に、同じ高専の同じクラスから3人合格した例もあります。

筆記試験で足きり、ということはあるんでしょうか?

筆記試験の結果にかかわらず、面接は必ずしてもらえます。ただ、筆記試験の出来によって雰囲気は変わると思います。

シャープペンシルは使用不可なのでしょうか?

募集要項には「鉛筆を使用すること」といった文言がありますが、当日の試験でシャープペンシルを使っている受験生もかなりの割合でいます。

両方用意しておき、試験監督に確認を取るのが良いでしょう。

合格後について

入学前に何かやっておいた方が良い事はありますか?

情報科学科:

  • LaTeX

情報科学科では、LaTeXの知識は必須です。レポートは、LaTeXで作成することが義務付けられていますので、関連書籍一冊くらいは持っていると、後々便利かもしれません。編入生はただでさえ忙しいので、大学にはいる前に少しはLaTeXを使えるようになってた方が楽だと思います。

LaTeXはそんなに難しくないので、大学に入ってから使うようにしてもあまり問題はないかもしれませんが、できれば早め早めに。

  • UniX

Unix端末の使い方は、ある程度知っておいたほうが良いと思われます

  • 数学

もしやれるなら、ヒルベルト空間、関数空間のノルム、C-1級、確率の基礎(ベイズの定理、確率変数、分散、正規分布など)辺りの言葉を理解しておくと、数学の授業が楽になるでしょう。

数理科学コース

数学をメインにしたコースですので,いわゆる大学教養課程の数学+α、具体的には集合論・位相空間、ε‐δ論法を独習しておくと授業が楽になるでしょう.


家探しはどの時期から始めればいいですか?

一般入試の合格発表前に決めるのがお勧めです。合格発表が始まると、良い物件はあっという間に抑えられてしまいます。編入生は一般入試より合否が早めに出るので、そのアドバンテージを最大限生かしてください。

1月、2月、3月は阪大に合格した高校生と重なり、あまりじっくりと選ぶことはできないと思います。かといって、あまり早くから選び契約をすると、契約をした時から実際に生活を始める3月、4月までの家賃を無駄に支払わなければならない場合もあるそうです。この辺りは不動産屋、あるいは生協の方に相談してください。

アパートの探し方について教えてください

大学生協 が斡旋をしてくれています。大学周りにも多くの不動産屋があります。少なくとも1度は実際に家を見てみることをお勧めします。

不動産屋は石橋駅付近でも数件あるので(ミニミニ、ホワイトハウス等)、できれば1~2日かけていろいろな不動産屋さんに足を運んで、家を見学させてもらいましょう。

あと、アパートを探すときは、いくつか「こだわりポイント」or「妥協していいポイント」を考えてから不動産屋に行った方がスムーズです。例えば、風呂・トイレ別(or一緒でいい)、2口ガスコンロが置ける(or電気でいい)、ネットがつながる、大学まで徒歩15分以内など。

実際には全部を満足する物件は少ないですが、絶対にゆずれないポイントを作っておくと、物件を探してくれる不動産屋さんも探しやすいと思います。(すかいゆき)

どの辺りに家を借りるのが良いでしょうか。

豊中キャンパスまで自転車または徒歩で通学するならば、

  • 阪急石橋駅周辺(池田市)
  • 阪急蛍池周辺
  • モノレールの柴原駅周辺(豊中市)

が選択肢になるでしょう。

駅・スーパー等へのアクセス(石橋、蛍池はかなり良い.柴原はスーパーが少し遠い...)、基礎工学部棟への近さ(石橋駅とは反対側です!)、夜の静かさ(石橋はややうるさいかも。柴原は静か。)等、様々な基準があると思います。自分の中での優先順位に従って選んでください。

豊中から吹田にキャンパス移動がある人は、次の選択肢があります。

  1. 豊中に住み続ける
  2. 豊中に住んで、途中で吹田に引っ越す
  3. 豊中と吹田の中間地点(箕面あたり)に住み続ける
  4. 吹田に住み続ける

豊中の方が家賃・物価が安く、買い物も便利なようです(不動産屋さんの話では)。また、多くのサークルの活動拠点も豊中です。ただし、キャンパス近くに住めば再履バス(無料)を使って通学できるので、吹田に住んだからといって通学に困るというわけではありません(サークルの日はバス無くなるかもしれませんが)。よく考えて、自分に合ったスタイルを見つけてください。

(すかいゆき)

補足2:

勝手に追加します。少し情報的に怪しいところもありますが参考程度に。

工学部生の下宿先ですが、徒歩や自転車(または原付)で通学する際には恐らく次の選択肢が考えられると思います。

  • 阪急北千里駅周辺(吹田市)
  • モノレール彩都線沿い(茨木市&吹田市)
  • 箕面市、特に吹田キャンパスに近い小野原、今宮、豊川地区周辺(ただし勾配があるので自転車ではちときつい)

箕面市小野原は阪大生も多く、工学部として吹田キャンパスへ通学する際には最も便利な場所ではないかと考えられます。ただし豊川、粟生地区…と行くにつれ勾配が激しくなり、しまいには箕面キャンパスまで行ってしまいますので、体力に自信のない人は割と平たい国道沿いの小野原や新家、今宮近辺で止めた方がベター。原付の人は逆に勾配が高い位置にある方が物件が安く済む可能性もあります(人気が薄いので)。また茨木(例えば美穂が丘付近)からも通えますが、工学部とは反対側の位置になります。

地元の阪大生や留学生などは阪急線が割とチープなのでこれで通う子も多いです。北千里駅近辺沿いから通うのも手ですが、やはり坂が多く結構大変かもしれません。

吹田市に住む場合は、恐らく物件は阪大より少し離れた位置になる可能性もあります(阪大以外にも万博公園が邪魔しているので)。上山田で住居が取れたらしめたものです。吹田キャンパスからは一番の最寄りとなります。

当然豊中に住む場合はこの限りでなくて、選択肢もまだまだ多いと思います。なお、吹田キャンパス近辺は基本的に団地や住宅地ばかりですので、遊ぶ場所はあんまりないですが、日常の買い物とかではあまり困らない環境の方が多いようです。

(ドクターほげ)

編入生は入寮できますか?

編入生も入寮が可能です。具体的な情報は合格後大学から送付される資料を確認してください。

アパートの相場はどのくらいですか?

いろいろな話を総合すると、家賃は5万前後を基本に考えてください。もちろん、共同風呂などの点で妥協できれば、より安い物件は容易に見つかります。ただし大阪という土地柄、敷金・礼金等で、初期費用はそれなりにかかるので注意。

家具などを安価で手に入れたいのですが。

4月の初めに「リユースマーケット」という、卒業生などがいらなくなった家具やら電気製品を格安でもらえるというイベントがあります。一人暮らしをはじめるのには結構お金がかかるので、こういうのを利用するとけっこう助かるかも。ただ、一人で購入できる品数には限りがあります。また、人気のある家電製品はとても早くに無くなります。相当長時間ならばないと手に入らないかもしれません。

編入会に入会するにはどうすれば良いでしょうか。

入会案内をご覧ください。

合格したのに、大学から音沙汰がないのですが。

合格通知が届いた後は、2月下旬頃に入学手続きの書類が郵送されてくるまで、大学側から特に連絡はありませんでした。少し不安になりますが、何もせずに待っておけば大丈夫です。詳しくは、合格通知に同封された文書をご覧ください。万一、入学手続きの書類が届かない場合は、大学側に問い合わせてみてください。

入学後について

入学式は出席するのでしょうか?

入学式の出席状が送付されますので、出席できます。大阪城ホールでの開催ですので、親御さんと一緒に出席するのも良いかもしれません。

サークルや生協関係の情報など、入学後の大学生活で非常に役立つ物が配られるので、個人的には参加した方が良いと思います。今年の入学式に参加した編入生は、僕の知る限りでは10人程居ます(H.26編入生)

また、近年は入学式当日の夜に編入会の新歓をおこなっています。

履修登録はどうやるのですか?

阪大では、履修登録は KOAN というシステムを用いて行います。

KOANで履修登録を行うには大阪大学個人IDを取得する必要があります。基礎工学部の場合、4月初めの履修指導の際に、個人IDが同封された封筒を受けとりました。その後、4月下旬頃までが前期の履修登録期間となっており、この間は、KOANを通して、登録内容を自由に変更することができます。

一方、2重聴講の手続きは申請用の書類に担当教官から印をもらったものを教務係に提出します(KOANでは2重聴講科目は登録できません)。申請用の用紙は、教務係で配布されていますし、履修指導の際にも配布されると思います。

単位数の関係で4年次配当の科目を履修際する場合もコース主任教員等の印鑑が必要です。これについても履修指導で説明されると思います。

当然ですが、履修登録していない科目は単位が出ません。 大変重要なので必ず期限内に全ての科目の登録を済ませましょう。

また、大阪大学には「知のジムナスティックス」という、他学部の教員が開講する講義を履修して単位認定してもらえる制度があります。時間割に余裕がある人は検討してみてください。