【趣旨】
持続可能な未来を考える時、“子ども”は未来です。子ども達の健やかな成長や人生100年時代において、食べることは生きることで重要です。心身ともに健康で、地域社会との関わりを意識し、自然環境に配慮できる生き方は、いつの時代でも理想ではないでしょうか。そのためには次のような視点が大切です。
①添加物や農薬を排除した食材を選ぶことで、心身の健康を保ちます。
②土の力を引き出す農法は農薬の使用量を減らし、生態系への影響を小さくします。
③地産地消を心掛けることで、トレーサビリティーが確立されます。
④地産地消は地域内の経済循環を促します。
学校給食は9年間という長きにわたり、子ども達の食を支えます。この時期に、上記のような食生活を実践することで、伸び盛りの心身を健やかに保ちます。そして、彼らが大人になった時、食の大切さを自分達の子どもや孫に伝えるようになるでしょう。学校給食に有機農産物を取り入れている自治体などを調査し分析し結果、課題として安定供給・衛生による学校給食法の壁・増える経費があることが判りました。日本各地で活動している給食有機化団体は増えていますが、日本の有機農業や地元の農業などの知らない一般市民のお母さん達が多く、課題解決に苦慮しているケースも多く見られます。