研究紹介

ヒト(人)の形態や機能の測定・評価を基に,生活改善や健康増進に繋がる方策を検討しています.

以下の例以外にも,日常生活,健康増進,運動・トレーニングなどに関わるテーマを幅広く扱っています.

生活習慣(栄養,運動,休養)と健康

体重のみを気にして,その中身(筋量や脂肪量など)が分からないと,いわゆる隠れ肥満(体重は正常域でも体脂肪が高く,生活習慣病に繋がるリスクが高い状態)などに陥る場合あります.大学生を含めた成人早期は,高校までと比べて,食生活,運動習慣,生活リズムなどの多くの生活習慣が変化する場合があり,このような生活習慣と身体組成との関係について検討しています.
・朝方・夜型タイプを考慮した生活習慣と身体組成との関係 【英論文・正常体重肥満(隠れ肥満)と筋量との関係 【英論文・運動していても,栄養摂取状況によっては筋量が低和論文研究内容に戻る

触覚の活用 

触覚は日常生活において重要な役割を果たしています.例えば,物を掴み持ち上げる際には,物と皮膚との接触(触覚)情報を利用しながら力発揮を調節します.また,立っている時や歩いている時は足底への体重のかかり方(圧力分布)を把握しながら動きが制御されるため,足底の触覚を低下させると姿勢が制御しにくくなります.このような各種触覚の変化がヒトの動作に及ぼす影響について検討し,それを日常で利用する方策について提案しています.
研究紹介サイト(河合塾)・衣類を介した触覚刺激の研究 総説研究費報告・触覚を活かしたインソールの研究 【ニュース和論文英論文・他者からの接触に関する研究 【学会発表研究内容に戻る

動作や姿勢の感覚・認識

様々な運動をする際,自身の身体がどのように動いているか分かりますか?また「キレイに歩く」,「良い姿勢」,「高く跳ぶ」,「速く歩く」など,動作や姿勢を抽象的に表現しますが,実際はどんな運動なのでしょう.このような動作や姿勢について,「主観」と「客観」との違いや「動作や姿勢の認識」について検討しています.

・指示方法と実際の動作 【持ち上げ動作 ・トレーニング部位の認識 【単純な運動】【体幹部の運動】【脚の屈伸運動研究内容に戻る

国立公園での海洋スポーツ

日本にはいくつ国立公園があるかご存じですか?現在,日本の国立公園は世界水準の「ナショナルパーク」としてブランド化を目指し,活性化が図られています.国立公園での自然を利用したレクリエーション活動が人々の健康維持・増進に繋がるか,国立公園でのレクリエーション活動促進が環境にどのような影響を与えるかを調査しています.海の国立公園を例として,国立公園化による「自然保護」と「レクリエーション利用促進」との両立が可能かについて検討しています(担当教員の趣味の一環です).・世界遺産と比較した国立公園の認識調査 【論文・国立公園化による海洋スポーツ利用の影響 【論文・国立公園でのレジャースポーツ参加による国立公園への認識 【論文研究内容に戻る

マスク着用の生活

一般的なマスクを着用して運動しても,運動能力に大きな影響を及ぼさないとされていますが,息苦しさは増加します.日常生活での歩行は,路面状況を判断して転倒を防ぐ,他の人や物の動きや位置を把握して衝突を避ける,目的地までのルートを計画するなど,色々なことを考えながら歩かなければなりません.マスク着用による息苦しさの増加は,このような考え事をしながら歩く場合にどう影響するかを検討しています.
・マスク歩行+考え事 歩行動作への影響 【英論文研究内容に戻る

その他

・スマートフォンによる歩数計測の精度 【論文・力を上手く出力する能力に関する研究 【英文書籍(無料ダウンロー可能)・水中スポーツに関する研究 【報告①報告②研究内容に戻る