第6回 JST 数学領域 未解決問題ワークショップ
本会議:2022年9月23日(金)ー 9月25日(日)札幌(ハイブリッド形式)
9月22日(木)はプレディスカッション
リアル会場参加登録〆切 2022年8月23日(火)先着30名まで
概要
数学関係のCREST・さきがけ領域にはさまざまな分野の研究者が携わり、各々のフィールドで活躍しています。しかし、異なる研究グループの研究課題に触れる機会は決して多くありません。とりわけ新型コロナウイルス感染拡大に伴い多くの議論の場が縮小またはオンライン化し、身近な研究グループ以外とのインタラクティブな議論の場が減少した昨今、これまで関わりのなかった研究者と信頼関係を築き、新たなコミュニティを形成することが以前よりも困難になっています。
本ワークショップではJST数学関係領域の研究者から「自身またはグループの研究を進めるために解決できれば嬉しい数学に関連する未解決問題」を募集し、研究領域や専門分野を問わず参加者全員でそれらの解決を目指します。同じ未解決問題に立ち向かおうと共闘することにより、新たな研究仲間やコミュニティの創造を後押しし、数学系領域全体としての問題解決力の向上および将来の共同研究や融合的研究のシーズ創出を狙います。投稿問題は「ちょっと人の手を借りたい」というものから、難しい問題まで幅広く受け付けます。特に「数学の問題として定式化できていない応用分野からの話題提供」も視野に入れます。
研究者の置かれている環境はさまざまであり、自宅や研究機関から3日間のオンラインミーティングに集中して参加できるとは限りません。本年は昨年同様、参加者の安全面に配慮しつつ、議論に集中できる快適な環境を提供するため、ハイブリッド形式で実施します。人同士の接触を避けつつ、最新のデジタルミーティングデバイスを用いることで、対面に近い感覚と、対面以上の議論効率を同時に実現します。
問題例
ワークショップのを雰囲気を掴むため、過去のワークショップで検討された問題を紹介します。
パーシステントホモロジーにおける係数体の選択による分解への影響について
ワークショップでの成果は次の論文(プレプリント)に結実しました https://arxiv.org/abs/1911.11350
爆発解ダイナミクスと “ 動く特異点 ” by 松江
ワークショップでの成果は日本数学会などで発表され( アブストラクトはこちら )、大幅な結果の精査と拡張を経て論文としてまとめられている最中です。途中段階で既に120ページを超えているので、取りまとめに難儀していますが。
この他,整数論のような純粋数学の問題からコンピュータビジョンや神経科学に関する応用的な問題までさまざまな問題について検討されてきました.
参加対象者
坪井 CREST / 國府さきがけ / 西浦 CREST・さきがけ / 坂上さきがけ / 上田CRESTの関係者
過去に関係されていた方や招待参加者もご参加いただけます。
参加費
無料
会場費(日中の会議室利用料および関連費用)を主催者側で負担します。
ただし、出張費(交通費や宿泊費)は各自ご負担ください。
食事代も原則参加者各自の負担としますが、参加者の安全確保や利便性を重視し、主催者でスタンダードを提案できるよう計画しております。今後参加登録がお済みの方に向けて希望調査をする可能性がありますので、ご協力ください。
開催方法
iPadやマイクロソフトサーフェスなどデジタルペンで記入できるデバイスを各自ご用意ください。主催者側で貸し出しなどは行いません。
会期中議論に集中していただくために、リアル会場からの参加をお勧めします(リアル会場は上限30名)。
リアル会場
〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西2丁目19番(アパホテル〈TKP札幌駅前〉内)
参加登録で、「主催者が宿泊予約」を選択する場合、宿泊費は当日ホテル側に直接お支払いください。
オーガナイザー
宇田 智紀(東北大学)
大林 一平(岡山大学)
岸田 昌子(国立情報学研究所)
田中 一成(早稲田大学)
平木 剛史(筑波大学)
松江 要 (九州大学)
吉脇 理雄(大阪公立大学)
担当事務
近藤 賢司(JST)
金井 直樹(JST)
主催
国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)