ハイブリッド形式


これは本ワークショップで実践する「ハイブリッド形式」の概念図です。本ワークショップの目的は3日間で集中して未解決問題を解決することであり、そのためにいかにスムーズに議論を進める環境を整えるかを考えた結果、このような形式を提案するに至りました。


MAXHUB

議論の中心となるのはMAXHUBというデジタルミーティングデバイスですMAXHUBの紹介ページ)。これをリアル会場内の会議室に設置します。MAXHUBは電子ホワイトボードの一種ですが、カメラ、マイク、スピーカー、Windows OSなどを搭載した一種のパソコンとしての機能を有しています。一般的なタブレット型デバイスとは異なり、MAXHUBは我々のよく知っている物理的なホワイトボードの「使用感」を再現してくれます。特別な知識は必要なく、感覚的に操作できます。黒板とホワイトボードの間のような書き心地で、適度な摩擦間があります。

使用ソフトウェア

各問題ごとに以下のソフトウェアを使って議論のために必要な情報を共有します。

  • チャットやファイル:Slack

  • 議論の整理:Coauthor

  • 音声やカメラ映像:Zoom

  • ホワイトボード:Google Jamboard

Coauthor

CoauthorとはLaTeX環境をある程度カバーしているオンラインコラボレーションツールです。Coauthorは、共同作業、議論、メモやミーティング結果の記録などのためのツールです。LaTeX記法が使えるため数学の議論に便利です。特に今回のような未解決問題の議論を進めたり整理したりするのに向いたプラットフォームです。

Google Jamboard

Google Jamboard上のデジタルホワイトボード上(フレームの集まり)には物理的なホワイトボードのように書いたり消したりするだけでなく、自分の見ている画面を貼り付けたり、またフレームを追加したりもできます。一緒に議論している他の参加者がどの部分を指差しているか(カーソルがどこか)ということもリアルタイムに分かります。フレームをpdf形式で随時ダウンロードすることも可能です。

  • テストページでお試しください、書き込んだ内容は誰でも閲覧できますのでご注意ください。

議論への参加方法

リアル会場とオンライン会場の参加者は、Google Jamboardを用いてMAXHUBや個人のデバイスに書き込まれた内容を共有し、Zoomを通じて音声やリアル会場の映像を共有します。


注意点:

  • iPadやマイクロソフトサーフェスなどデジタルペンで記入できるデバイスを各自ご用意ください(Jamboardの活用に便利です)。主催で者側で貸し出しなどは行いません。

  • 必ずマスクをご着用いただき、リアル会場実施する感染防止対策にご協力ください。

  • 会期中議論に集中していただくためにも、できる限りリアル会場からの参加をお願いいたします。