今回は、【葬儀と告別式の違い】についてご紹介します。
「葬儀」、「告別式」、「通夜式」、お葬式を執り行う際には必ず耳にする言葉だと思います。この三つは混同されがちですが、それぞれ全く違う意味を持ちます。
葬儀は故人様のご冥福を祈り、別れを告げる儀式であり、葬儀の様式には死生観や宗教観が深く関係することになります。
そのため、宗教の違いや宗派によって、葬儀の流れや形式が大きく異なります。
ですが、いくら流れや形式が異なるものでも「故人様を丁重に弔う」という点においては共通しているでしょう。
最近では、故人の意思を尊重する葬儀が一般的となっており、家族葬や一日葬など多様化傾向にあります。
告別式は葬儀と似たような意味合いで使用されることが多いですが、葬儀が故人を弔う儀式なのに対し、告別式は文字通り「亡くなった人に最後の別れを告げる」儀式です。
宗教色のない儀式で、喪主が中心となっておこないます。
友人・知人などの会葬者にとっては、故人と過ごせる最後の時間となります。以前は、葬儀を終えた後に会葬者がお骨をお墓まで送り、埋葬前に行われるのが一般的でしたが、最近では葬儀と告別式を一緒に行う事が多いです。
同様に、葬儀を密葬や家族葬で行い、お別れの会や告別式を別の日に行うこともあります。
「葬儀」は宗教的な儀礼儀式で、「告別式」は社会的な別れの儀式という認識でいいと思います。本来の流れをわかりやすく一般的な仏式の葬儀で説明すると、僧侶の読経⇒引導作法⇒戒名授与までが「葬儀」焼香⇒出棺前の献花が「告別式」となっています。
現在では混同されがちですが、実は明確な違いがあるのです。
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