皆さんは、お葬式に参列する際「どんな服装で行けば・・・・」とか、「これって、あり?」などと悩んだことはありませんか?ということで、今回からお葬式における『服装のマナー』について4回に分けてご紹介したいと思います。
まず、お葬式で着る礼服(喪服)には【格式】があります。
上から格式の高い順に
・正式礼装(正喪服)
・準礼装(準喪服)
・略礼装(略喪服)
【正式礼装(洋装)】は最も格式の高い礼装で、正喪服ともよばれます。
男性が着る洋装の喪服では、「モーニングコート」が正喪服となります。モーニングコートは、ジャケットとベストは黒、ズボンは黒かグレーで細いストライプ模様が入った正喪服のことです。シャツは白無地、ネクタイは黒無地、アクセサリーは黒、金属はシルバーで統一します。正式礼装のモーニングコートは通夜では着用せず、葬儀・告別式で着ます。葬儀で正式礼装(正喪服)を着用するのは遺族やその親族(一般に三親等まで)です。
【準礼装(洋装)】は正式礼装(正喪服)に対し、お葬式でいちだん格式が下がる喪服が準礼装です。男性が着る洋装の喪服では「ブラックスーツ」が準喪服となります。ブラックスーツは黒無地のシングルスーツかダブルスーツのことです。準礼装(準喪服=ブラックスーツ)は、通夜、葬儀・告別式、一周忌までの法要で遺族や親族、そのほかの一般参列者も着ることができる適用範囲の広い喪服です。皆さんが想像している一般的な礼服のことですね。ただし注意して頂きたいのが、黒のスーツ=ブラックスーツととらえてはならないことです。
葬儀・告別式の際、黒のビジネススーツを着るのはマナー違反になります。
(礼服の黒とビジネススーツの黒は色味がだいぶ違うので要注意)
【略礼装(洋装)】は正式礼装(正喪服)、準礼装(準喪服)に対し、さらに格式の下がる服装が略礼装です。通夜の前の弔問(仮通夜)や、三回忌以降の法事で着用します。男性の場合、地味な「平服」が略礼装(略喪服)にあたります。平服とは「ふだんの服装」のことですが、略喪服として着用する平服は、カジュアルにならない控えめもしくは、地味な服装を心がけることが大切です。男性の場合は黒や濃紺、グレーといったダークカラーのスーツを選びましょう。
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