音楽監督 指揮者
コンサートマスター
コンサートマスター
創立指揮者 坂本 徹
桐朋学園大学古楽器科卒業。バーゼル・スコラ・カントールム、デン・ハーグ王立音楽院に留学。古典クラリネットをE. ホープリッチ、合唱指揮をH. M. リンデ他の各氏に師事。1993年ブリュージュ国際コンクール、アンサンブル部門第1位を受賞。ベルギーの「アニマ・エテルナ」のクラリネット奏者として数多くのプロジェクトに参加した他、ヨーロッパ各地の古楽オーケストラで活躍。指揮者としては2005年にモーツァルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)を結成、モーツァルトほか、古典派教会音楽のスペシャリストとして活動している。アマチュアオーケストラ、合唱団の指導、育成にも力を注ぎ、国分寺チェンバーオーケストラ、コレギウムIXI(ノインツェーン)、オーケストラ・オン・ピリオド・トウキョウの音楽監督/指揮者を務める。合唱、オーケストラの両方に造詣の深い指導者として信頼を集めている。2025年8月逝去。
指揮者 山根 風仁
高知県出身。作曲当時の演奏様式を、美学的な視点から研究しながら演奏に取り入れるヒストリカル・チェロ奏者。
国内では、バッハ・コレギウム・ジャパンやオーケストラ・リベラ・クラシカなど、日本を代表する歴史的楽器アンサンブルで活動。海外では、エディンバラ・フリンジ・フェスティバル、ロンドンのウィグモアホール、コンウェイホールなどで演奏し、テレジア管弦楽団の首席奏者としてヨーロッパ各地の音楽祭に出演した。ソリストとしては、藝大フィルハーモニア管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などと共演。
近年は、19世紀から20世紀初頭にかけての演奏習慣の研究に力を入れ、新しいコンサートシーンを切り拓くことを目指している。フォルテピアノ奏者・山根友紀と結成した「Duo Yamane(デュオ・ヤマネ)」では、チェロとピアノの主要レパートリーを新たな視点から再解釈するとともに、未出版・未録音作品の発掘にも取り組んでいる。
2022年、オリジナル楽器を用いたJ.S.バッハ《無伴奏チェロ組曲》全曲演奏会を開催し、第32回青山音楽賞《新人賞》を受賞。これまでに、テレビ朝日『題名のない音楽会』、NHK-FM『古楽の楽しみ』、NHK『クラシック倶楽部』、英BBC『Classics Unwrapped』などに出演。
東京藝術大学在学中にバッハカンタータクラブの指揮者(演奏委員長)を務める。在欧中、René Gulikers氏に指揮を学んだ。
東京藝術大学を安宅賞・アカンサス音楽賞を受賞して卒業。英国王立スコットランド音楽院修士課程(歴史的演奏研究専攻)を修了後、文化庁新進芸術家海外研修制度により、ブリュッセル王立音楽院ポストグラデュエート課程を修了。
コンサートマスター 大西 律子
国立音楽大学卒業。第14回古楽コンクール(山梨)第3位入賞。「モーツァルト・アカデミー・トウキョウ(MAT)」「カンタータ・ムジカ・Tokyo」「Millennium Bach Ensemble」などのコンサートマスターを務めるほか、古楽・モダンを問わず様々な室内楽グループやオーケストラで活動中。「オーケストラ・オン・ピリオド・トウキョウ(OPT)」のコンサートマスター兼指導者、「国分寺チェンバーオーケストラ(KCO)」の弦楽器トレーナー、国立音楽大学非常勤講師。モーツァルトのK.301~K.306の「マンハイム・パリ・ヴァイオリンソナタ」全6曲を収録した2枚組のCD「Opus 1」はレコード芸術誌の準特選を獲得した。ほかにも様々な録音に参加している。