2026(令和8)年 7月3日(金)18:00~20:00
テーマ「障害の重い子供の各教科の授業づくりにおける実態把握について」
【話題提供】
① 「よく笑う子」は、何に笑っていたのか―国語科・生活科の 視点による、重度・重複の子どもの実態把握の見取り直し
静岡県立特別支援学校教諭
②「単元開発ワークシートを活用した授業づくり~小国語1段階の実践~」
鳥取県立養護学校教諭
③「日常生活から国語の実態把握をするとは…」
筑波大学附属桐が丘特別支援学校教諭
今回の第2回定例研究会は、 「障害の重い子どもの各教科の授業づくりにおける実態把握」 をテーマに、 3名の先生による話題提供と、グループ協議、そして総括コメントで構成されていた。
【グループ協議のまとめ AIによる】
子どもの実態を丁寧に捉えることが教科の出発点であること
教科の資質・能力(言葉による見方・考え方など)を踏まえた授業づくりの重要性
教材化(焦点化)によって学びの本質が見えること
学校全体で教科化を進める際の課題(力量差、評価、段階設定、年間計画)
重度の子でも「言葉の芽」は生活の中に必ず存在し、それを拾うことが国語科の役割であること
参加者からは、3名の話題提供を通して、
「子ども中心の授業づくり」
の重要性を再確認したという声が多数寄せられた。
特に、日常生活の言葉や行動を丁寧に拾い、教科の視点で再解釈することが、実態把握の質を高めるという点が強く支持された。
地域や学校の違いによる実践の幅広さが刺激となり、自校の課題や改善点が見えたという意見が多い。
フォーマルアセスメントだけでなく、インフォーマルアセスメントの重要性 が強調され、共感が広がった。
子どもの「今」を丁寧に捉え、そこから資質・能力を読み解く姿勢が参考になったとの意見が多数である。
重度重複の子どもにとっても、教科は「世界との接点」になるという考え方に強い賛同が寄せられた。
教師自身が教科の見方・考え方を理解していないと、子どもの姿を深く捉えられないという指摘が複数あった。
「よく笑う」という一見“良い様子”を、単なる印象で終わらせず、何に反応しているのかを丁寧に分析する姿勢 が新鮮であったという声が多い。
生活科の「気づく・感じる」、国語科の「言葉による見方・考え方」を重度の子どもにどう位置づけるかが明確で、実践に取り入れたいという声が多かった。
「たまたま笑った」のか、「何かに気づいて笑った」のかを区別する視点が参考になったとの意見が多数。
実態把握から資質・能力、単元構想、評価まで一貫して整理されている点が高く評価された。
流れ図と似ており、既存の実践と接続しやすいという意見が多い。
中間評価が言語化されている点、次の単元への接続が明示されている点が特に評価された。
シートのボリュームが大きいため、現場でどのように運用しているのか知りたいという声が複数あった。
日常の言葉を「三観点」で整理する発想が新鮮で、実践に取り入れたいという声が多い。
言葉の成長を実態として捉えることの意義が強く共有された。
内言語や非言語の表出を丁寧に拾う必要性を感じたという意見が多い。
「国語を学ぶ意義=人とつながること」という言葉に強い共感が寄せられた。
「1つしか聞けないと思っていたが、3つすべて聞けてよかった」という声が非常に多い。
他校の先生と意見交換できたことが刺激になったという声が多い。
自分のグループでは出なかった視点を知ることができたという評価が多数。
同様の形式での研究会を望む声が多く、他教科版の開催を求める意見もあった