医薬品は、人々の健康を支える重要な社会基盤です。しかし、世界では偽造医薬品や品質に問題のある医薬品が流通し、多くの人々の健康を脅かしています。また、インターネットやSNSの普及により、医薬品を取り巻く社会環境は大きく変化しています。
医薬品信頼性科学分野では、医薬品の品質、安全性、セキュリティに関する課題に取り組み、誰もが安心して医薬品を利用できる社会の実現を目指しています。社会薬学と医薬品分析学を融合し、科学的根拠に基づいた課題解決に挑戦しています。
医薬品信頼性科学は、医薬品の品質、安全性、信頼性を確保し、患者さんが安心して薬物治療を受けられる社会の実現を目指す学問分野です。
近年、偽造医薬品や低品質医薬品の流通に加え、インターネット販売やSNSを介した不適正な取引など、医薬品を取り巻く課題はますます複雑化しています。こうした問題は、患者さんの健康被害だけでなく、医薬品や医療そのものへの信頼の低下につながる可能性があります。
当研究室では、社会薬学・政策科学、医薬品分析学・製剤学、データサイエンス・AIといった多様な学問分野を融合し、これらの課題の解決に取り組んでいます。実態調査による課題の把握から、分析・評価、検出技術の開発、さらには社会実装までを一貫して行うことが、本研究室の特徴です。
私たちの研究の最終的な目標は、確かな品質の医薬品を必要とする人へ確実に届けることです。医薬品に関する社会的課題の解決を通じて、健康被害の防止と医薬品への信頼向上に貢献し、安心できる薬物治療を支える基盤づくりを目指しています。
医薬品を取り巻くさまざまな課題に対し、科学的根拠に基づく解決策を提案することで、以下の目標の実現を目指しています。
安心できる薬物治療への貢献
偽造医薬品による健康被害の防止
医薬品の品質と信頼性の確保
医薬品セキュリティ対策の強化
医薬品のサステナビリティ実現
本研究室の特徴は、「薬学」と「社会」をつなぐ研究にあります。
私たちは、社会薬学・政策科学、医薬品分析学・製剤学、データサイエンス・AIを融合し、実社会で起きている医薬品に関する課題の解決に取り組んでいます。
研究対象は実験室の中だけではありません。
偽造医薬品や低品質医薬品の実態調査
インターネット販売やSNS取引の監視
医薬品の品質評価
検出技術の開発
行政や社会への提言
までを一貫して行うことが本研究室の特徴です。
医薬品の課題は、日本だけの問題ではありません。
本研究室では、カンボジア、ミャンマー、バングラデシュ、ネパールなどで医薬品の品質調査を実施し、国際共同研究を推進してきました。また、WHOや各国研究機関と連携しながら、世界規模での医薬品品質向上と偽造医薬品対策に取り組んでいます。
医薬品が国境を越えて流通する現代において、患者さんを守るためには国際的な視点が欠かせません。私たちは、グローバルな課題に挑戦し、その成果を社会へ還元することを目指しています。