医薬品信頼性科学とは、医薬品が適切な品質を保ちながら患者さんに届き、安全に使われる仕組みを科学的に研究する学問です。
当研究室では、医薬品の品質評価、偽造医薬品対策、不適正流通の監視、医薬品セキュリティに関する研究を進めています。
研究テーマ1
偽造医薬品を見つける技術の開発
偽造医薬品は世界的な社会問題です。
私たちはラマン分光法や画像解析、AI技術などを活用し、偽造医薬品を迅速かつ正確に見分ける方法を開発しています。将来的には、税関や医療現場などで利用できる実用的な検出技術の実現を目指しています。
研究テーマ2
世界の医薬品品質を調べる
これまでカンボジア、ミャンマー、バングラデシュ、ネパールなどで医薬品を収集し、その品質を調査してきました。
海外の現地調査を通じて、なぜ低品質医薬品が発生するのかを明らかにし、世界の医薬品アクセス向上に貢献しています。
研究テーマ3
インターネットとSNS時代の医薬品流通
SNSやフリマサイトを介した医薬品取引は新たな課題となっています。
私たちは実際の投稿データを分析し、不適正な医薬品流通を早期発見するための監視手法やアルゴリズム開発に取り組んでいます。データサイエンスと社会薬学を融合した研究テーマです。
研究テーマ4
医薬品セキュリティと政策科学
偽造医薬品対策、医薬品の不適正流通対策、医薬品セキュリティ体制の強化に向けて、社会制度や規制、監視体制のあり方を研究しています。研究成果を行政や社会へ還元し、より安全な医薬品流通システムの実現を目指しています。