当店の日本茶
◯ 単一農園
原則的に、ひとつの商品には単一生産者のお茶を使用し、複数生産者のお茶をブレンドすることはいたしません。これにより、一年を通じて安定的に同じ商品を、同じ品質で確保することは物量的に難しくなります。その反面、「このお茶は、どこのだれがどんなことを考えながら作っていて…」というお話のできるものだけを並べています。
◯ 在来種と品種茶 バランスよく
在来種とは種から育ったお茶のことです。滋味深く素朴な味わいがあり、日々のお茶として最適と考えています。
一方の品種茶は「やぶきた」を筆頭に多様なバラエティがあり、なかでも日常茶として遜色なく、過度な飾り気のない素直なものを選んでご紹介しています。
◯ お茶の栽培
ラインナップのほとんどは、栽培期間中に除草剤などの農薬を使用しないお茶。とはいえお茶は飲み物ですから、飲んでおいしいと思えることが何よりです。当店なりの「おいしさ」の基準を設け、それを満たせば農薬や化学肥料を必要に応じて使用するお茶であっても、情報開示とともに自信をもってご紹介します。
もちろん、農薬を使用する農家の健康や経済的負担、そして環境負荷のことを思うと、やがて農薬の使用頻度と量が全国的に減ることを望みます。そのための取り組みを「援農」という形で少しずつはじめています。
また、過度の肥料投下は体に負荷のかかる無理な味わいを生み出すだけでなく、土壌と河川の汚染となることも報告されています。当店では化成肥料・有機肥料を問わず、肥料を使いすぎることなく素直な風味を持つお茶を選んでいます。
◯ 環境に対する取り組み
試飲販売を行う際、紙コップを原則使用せず、お茶をおいしく感じられる磁器を使用します。
パッケージ資材は少なめに。ラベルを多用せず、ハンコを中心に使います。
オンラインストアでの商品発送には、なるべくリユース資材を使うよう心がけています。商品の品質を損ねない程度なら多少の傷と汚れがあるダンボールなどでお届けすることも多々ありますが、使えるものは何度でも使うという日常生活の延長線上にあることとして、ご理解いただけましたら幸いです。
コピー用紙は、琵琶湖の森の保全と循環に寄与する、一般社団法人 kitoto が販売する「びわ湖の森の木になる紙」を主に使用。