特A地区から、日本の農業の未来をつくる
世界最高の酒米「山田錦」の特A地区、兵庫県加東市・岡本。いま私たちは、猛暑と高齢化という逆境の最前線に立っています。
揺るぎない山田錦ブランド、行政や研究機関の手厚い支援、そして大都市圏への優れたアクセス。これほど恵まれた環境で敗北すれば、それは日本の農業、美しい田園風景、そして日本酒文化そのものの終わりを意味します。
だからこそ、私たちが次の日本の農業のパイオニアになる。そのための一歩を、いま、ここから踏み出します!
1つの作物に頼らない「強い農業」へのシフト
特A級の山田錦は私たちの誇りですが、近年の急激な気候変動リスクを考えると、収益源の分散は避けて通れません。そこで私たちは、イチゴや食用米の新品種など、多様な作物づくりを進めています。イチゴの栽培は、米と収穫時期が重ならないため年間収入の安定化をもたらします。また、食用米の新品種は、収穫時期をずらすことで気候リスクを分散できるだけでなく、酒米とは異なる価格決定プロセスを持つため、経営のさらなる安定化につながります。
「地域のファン」を増やし、作物をブランドに
農業の収益性を高めるためには、「付加価値」の創造が不可欠です。私たちはSNSや独自の販売チャネルを通じて消費者の生の声に直接耳を傾け、いま本当に求められている作物づくりを追求しています。さらに、地方創生に取り組む行政・企業・団体とも深く連携し、地域全体のブランド力向上にも注力。この取り組みの輪はSNSを通じて広がり、私たちの「ファン」となる方々が確実に増えています。
テクノロジーで農業をもっとスマートに
私たちが目指すのは、最新技術をやみくもに導入することではなく、地域の課題の本質に向き合い、持続的な効果を発揮するスマート農業です。私たちは、まず「水管理」に着目しました。パイプラインの整備や自動水位管理システムの導入を進めることで、災害に強く安定した生産体制を構築します。適切な水位管理は、雑草の抑制や品質向上、さらには収穫作業の効率化にも直結し、米づくり全体の生産性を飛躍的に高めていきます。
NEWS & INSIGHTS