設備 / Instruments

シールドルーム

  • 2014年から約1年かけて作ったお手製シールドルーム。鉄板を四重に重ねることで、室内の磁場を外の1/100まで抑えました。室内には超電導磁力計、スピナー磁力計、電気炉、交流消磁装置が配置してあります。

超電導岩石磁力計750R(2G社)

  • SQUID素子を用いた磁力計。10 cc程度の試料ならば、1E-7 kA/mオーダーの磁化強度まで安定に測定できます。主に、堆積岩の磁化を測るために使用しています。

スピナー磁力計JR-6A(AGICO社)

  • 2017年に導入したスピナー磁力計。試料の置き換えが不要で、火山岩の磁化の測定も可能です。

熱消磁電気炉TD-48(ASC社)

  • 磁性鉱物ごとのキュリー点の違いを利用して二次磁化を取り除く「熱消磁」に使用しています。電気炉の周囲は特殊な金属による磁気シールドで覆われていて、炉内は無磁場になっています。最大700 ℃まで昇温可能です。

交流消磁装置DFM-8601(夏原技研)

  • 磁性鉱物ごとの保磁力の違いを利用して二次磁化を取り除く「交流消磁」に使用しています。三重の磁気シールドに覆われたヘルツホルムコイルによって、無磁場中に減衰交流磁場を発生させます。

帯磁率計Kappabridge KLY-3S(AGICO社)

  • 試料中に含まれる磁性粒子の濃度(帯磁率)の測定が可能です。また、試料の帯磁率を16方向から測定することで、磁性粒子の配列パターン(帯磁率異方性)の測定が可能です。応力解析や粒子配列解析など、古地磁気学以外の幅広い分野でも活躍します。

帯磁率計MS2(Bartington社)

  • 試料中に含まれる磁性粒子の濃度(帯磁率)の測定が可能です。主に、熱消磁による試料の変質をモニターするために使用しています。

パルス着磁装置MMPM-9

  • 5 mT〜3000mTの強力な外部磁場をかけることで、試料に等温残留磁化(IRM)を着磁します。

微化石実験室

ドラフト


双眼実体顕微鏡

  • 主に、有孔虫を拾い出す時に使用します。岡田研究室は2台所有しています。

オーブン


堆積実験室