受験対策情報

2023年8月現在、日本語教育コースに在籍している博士前期課程15名(M1:4名、M2:11名)を対象に、各自の受験対策についてアンケートを実施しました。
受験を検討されている皆さまのご参考になれば幸いです。

(有効回答13件)

Q5. あなたはどうやって研究テーマを決めましたか。


・自分の周りにあった日本語の問題に関する先行研究を探し、残された問題から決めました。

・日本語教育に関する本を読みながら自分の関心のある先行研究を読むことを通して研究テーマを決めました。

・まず、大量の先行研究を読んで、自分が興味ある課題を探しました。そして、課題を巡って、「今までどのような研究があり、残された課題は何か」についてもう一度先行研究を読みました。また、自分が研究したいものを書いて、研究計画を書き上げた後、テーマを絞りました。

・自分が興味、関心のある分野で探しました(2名)。

・学校教育の中での日本語支援について以前から関心を抱いていたため、関連する書籍等を読み、研究テーマを決めました。

・興味のあったテーマについて指導教員と相談した上で決めました。

・日本語教師としての実践から、実際に調べてみたいテーマを見つけました。

・卒業論文で扱った内容を発展させました(3名)。

・自分が興味を持っていたテーマについての先行研究をたくさん読んで、その後、自分の研究テーマを決めました。

・自分の研究計画書について指導教員から意見をもらったり、ゼミで先輩たちのコメントをもらったりする。

Q9. 受験勉強の中で、特に役に立った・読んでよかった参考書を教えてください
       ※回答数の多い順に記載しています

  大関浩美(2010)『日本語を教えるための第二言語習得論入門 』くろしお出版   【6

  ・小柳かおる(2021)『日本語教師のための新しい言語習得概論 改訂版』スリーエーネットワーク  5名

  ・迫田久美子(2020)『日本語教育に生かす第二言語習得研究 改訂版』 アルク  4名

  ・佐々木泰子編 (2007)『ベーシック日本語教育』ひつじ書房  3名

  ・ヒューマンアカデミー (2021)『日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版』翔泳社  【2名

  ・荒川洋平, 森山(2009)『わかる!! 日本語教師のための応用認知言語学』凡人

  ・岩田一成, 大関浩美, 篠崎大司, 世良時子, 本田弘之 (2019)『改訂版 日本語教育能力試験に合格するための用語集』アルク

奥村三菜子, 櫻井直子, 鈴木裕子(共編)(2016)『日本語教師のためのCEFR』くろしお出版

小林明子, 佐藤礼子, 元田静, 渡部倫子(2018)『日本語教師のためのCLIL内容言語統合型学習入門』凡人社

   ・高見沢孟(2019)『新・はじめての日本語教育基本用語事典 増補改訂版』アスク出版

西川朋美編著 (2022)『外国につながる子どもの日本語教育』くろしお書店

・畑佐由紀子 (2018)『日本語の習得を支援するためのカリキュラムの考え方』くろしお出版 

   ・姫野伴子, 小森和子, 柳澤絵美 (2015)『日本語教育入門』研究社

・本田弘之, 岩田一成, 義永美央子, 渡部倫子 (2019)『日本語教育学の歩き方 初学者のための研究ガイド』大阪大学出版

   ・ライトバウン & スパダ (2014)『言語はどのように学ばれるかー外国語学習・教育に生かす第二言語習得論』白井恭弘&岡田雅子訳, 岩波書店 


その他の回答として

・希望する指導教員がHP上で勧めている本など

Q10. おすすめの勉強法を教えてください。

・参考書だけではなく、たくさんの論文を読むこともおすすめです。

・自分なりのペースを探したら効率よく勉強できると思います。

・自分なりのレジュメを作って何度も読み返すこと。

 ・過去問で練習すること。

・本を読みながらポイントをメモし、メモした内容を改めて読む。

・専門用語について、まずは自分でノートに整理し、それを毎日読んで書くことを繰り返して、自分の言葉でまとめられるようになること。 

・小論文は、専門書をいっぱい読んで、できる限り多くの問いに目を通して、書けるものをメモし、毎日最低一問を書き、整理する。

・本を繰り返し読むこと。

・公開されている3年分の過去問から出題傾向を把握し、日本語教育に関する重要項目について、自分で定義や説明を書いたノートを作っていました。

・専門用語をしっかり覚える必要があります。重要な概念や理論、自分の言葉で説明できるかを常に確認していました。自分の研究計画書をきちんと整理することも大切だと思います。研究計画書は、希望する指導教官に積極的に相談するといいと思います。

・日本語教育、第二言語習得の概説書を読み込み、まとめる。そして、理論やモデル、用語などが試験問題に出ると想定し、概説書をみなくても書けるように、自分の言葉で何度かまとめるという勉強法。紙に書くばかりでは飽きてしまうし、手が疲れるので、時々、クイズレットなどのアプリを使ったりした。

・自分に合う(読みやすい/面白いと感じる)参考書を見つけて、何度も読み込む 。

・自分の言葉でアウトプットする(本番を意識して論述文にするのが望ましいが、メモ程度でもOK とにかくたくさん書く)。

 ・特に重要そうな章はレジュメを作って赤シートで暗記する。

・メモを取ることです。

・語彙リストの作成、様々な理論的枠組みのレジュメの作成。

・しっかり本を読むこと、専門用語を何度も何度も頭で繰り返すこと。