お茶大の魅力

コースのカリキュラム

 お茶の水女子大学大学院日本語教育コースM1の必修科目は「比較社会文化総論」と「応用日本言語学研究法実習」の2科目です。前者は専攻必修の科目であり、比較社会文化学専攻の1年生全員が集う唯一の科目です。週替わりで様々な分野の先生のお話が伺えるため、多くの学生が楽しみにしている授業です。後者の「応用日本言語学研究法実習」では、大学院での研究の進め方や研究発表の方法など、研究者としての基礎的な知識・技能を学ぶことができます。

 また、指定された科目から26単位以上を修得することで、日本語学校等で日本語教員として働くための資格を得ることもできます。さらに、希望者は、ニューサウスウエールズ大学(オーストラリア)での海外教育実習に参加することも可能です。将来研究者を目指す人や日本語教育の現場で働きたいと考えている人に対応した、実践的で多様なカリキュラムが用意されています。

上画像:大学図書館内の院生専用研究スペース

上画像:院生控室にてみんなで食べた大福

先輩・仲間

 今年はM1が4人しかおらず、例年に比べると少ないです。M1の前期は授業が多く、ほとんどの時間は全員が一緒にいます。また、人数が少ないため、ミーティングなどは全員の時間を調整しやすいです。全員が一緒に過ごし、コミュニケーションをとる時間も長いです。みんなで助け合い、話し合い、一緒に進歩しています。

 
 先輩たちもとても優しく、入学からコースの選び方やキャンパスライフについて丁寧に教えてくれて、とても仲良くやっています。

 
 院生控室では、みんなで仲良く楽しく過ごしています。


キャンパスライフ:授業について

 博士前期課程修了に必要な30単位のうち、現在の規定では、12単位は修士論文(8単位)とゼミ(4単位)によって取得できます。修了するためには、その他に18単位以上を取得する必要がありますが、2年次に修士論文のための調査や執筆に専念できるように、1年次に多くの単位を取得する学生が多いです。そのため1年次は、授業数が多く、特に前期には、毎日のように授業がある学生がほとんどです。

 
 また、大学院の授業の多くが演習形式で行われるため、予習や課題に多くの時間がかかります。授業の空き時間や授業のない土曜日・日曜日などを利用して、勉強時間を確保する必要があり、慣れるまでは少し大変かもしれません。

 

 そうした中でも、日本語教育コースには、専門分野を活かし、日本語の講師や日本語指導員などのアルバイトをしたり、お茶大の留学生支援のチューターを務めたりしている学生もいます。

上画像:授業で使用しているテキスト(一例)

   上画像:お茶猫(くつした)
   下画像:お茶亀

キャンパスライフ:その他について

 お茶大のキャンパスは都心にありながらとても緑豊かで、四季の訪れを肌で感じながら学校生活を送ることができます。お茶猫やお茶亀もおり、見かけると癒されます。また、生協の焼きたてパンは凝っていてとても美味しく、お昼時には行列ができているのを見かけます。さらに、大学の周辺にも飲食店やカフェがたくさんあるので、食には事欠かないキャンパスだと思います。忙しい授業や課題の合間を縫って、同期の皆さんと美味しいものを食べて息抜きするのはとても楽しいです。

 
 また、日本語教育コースの大半の授業が行われ、コース室や院生室などもある建物は文教育学部2号館というかなり歴史のある建物なのですが、来年度からは現在改修中の新しい建物に引っ越しするそうです!今からとても楽しみです。