OCAMI is Osaka Central Advanced Mathematical Institute of Osaka Metropolitan University.
https://www.omu.ac.jp/orp/ocami-en/
CAIT means commutative algebra and invariant theory.
We organize the following in-person seminar.
大阪公立大学数学研究所 (OCAMI) の研究集会のひとつとして下記セミナーを行います。
対面のみのセミナーです。奮ってご参加下さい。
OCAMI 可換環論・不変式論セミナー IV
OCAMI Commutative Algebra and Invariant Theory Seminar IV (OCAMI-CAIT Seminar IV)
日時 令和7年3月25日(火)13:30-17:00
場所 大阪公立大学杉本キャンパス 理学部E棟4階 F415教室(中講究室)
プログラム
13:30 – 15:00 柳川浩二(関西大学)
Local cohomologies with supports in the ideal associated with a simplicial poset (Part 1)
The construction and basic properties of injective hulls
15:30 – 17:00 柴田孝祐 (米子高専)
Local cohomologies with supports in the ideal associated with a simplicial poset (Part 2)
Title: Squarefree-straight correspondence
☆柳川浩二先生のアブストラクトは以下の通りです。
単体的ポセットは、本質はある種の有限正則CW複体で、単体的複体の一般化である。
単体的複体から定まる Stanley-Reisner ideal の一般化として、単体的複体 P に付随する多項式環 S
のイデアル I_P も定義され、様々な研究がなされている。(I_P は標準的な次数付けでは斉次に
ならず、変則的な ZZ^n-次数で考える必要がある。)
今回のセミナー全体では、局所コホモロジー H_{I_P}^i(S)を扱うが、第1部では、I_P を含む
次数付き素イデアルの剰余環の次数付き入射包絡の具体的記述を与え、その基本性質を考える。
☆柴田孝祐先生のアブストラクトは以下の通りです。
柳川氏により、n 変数多項式環上の標準的なZZ^n-次数付けに対して、squarefree module
とstraight moduleが定義され、それぞれのなす圏が圏同値であることが証明された。
その応用としてStanley-Reisner idealを台とする局所コホモロジー(実質、straight module)の構造
解析が行われた。今回のセミナーでは、単体的ポセットPに対するsquarefree module や straight
module (I_Pと同様にこれらについても変則的な ZZ^n-次数で考える)の定義と性質を述べる。
特にそれぞれのなす圏が圏同値であることを証明し、局所コホモロジー H_{I_P}^i(S)への応用を述べる。
☆会場の大阪公立大学杉本キャンパス理学部棟 (E・F棟) へのアクセスは
https://www.omu.ac.jp/about/campus/sugimoto/
にある案内とキャンパスマップを参考になさってください。マップ中、12 番が理学部棟で、「けやき通り」に面した、一番南側(11 番の建物寄り)の玄関から入り、4Fでエレベータを降りて(または4Fまで階段を上がって)左を向いたら廊下をはさんでE408教室(大講究室)があります。F415教室 (中講究室) は、左に曲がって大講究室に沿って数m 進むとすぐに角に当たるので、そこも左に進む(エレベーターを降りてから短い間に3回左に曲がる)と少し進んだところで右手にあります。