第11回観測的宇宙論ワークショップ

日程:2022年12月12日(月) ~ 14日(水)

会場:国立天文台(三鷹)大セミナー室 【アクセス】【キャンパスマップ

*新型コロナの感染状況を考慮しzoomを利用したハイブリッド形式での開催を予定しています。会場参加希望者が会場の入場制限を超えた場合、オンラインでの参加にまわってもらう場合があります。また開催時期の感染状況によっては完全オンラインに変更します。*

開催主旨

近年の宇宙進化に関する観測/実験プロジェクトの結果から、いわゆるΛCDMモデルが標準宇宙モデルとして認知されるようになりました。しかしながらΛCDMモデルを構成するインフレーション、暗黒物質、暗黒エネルギーなどの性質、それらが天体形成いかに関わっているか、またニュートリノの性質やその宇宙進化における役割など多く課題が残されています。また一方、宇宙背景輻射と近傍宇宙の観測結果から推定されるハッブルパラメーターやσ8パラメーターに差異があることが示唆されており、標準宇宙モデルを超えたメカニズムの探究も行われています。このような状況のもと、国際的枠組みで推進されている大規模プロジェクトへの参加や、独自なアイデアや新規手法に基づく研究など宇宙論研究への取り組み方も多様化しています。本研究会は、観測的宇宙論を中心に関連するテーマ(宇宙物理学、重力理論、素粒子物理学)にわたる理論と観測の進展を議論し、参加者間の交流を通して新しい研究を生み出すことを目的とします。特定のプロジェクトや理論・観測の枠に縛られることなく研究者の興味・関心に基づく研究について講演して頂き、広く意見交換することで、新たなアイデアに基づく研究や観測計画へのフィードバックが生まれることを期待します。招待講演者の方には専門分野の進展や未解決問題、将来的な観測プロジェクトについての講演をしていただき、一般講演者には目一杯ご自身の研究の話をしていただく予定です。まとまった成果にこだわらず、研究の動機や手法に力点をおいた講演も歓迎します。大学院生を含む若手研究者の積極的な参加を期待しています。


招待講演者(敬称略)

  • 石垣美歩(国立天文台)

  • 大里健 (千葉大)

  • 多田祐一郎(名古屋大)

  • 冨永望(国立天文台)

  • 播金優一(宇宙線研)

  • 広島渚(富山大)


参加登録:申し込みは締め切りました。

***研究交流促進のため、まとまった成果にこだわらず研究の動機や手法に力点をおいた講演も歓迎します***

  • 講演申し込み締め切り ー 11月18

  • 旅費援助申し込み締め切り ー 11月18

  • 参加のみ申し込み締め切り ー 12月5日


世話人:大栗真宗、白崎正人、高田昌広、高橋智、高橋龍一、樽家篤史、西道啓博、浜名崇、横山修一郎


助成:

  • 国立天文台科学研究部

  • 学術変革領域研究(A)計画研究「すばる多天体分光観測によるダークマター探索」(代表:高田昌広)


過去のワークショップ

  • 第10回(2021)オンライン(ホスト:基礎物理学研究所)

  • 第9回(2020)オンライン(ホスト:カブリIPMU)

  • 第8回(2019)東北大学

  • 第7回(2018)山口大学

  • 第6回(2017)弘前大学

  • 第5回(2016)広島大学

  • 第4回(2015)京都大学

  • 第3回(2014)名古屋大学

  • 第2回(2013)国立天文台

  • 第1回(2012)東京大学