沖縄支部長挨拶
New 205.4.30
支部長を拝命しております琉球大学農学部の高良よりご挨拶申し上げます。
昨年度の令和6年度を振り返りますと、本協会が発行する会誌には機能性表示食品のシステムや安全性評価について多くのページが割かれ、小林製薬株式会社による紅麹のサプリメントに混入した青かびの代謝物による健康被害が引き起こした社会的インパクトの大きさを改めて考える1年となりました。
本県には、琉球王朝時代から中国から伝来した紅麹菌を用いて豆腐を発酵加工した「豆腐よう」が知られますが、小林製薬の一件で大打撃を被った沖縄県内の豆腐よう生産者も、現在は落ち着きを取り戻しつつあると伺っています。
一方、令和6年の沖縄県内における食中毒の発生状況は218人の患者数が報告されております。食品による健康被害はこれらの急性胃腸炎を引き起こす食中毒の他に、いわゆる健康食品やサプリメントによる健康被害が存在します。
後者の健康被害は顕在化しにくいことは皆様も良く知ることでしょう。
不確かな食品成分についての健康情報や、食生活の乱れ・運動の不足などの生活習慣について、誤った情報は今も昔も世にあふれております。
健康食品管理士会沖縄支部では、今年度も研修会を中心に正しい情報の場を提供いたします。どうぞご協力のほど、よろしくお願いいたします。
健康食品管理士会沖縄支部
支部長 高良健作
2024.6.6
新支部長より
令和6年度沖縄支部定期総会を終えて
琉球大学農学部で教授を務めております高良健作です。現役員の任期は本来であれば昨年度の令和5年度から本年度の2年間でございましたが,支部長をお務めの玉城武範氏が退任を申し出たため,役員会で議論をした末,私が支部長職を務めることとし,先の総会にて支部長として承認を頂く結果となりました。なお任期は管理士会沖縄支部会則第14条2項に則り,前任者の任期の残存期間である次回総会までです。どうぞご理解願います。
さて2024年度のスタートは小林製薬の紅麹製品による健康被害の発生で,本県の伝統的食品である「とうふよう」等の紅麹製品に極めて大きな風評被害が発生しています。紅麹菌は,黄麹菌や黒麹菌などの他の麹菌に比べて生育スピードが遅いため,製造工程中にコンタミネーションが発生しやすいことは,紅麹を扱う者における初歩的情報です。本協会会誌19巻2号p84にも記載の通り,今後健康食品の製造には健康食品GMPの導入は必須となることでしょう。我々健康食品管理士は,今回のような健康食品の事故に対し,県民に対し正確な情報を伝え,風評被害をできるだけ防ぐ役割を担っているかもしれません。
健康食品管理士会沖縄支部
支部長 高良 健作
2024.4.18
会員及び新規入会会員の皆様へ
新年度の始まりに当たり、新たに加わってくださった会員の皆様を心から歓迎します。また、支部を支え続けてくださっている会員の皆様にも、改めて深く感謝申し上げます。
昨今の健康食品を取り巻く健康被害の問題は、業界にとって深刻な懸念を投げかけています。様々な品質の健康食品が存在する市場に対して、私たち健康食品管理士/食の安全管理士は正確かつ信頼性の高い情報を提供し、消費者の安全と信頼を守る責任があると考えています。個人的には、日常生活における食への接し方、及びその中での健康食品を摂取する際の安全性と個別の有効性について丁寧に伝えていく必要性を強く感じています。
このような社会情勢を背景に、沖縄支部では健康食品に留まらず、消費者の日常における食の安全性と安心を提供するリスク・コミュニケーターとして、会員の皆様がそれぞれの場で積極的に活躍していただくことを目指して研修の強化に努めて参ります。新たな情報共有の場として支部ホームページをぜひご活用ください。
今年度も、皆様の一層のご支援とご協力を心からお願い申し上げます。より健全な社会の構築を目指し、多くの専門職で構成される沖縄支部として共に学び成長していきましょう。
皆様からの貴重な意見をいつでもお待ちしております。今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
健康食品管理士会沖縄支部
支部長 玉城 武範
2023.6.2
令和5年度沖縄支部定期総会を終えて
皆様、こんにちは。日頃より、健康食品管理士会沖縄支部の活動にご参加いただき、誠にありがとうございます。
過去2年間、新型コロナウイルスの影響で支部活動を控えざるを得ない状況が続きました。年に一度の研修会の開催は何とか維持しましたが、それでも皆様にとっては充分に活発な活動とはならず、その点について深くお詫び申し上げます。
しかし、令和5年5月8日以降、感染症の分類が5類感染症に移行し、行動制限も緩和されました。これを受け、本格的な対面での活動再開を模索しております。
当会がこれまでに培ってきた「食と健康」をテーマにした活動は継続いたします。多様な職種から構成される当会の特徴を活かし、より総合的な視点で研修会などを企画して参ります。
会員の皆様への情報提供は、支部のホームページを通じて行います。最新の研修情報をお見逃しのないよう、ぜひご活用ください。今後とも、皆様のご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
沖縄支部長 玉城武範
2023.4 .1
健康食品管理士会沖縄支部会員の皆様
平素より沖縄支部の活動にご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
令和4年度はコロナが大きな流行をした中ではありましたが、会員の皆様に健康食品管理士として継続学習していただけるよう研修の機会と情報等を提供して参りました。
今年度も引き続き会員皆さまにとって、沖縄支部がより自己研鑽に活用できる団体となりますよう、ホームページを中心とした情報の発信と支部研修会の内容の充実を図ってまいります。沖縄支部ホームページをご活用ください。なお、旧ホームページは令和5年5月2日までの閲覧となります。
皆様のご意見やご要望もお待ちしております。
今年度も、沖縄支部役員は一丸となって皆様により良い情報の提供と資格資質の向上に、邁進してまいります。引き続き、ご支援賜りますようお願い申し上げます。
沖縄支部長 玉城武範
沖縄支部役員一同
2022.4.11
春陽の候、皆様におかれましては益々健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
日本食品安全協会は、健康食品の問題に適切に対処できるアドバイザリースタッフを、教育界で育てることを目的に、平成16年5月に設立されました。
沖縄支部は平成18年9月に設立され、これまで多くの健康食品に関する研修会等を行って参りました。近年は、健康食品に限らず消費者の身近な場において食の安心・安全に関する正確な情報を発信するリスク・コミュニケーターとして現場で活躍いただく目的で、食にまつわる健康課題に関する研修に特に力をいれております。
国家資格保持者および専門職(学位取得者等)で構成される当会として、今後の皆様の食品関連分野における活動を全力で支援いたします。当会の活動を共に楽しんで、大いに盛り上げていただきますようよろしくお願い申し上げます。
玉城武範