目的: O-Force Co., Ltd. の秋澤らはセリンプロテアーゼ用の酵素活性を有する低分子ペプ チドを見いだし、このような酵素ペプチドの総称として Catalytide を提唱している。この 発見は、これまでの酵素の概念を覆す科学的に極めて興味ある発見であるとともに、ア ミロイドベータペプチドを分解することより、医薬品ばかりでなく、様々な産業応用が期待 できる。 本研究会では、様々な異分野の研究者間の親密な連携をはかることでCatalytide の実 用化を目指すことを目的とする。
特徴: 遊びココロに満ちた、真剣に夢を追いかけるエネルギッシュな集団 会員限定のクローズドな勉強会 参加資格: Catalytide の可能性を追求し、社会の役に立てる製品開発を目指す意思があること。
参加条件等: O-Force と秘密保持契約を結ぶこと。 酵素ペプチドの割引販売(2割引き)
年会費: 個人:1万円/年、 法人:6万円/年
活動: 研究報告会(1回 / 年) (一泊二日を計画中)
機関誌 (Catalytide 研究会 News Letter) 発行(2回 / 年)
運営: O-Force Co., Ltd. 代表;秋澤俊史、 事務担当:中村里菜
設立: 2018年9月1日
個人会員:
斎藤源顕 (教授:高知大学医学部薬理学研究室)
小西元美 (教授:摂南大学薬学部 )
News letter No.1 (偶然の発見は信じられない大発見?)by T. Akizawa
We have just opened the novel door leading to the unknown world of peptide enzymes by
Catalytide!(酵素ペプチドによる世界初の創薬を目指して)
当社起業の目的は、低分子ペプチド酵素の医薬品あるいは産業製品への展開活性化することにあります。これまで酵素と言えばタンパク質であり、低分子ペプチドに酵素活性があるなど誰も想像できなかったと思います。我々は低分子ペプチドがアルツハイマー病発症の原因となるβ-アミロイドタンパク質を分解することを見出し、Catalytide と命名しました。まるで、小さなXウイング(ペプチド)で大きなデススター(凝集性β-アミロイド)を内部から破壊するイメージです。研究を始めた時は、我々自身もこのような発見につながるとは思ってもなく、学術的な裏付けも無く、ただ単純に、「癌遺伝子産物由来のフラグメントペプチドにも何か我々に有益な生理作用があるはずである。そうでないと、生体は極めて非合理的なタンパク質合成を行っていることになる。そんな訳はないはずだ」と考え、ほぼ遊び気分、軽い気持ちで実験を始めました。そのため、具体的なアイデアがある訳ではなく、合成したペプチドを捨てるのはもったいないので何か使い道はないかと気楽に始めた研究が思いも寄らぬ新発見に繋がったというのが真相です。つまり『もったいないから新発見』です。
この新発見はペプチド創薬の新たな扉を開いたところです。大きな可能性を秘めた未知の道につながる扉です。未知の道の先にはアルツハイマー病をはじめとするタンパク質変性を原因とする神経疾患が挙げられます。その他、タンパク質毒素を分解する医薬品、再生医療への応用、実験用試薬、食品加工、洗剤など医薬品以外の分野への応用まで大きな可能性を秘めています。
O-Forces 命名の由来は、沖縄科学技術大学院大学(OIST) の所在地である沖縄、恩納村、摂南大学の所在地である大阪、私の出身地である大方町(現黒潮長)の頭文字と、科学的根拠のないゼロから研究がスタートしたということで ゼロを用いています。Force にはこれから気合いを込めて取り組んでいく強い意志を込めています。
O-Force は生まれたばかりのとても小さな会社です。しかし、 目指すところは太平洋のように広く、深く、そして無限の可能性を含んでいると確信しています。幸いなことに、同じ夢を追求してくれる、先輩、同僚、部下に恵まれ、O-Force を設立することができました。太平洋には嵐もきます。それでも坂本龍馬のように大きな夢と強い意志(Force)をもって進んでいこうと思います。その先には、必ずや、病気に苦しむ人の力となれる成果がだせると信じて挑戦していきたいと思います。
高知:医療法人聖真会渭南病院、元調剤薬局、みなみかぜ薬局、医療法人たんぽぽ清悠会松谷病院、株式会社フロンティア須崎店、有限会社サンファーマシー、株式会社四国調剤、医療法人仁栄会島津病院
関西:株式会社サエラ 、株式会社フロンティア、 わかば薬局