4:3サイズに正方形の文字を配置し、それを彫ってハンコにした氷見ノットワークのロゴ。手作業による素朴さと揺らぎが民藝のような温かみを与える。(2025)
能登半島地震の影響により公費解体となる建物から古材を救出し、販売する氷見古材販売会を実施。資源循環を地域全体の復興まちづくりへと発展させるための仕組みを整え、古材の次の使い手へとつなぐ活動を行なっている。(2025)
能登半島地震の影響に伴い解体された建物の跡地活用について、住民と意見交換を行う氷見中央町復興まちづくり会議に参加。救出した古材の保管・活用を担う循環センターの設置および、跡地の暫定的な活用方法を提案した。(2025)
能登半島地震により公費解体予定の建物から救出した漆塗りの天井材を用いたランプシェード。釘やボンドを使わないほぞ継ぎを取り入れた。都内の高校にて家具制作ワークショップを実施し、古材を次世代へとつなぐ実践的な活動を展開した。(2025)
能登半島地震により公費解体予定の建物から救出した床板を用いたスツール。板の切り欠きやほぞ、鼻栓を用いて釘などの金物を使わずに組み立てる構造とした。都内の高校にて家具制作ワークショップを実施し、古材を次世代へとつなぐ実践的な活動を展開した。(2025)
敷地南側に生えていた楠を使用し、職人の手で製材した龍梁。釿(ちょうな)や鐁(やりがんな)などの古代から伝わる大工道具を用い、現地で加工を行った。(2025)
福岡邸の落とし込み板および天井板の藍染加工。板表面の汚れを布で拭き取った後、5 倍稀釈した藍染液を 2~3 回塗布し乾燥させる。乾燥後に布で磨くことで、表面に艶が生まれた。(2025)
藤本工務店の大工さん指導のもと行った建て方。敷地が山奥の傾斜地にあるためクレーンは使用できず、すべての構造材を人力で運搬した。建物南側の桁に架かる龍梁は、先棒と滑車、綱を用い、大工と学生約 15名で引き上げた。(2025)
水:消石灰:籾殻を 1:1:5 の割合で混合した消石灰壁断熱。それを、落とし込み板と衣摺の間に流し込み断熱層を形成した。消石灰は強アルカリ性であるため高い防虫効果が期待でき、乾燥すると固化して崩れにくくなる性質を活かし、壁断熱材として活用した。(2025)
集落内で収穫した稲から出た籾殻を用い、燻炭機で製作した籾殻燻炭。籾殻を燻炭化することで防虫効果が生まれ、床下断熱材として活用できる。(2025)
釡沼集落や地域の方々からいただいた稲藁を用いて製作した藁断熱ブロック。稲わらを押切で切断し、直交するように積層した後、手作りのベイラーで圧縮することで藁断熱ブロックを形成した。最後にバルサンを使用して防虫処理を施し、天井断熱材として利用した。(2025)
福岡邸の住宅敷地における土中環境改善のワークショップ。土壌の水はけを良くし、雨落ち部分に縦穴と溝を掘り、焼き杭と落ち葉や枝を埋設することで、水と空気の通り道を形成。雨水を土中へと浸透させ、土中の呼吸と循環を促し、環境の再生を試みた。(2025)
千葉県鴨川市北釜沼里山集落へ移住した家族のための住宅の設計。近世の木組みと石場建ての大工技術を掘り起こし、身の回りの資源を用い、専門家と協働しながら自分たちでつくる。昔の建築の事物連関に身を投じ、その知性や技能を再現する建築の実践民族誌。(2024)
千葉県北釜沼集落に建つ木造伝統構法の合掌造りの小屋。石場建て基礎、貫構造の建前を学生が中心に施工を行った。集落の棚田の稲藁でつくった苫を縄で結んだ稲藁葺き屋根、今後も葺き変えを行い技術の継承を目指す。身体性と知の蓄積が込められる「結ぶ」という行為から名付けられた。(2024)
茅手の職人さんに指導していただき、結庵の屋根に、釜沼の天水棚田から得た稲藁を葺いた。麻縄や棕櫚縄、藁縄によって、篠竹を箱結びで登り梁に結び、稲藁を編んだ苫を男結びで篠竹に結びつけた。棟仕舞いには事前に作成した箱棟をのせた。(2024)
藤本工務店の大工さん指導のもと、結庵の建前を行った。ほぞやあなを差し金で計り、のみで削って現場で仕口の調整を行った。柱を礎石に据え、それぞれの柱に貫を通し楔で緊結した。声を掛け息を合わせて掛矢で部材をはめていき、金物を使わずに固める伝統構法の特徴を実践から学んだ。(2024)
大工さんの技術を身体で学んだ、木造伝統構法の継ぎ手仕口の墨付けと刻みのワークショップ。貫孔は角のみで開け、ほぞは手のこぎりとのみで刻んだ。その後2か月に渡り、学生だけで結庵建設に向けた墨付けと刻みを行った。(2024)
生態学的影響を最小限に抑える地盤事業。50cm幅の大きさの穴を掘り、約80cmの焼松杭を打つ。その上に割栗石、砕石を被せてタコで締める。水平を微調整しながら計16個の礎石を据える。(2024)
富山県氷見市において、能登半島地震に伴う液状化被害によって解体される建物の古材を、工務店や住民と民間主導で救出し保管する活動。廃棄される古材を減らし、古材を介して地域に残る歴史や文化、技術を後世に伝えることや、循環型経済を基盤とした新たな復興モデルの構築を目指す。(2024)
都内で展示された木造伝統構法の二畳の小屋を解体し、千葉県北釜沼集落に移築したプロジェクト。外壁は製材時に排出される端材を使用したシングル葺き、断熱材ウッドファイバー、仕上げの塗装は蒟蒻糊や柿渋で行い、建材のほぼ全てが生分解性である。(2024)
展示で発生した廃材で思い立って作ったインセクトハウス。中に枝が詰められている。虫たちの越冬場所となる。(2024)
TOTOギャラリー間の展示で発生した端材の置場。柱と貫の端材を使って貫構造の架台が作られた。この置場の材料は希望する来訪者に渡された。(2024)
足場板で土留めされた屋上菜園。植っているのは冬野菜のソラマメ、サヤエンドウ、カブ、小松菜。支柱の竹は都立大の竹藪から拾ってきたもの。素焼きのポットは灌水装置。西大井のあなの屋上に移設予定。(2024)
太陽光発電パネル3枚、蓄電池、インバーターを搭載した木造のパーゴラ。貫構法のため楔を外せば解体可能である。都立大能作研の学生が墨付け・刻みを行った。西大井のあなの屋上に設置予定。(2024)
竹で構成された堆肥置場。東京都立大学南大沢キャンパス内の竹藪は広葉樹を侵食しているため大学当局によって伐採されている。倒された竹を救出した。竹どうしは鉄筋で繋がれている。(2024)
TOTOギャラリー間の中庭の展示のための二畳の書斎。学生が伝統構法の墨付・刻みに挑戦し、貫穴は角ノミで開け、仕口は手鋸で切った。建前は藤本工務店の大工さんに指導してもらった。外壁は修正挽きした際に発生する端材をシングル葺きとし、角の文机、フードドライヤー、蒟蒻糊障子を設置した。釜沼集落に移設予定。(2024)
TOTOギャラリー・間で開催された「都市菌(としきのこ)−複数種の網目としての建築−」の展示設営。木造伝統構法の小屋、パーゴラ、都立大の竹や落ち葉を使ったコンポストなどの施工を行った。廃棄物を出さないことをコンセプトとし、これらは展示後すべて解体し別の場所へ移築した。(2024)
「杭とトンガリ」の敷地において、土中環境改善のワークショップを行った。土壌の水はけを良くし、新鮮な水や空気の通り道の形成を誘導するために、雨落ち部分に縦穴と溝を掘り、節抜きした竹と落ち葉や枝、竹炭を埋設した。通常土壌に戻らない雨水を浸透させ、土中環境を治癒する。(2024)
藁ブロックと竹、蜜蝋ワックス塗りの綿布の、土に還る材料でできたタイニーハウス。タイニーハウス・フェスティバル2021にてヴォイス・オブ・アースデザイン小委員会とストローベイルハウス研究会との共同で出展した。(2024)
「明野の高床」におけるストローベイルハウス構法の藁による壁材兼断熱材の施工。廃棄物となることを見越して土に還る素材で作られており、藁を積みシュロ縄と泥団子で固定し、荒土壁によって仕上げた。高床は藁を守るための形式でもあり、高温多湿な気候の日本での藁の腐食を防ぐ。(2024)