八幡宮の祭祀の中で最近ではめずらしい「獅子舞」があります。
神社で神主のご祈祷を受けた後、神前で太鼓を打ち鳴らしながら獅子舞を行い、その後、自衛隊官舎、蓑口の境、則清の境、飯島の境の4箇所を巡り、それぞれの場所で太鼓を叩きながら獅子舞をします。そして「悪魔祓い、悪魔祓い」と言いながら境に御幣を立て御神酒を捧げて悪魔祓いをします。
最後にお宮に戻ってもう一度獅子舞をしてから獅子頭をお宮に安置して終わります。
古老の話によると昔は毎年4月に部落の若い衆が神社でご祈祷をして祝の酒を呑んで太鼓を打ち鳴らし御幣をかざして各戸を廻り、獅子頭でそれぞれの家族の頭を噛み、ひとくさり舞を行い祝儀を頂戴します。最後に、村外れに御幣を立ててすべての悪魔祓い行事を終わったものだとのことです。
獅子舞に頭を噛まれるのは、「その人についた邪気を食べてくれる」ためで、縁起が良いとされています。特に子どもが噛まれると、邪気払いや無病息災、学力向上などのご利益があると信じられています。
この獅子頭は江戸時代に次第浜の海面に漂い着いたものを当時次第浜の神社を兼務していた宮司の本務社である西宮内八幡宮に奉納されたものです。
獅子頭は黒塗りの唐木造りで、同様のものが能登半島にあるようなので、その方面から流れ着いたものではないかと言われています。
塩に洗われ遠く漂ってきたのに、歯の部分、耳の部分等を多少補修をしただけで現在も良好な状態でまこと丈夫なものです。
氏子総代記
(下記の写真は全て2013年06月02日撮影のものです。)
西宮内・八幡宮の宝物の一つ「獅子頭」
自衛隊官舎にて
蓑口の境にて
神社前にて
神社前にて