ハピスマとは

西神奈川学童ハッピースマイルとは?

西神奈川学童ハッピースマイル(通称:ハピスマ)は、横浜市立浦島小学校区および二谷小学校区に在住する小学校1年生~6年生のための放課後児童クラブ(学童クラブ)です。

クラブの名前の「ハッピースマイル」は、ここに通う子どもたち、保護者のみなさん、指導員、みんなが「ハッピーな笑顔でいられるように」との願いがこめられています。

放課後キッズクラブとの違い

ハピスマと並ぶ小学生の放課後の居場所として、小学校の施設内にある放課後キッズクラブ(以下キッズ)があります。ここでは、キッズにはないハピスマの魅力をご紹介します。

開所時間が早い

夏休みや土曜日など、キッズの開所は8:30ですが、ハピスマは8:00に開所します。仕事を持つ保護者にとっては、地味ですがこの30分の違いは大きく、これが理由でハピスマを選ぶ保護者もいます。また、保護者の要望があれば7:30開所の相談にも応じています。

様々なお迎えに柔軟に対応

キッズはお迎えが必須です。ハピスマも原則としてお迎えに来ていただき、必要に応じて子どもの様子をお伝えしていますが、習い事などによる中抜けや一人帰りにも柔軟に対応しています。また、急に帰りが遅くなったときは友達のお迎えのときに一緒に帰って友達の家で過ごすなど、子どもだけでない保護者同士の中の良さを活かしたことをする方もいます。

台風などの臨時休校時にも開所

台風などによる警戒発令により休校となった場合、キッズは開所しませんが、ハピスマは開所して子どもをお預かりします。災害時の引き取り(訓練含む)もキッズは対応していませんがハピスマは対応しています。
交通機関が停止して指導員が出勤できない場合もありますので、状況については随時保護者に連絡しています。

毎日のお弁当作りから解放される

夏休みや冬休みなどの長期休みのとき、キッズは毎日お弁当を作る必要がありますが、ハピスマでは昼食作りの日にはスタッフと子どもたちで昼食を作るため、お弁当を作る必要がありません。カレー、焼きそば、流しそうめんなどメニューも豊富!子どもの料理の勉強にもなり好評です。

手作りおやつ

育ち盛りの子どもに毎日お菓子を与えることに不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。ハピスマでは手作りおやつを取り入れており、子どもたちはできたてのおやつ(というよりほぼ軽食)をお腹いっぱい食べられます。また、キッズのおやつは17時以降なので、お腹をすかせてしまったり、晩ご飯までの時間が短く晩ご飯をあまり食べなかったりすることもあるようですが、ハピスマでは上級生が帰ってきたらおやつを食べています。

お手伝い

ハピスマでは、家族の一員として様々な役割を担ってもらいます。「テーブル拭き」「配膳」「後片付け」「買い物」「調理」「洗い物」「洗濯物たたみ」「掃除」など。お手伝いを任せることで、自分の仕事として責任を持ち、段取りを考えて工夫し、人の役に立つことで自信や自己肯定感に繋がります。家庭では手伝わせたい気持ちがあっても、親がやった方が早いとついついチャレンジする機会を逃がしがち。子どもたちは積極的に取り組んでくれるので、大きな戦力になっています。

子どもの様子が分かる

保護者専用のホームページから、日々の子どもたちの様子やお誕生会などのイベントの写真を見ることができます。

異なる学年の仲間と生活できる

キッズは小学校の延長のような形で同じ学年やクラスの友達と遊ぶ傾向が強く、また子どもたちも来たり来なかったりなので、メンバーも毎日異なりますが、ハピスマでは1年生から6年生までの子どもたちが学年を超えて遊んでいます。キッズは高学年になるにつれて行かなくなってしまう傾向が強く、6年生は1年生の3%程度(*1)しかいませんが、ハピスマは6年生まで通う子どもが多いのも特徴です(ハピスマを含む横浜市の学童保育における6年生の人数は1年生の40%(*1))。上級生が下級生の面倒を見るという精神が子どもたちにも根付いており、一つの大きな家族のように過ごしています。

(*1) 横浜学童保育連絡協議会調べ

学区外の友達、より多くの見守りができる

キッズは学校内の預かりですが、ハピスマでは複数の小学校の子どもたちが過ごします。幼稚園・保育園で仲がよかった別学区の友達と過ごす、ほかの学校の友達ができるなど学区を超えたコミュニティを持てるので友達の輪も広がります。ハピスマの子どもたちは保護者の顔も覚えて慕ってくれるので、自身の子ども以外の子どもたちとも距離が近くなります。ハピスマ外でも地域でより多くの目で成長を見守り支えるネットワークができます。

コミュニケーション能力が養われる

ハピスマでは、異なる学年・異なる学区の仲間との集団生活です。さらに、指導員やスタッフ、保護者など学校の先生以外の大人と接する機会も多いです。年上の気持ち、年下の子への接し方など協調性・社会性を自然と学んでいきます。たくさんの人との関りを経験できるから、コミュニケーション能力が高い子が多いです。また、子どもたちは自主活動で企画や発表する経験があるため、人前での発表に慣れている子も多く、学校生活でリーダー、司会、挨拶などの役割に立候補して活躍する子も多くいます。

サマーキャンプ、ドッジボール大会など様々なイベントがある

キッズは学校内の活動に限られますが、ハピスマには、新入所歓迎会、神奈川区内学童交流会、サマーキャンプ、ドッジボール大会、保護者交流会、卒所パーティーなどのたくさんのイベントがあります。子どもだけでなく保護者も参加して楽しむことができます。また、神奈川区の他学童との交流イベントもあります。夏休みには社会科見学や観劇などのお出かけも行っており、子どもたちにも良い経験になっています。これらのイベントを通じて、子どもたちだけでなく保護者同士も学校・学年を超えて仲良くなれるのもハピスマの魅力です。

いつもの仲間がいる安心感

ハピスマは常任指導員、スタッフが見守ります。ハピスマに通う子どもたちは、放課後の生活の場として基本的に同じメンバーが帰ってきます。日々通うからこそ、指導員は子ども同士の関係性や一人ひとりの性格を見極めることができ、ちょっとした変化に気付くこともできます。必要に応じてその子に合わせた指導・援助を行い、日々の様子や成長を保護者に伝えてくれます。保護者もいつのも仲間がいるから安心して預けることができます。

デメリットは?

キッズとは異なり、ハピスマの運営主体は保護者自身であるため、日常的な運営は保護者会役員が行っています。また、役員以外の保護者も何かしらの実行委員として、各種イベントの企画・実行などを行っており、保護者全員でハピスマおよび子どもたちの毎日の生活を支えています。それらの役目は外から見ると大変そうとデメリットに思えるかもしれません。しかし、保護者が働いていることを前提としているため、それぞれの役目は働きながらでも問題なくできるよう配慮されています。また、保護者が運営主体であることにより、保育に対する要望などを直ちに反映させることができ、子どもが日々生活する現況を把握できるのは逆に最大のメリットと言えるかもしれません。

各種イベント参加もスケジュール調整が面倒と思われるかもしれません。イベントによっては、子どものみ参加やほかの保護者にお願いすることもできますが、親子一緒に参加することで、子どもたち同士の関りや日頃みることができない成長を感じることができます。また、ほかの保護者の顔ぶれも判かり、交流の機会が増え、保護者同士が仲良く協力し合える心強い仲間がたくさんできます。

施設紹介

外観

JR東神奈川駅から徒歩2分のところにあるYSYビルの2Fと3Fにあります。2Fは1フロア占有&下は駐車場なので子どもたちの足音が下の階にご迷惑をかけることもありません。

地味に漢字検定の認定準会場だったりします。毎年1月にはたくさんの子どもたちや保護者が受験しています。 

室内

子どもたちが過ごす場所です。清潔をモットーとしており、日々の掃除は欠かしません。

本・おもちゃ・遊具

ハピスマにはたくさんの本や図鑑などがあり、みんなで一緒に読み合ったりもしています。OB・OGから読み終えた本を寄付してもらったりもして、年々増えています。プラレールもOBから寄付をいただき、かなり増えました。

外遊びの遊具も充実!反町公園での遊び方には事欠きません。

沿革

西神奈川学童ハッピースマイルの前身は東神奈川学童クラブにあります。東神奈川学童クラブは近くに学童保育のなかった神奈川小、幸ヶ谷小、二谷小、浦島小などの保護者が平成11年夏から集まり、希望者を募り、運営委員会を立ち上げ、施設を確保し、平成12年4月から横浜市の委託を受ける学童保育として誕生しました。開設以来、年々入所する児童が増え平成14年4月には80人を越える児童が通う、市内でも有数の大規模学童クラブに成長しました。

平成17年度には東神奈川学童クラブ全体で100人を越える入所児童数が予想されたことから、より良い保育及び児童の環境などを考慮し、保護者会で検討した結果、平成16年4月に学区で児童を分け、新しく学童クラブを誕生させることにしました。そして誕生したのが西神奈川学童ハッピースマイルです。

子どもたちも、学年を越えた異年齢の遊び・生活の中で育っています。保護者同士も信頼と連携を十分に持ち、居心地の良い学童保育を力を合わせて作って行きましょう。