新潟市を所在地とする「新潟ランタン会」のホームページです。「新潟ランタン会」はごく一般の山の趣味人の集いです。ランタンの由来はランプの意味ですが、いつも明るくという意味や、のんびりランランルンルン気分で行こうという意味を含めています・・・
令和6年12月22(日) コース: 表参道―山頂(往復) 報告者 S・W
今日は越後支部主催の米山登山の予定であったが、大雨、大雪注意報発令から登山は中止となった。新潟市は8時頃から雨も止み日差しが出てきたことからkさんと近くの山へと出かけることにした。大雪注意報はどこに行ったのか陽も差し登山日和の天気になった。
先週は新雪の弥彦山登山であったが、今回は雪も塊り、滑りやすい登山道であった。5合目から6合目の岩稜地帯は小規模の雪崩からデブリがあちこちに見られた
6合目付近で10人前後のサンタクロースのグループ(サンタ、トナカイ、そり)に会いお菓子を頂いた。真っ白な雪に囲まれた世界の「サンタクロースの赤」、「茶色のトナカイ」と「そり」、クリスマスを演出した彩度のコントラスト、アイデアたっぷりの軍団であった。折角なので画像に収めることにした。
9合目下部から防寒具を着用、尾根に乗ると冷たい強風、眼下の日本海は大荒れである。山頂で安全登山を祈願し、里見の松(東屋)でお昼をとり下山とした。4合目には餌を求めたヤマガラが10数羽ほど飛び回っていた。最近は登山者に慣れて来たのか手に乗ったり、楽しそうにさえずるヤマガラでした。
2024/12/22 弥彦山表参道 若者サンタクロースのグループの皆さん
弥彦山山頂から新潟方面
食事中の4合目のヤマガラ
日時:2024年9月26日、 報告者:H.I、 コース :立登山口(駐車場) ~ 花立峠 山頂 ~ 鋸山 山頂 ~ 花立登山口(往復・日帰り)、 参加者: S.W 、 K.T、 R.I、 I.F & H.I
I.F さんが 新潟ランタン会 に入会する前に、登山に参加同行して入会の判断をすることになった。
亀貝、知遊堂 駐車場に R.Iさん以外が集合、登山口へ向かう。R.Iさんとは花立登山口にて合流。
登山口の駐車場には、工事現場に設置されるような仮設トイレが二基設置されていて、女性にも安心。
花立登山口 標高208m。9:35出発。天候は晴れ時々曇り。ミンミンゼミの鳴き声が響く残暑のなかでの登山開始。歩き始めてすぐにシャツは汗だらけ。季節感はまだまだ夏である。
登山開始後25分で「三合目」と表示のある休憩ポイントに10:00着。標高 約350m。
ここから続く緩い登り道は天空が開けて、背中に直接降り注ぐ日光が暑かった。そんな環境からなのか、道わきにはミョウガが生えている。しかし早速やや強い登りとなり、同時に登山道は灌木の中に入るので、ミョウガは消える。
35分間登り続けて「六合目」と表示された水場に10:40着。ここの水は冷たくて、暑い本日にはとても心地よい。 S.W 会長から、全員にカップゼリーが配られ、一同、束の間の休息をとる。
水場から先は再び急登となるものの、15分も登ると「花立峠山頂」の看板がある休憩ポイントに着く。標高は700m。ここからは長岡の町並みも見えるようになる。
花立峠山頂から鋸山へ続く登山道は、ブナ林の中を緩い登り下りを繰り返しながら30分ほど続く。下界の長岡市内から見上げた鋸山の稜線が、ギザギザした鋸の刃の様に
見える理由が、そこを歩いてみて、小さな登り下りの繰り返しが続いているからである、と実感できる。
ここのブナの樹齢はおしなべて若く、幹の太さは中太で、似たり寄ったりの均一さがあり、それが統一的な美しさを醸し出す様だ。登山道の行く手左側は谷底へと切り立つ急峻な崖の様相を呈していて、時折谷底から吹き上げてくる風の流れは涼しく、登り始めた時の暑さを忘れさせてくれる登山道である。
そろそろ山頂に着くころだろうと思った通りに、11:35山頂着。
石の祠と三角点に加えて方位盤が設置されている。ここの視界は広く、うっすらとはしつつも日本海に浮かぶ佐渡島が目に入り、反対側には守門岳も眺められる。記念撮影をして、来た道を少し戻って昼食。
12:30 下山開始。実質約一時間半で花立登山口まで下山した。
9月末とはいえ、紅葉にはまだ早い、晩夏の山だった。それでも涼しさも時折感じられた。数日後には始まるであろうブナ林の紅葉を想像してみれば、美しい山に変貌している景色が瞼に浮かぶ山である。鋸山が、行動時間にも余裕がもてる、身近で親しみやすい山であることを、再確認できた登山であった。
花立峠山頂
花立峠山頂から鋸山山頂へと続くブナ林
鋸山 山頂
日時:2024年8月23日(金) 報告者 H.I メンバー: H.I 単独。
ルート:湯の丸高原林道 ~ 池の平駐車場(2061m)~ 池の平外輪山(雲上の丘(2110m)~三方ケ峰(2040m))~ 池の平湿原(2000m) ~ 鏡池(2000m) ~ 東歩道(外輪山)~ 池の平駐車場~ 東篭の塔山(2228m)往復
この数日間、熱中症への警戒が繰り返し報道されている。8月23日、同窓会が小諸で計画されているのを機に、涼風と高山植物が咲く標高2000m以上の天空の地に足を運んでみたいと思い立った。
8月22日夜までに、湯の丸高原(1732m)に入り、翌朝7:00に開門される湯の丸高峰林道を15分程度車で高度を上げれば、朝7:15には標高2061mの池の平駐車場に到着できる。
単純に考えて、高度を100m上げれば0.6℃の気温低下があるハズなので、新潟市を35℃とすれば、22~23℃の涼風の世界に身を置くことができる、と考えたわけである。
小諸から湯の丸高原に向かう県道94号線の途中には、源泉かけ流しの温泉が点在する。8月22日は夕方にここで一風呂浴び、翌日の出発に備えることにした。
8月23日、早朝は予想通りに涼風が吹き、寒さを感じるほど。林道を15分程度で走りぬけ、池の平駐車場で行程のための最終準備を整えて、7:55 出発。天候は曇りで、景色は期待できないかもしれないけれど、雨は夕方まで降らない予報。ガスがかかり、あまり視界は良いとは言えない中を歩き始めた。
外輪山一周と、湿原散策は、歩行時間だけをみると2時間強程度。景色を眺め涼風に吹かれる楽しみを加味しても3時間もあれば十分と考えた。外輪山は若干の登り下りがあるものの、道は整備され、湿原内の木道は新しい。ガスは薄くなり、雲間からの視界が開くようになり、軽快に歩いて2時間で予定行程は終了した。
手持無沙汰な顔をしながら、観光看板を見上げていると、豊富な髭を持つパトロール隊員が声をかけてきた。
天候は夕方まで問題なし。登り40分、下り30分の 東篭の塔山(2228m)は景色も良いしお勧め、とのこと。
急遽、湿原とその外輪山も一望できるこの山へ、このままピストンしてくることにした。
10:00登山開始、休憩を含め、山頂10:50着。北方は雲に覆われ視界は無い。しかし東方向には浅間山が頂きを見せ、西方向には先ほど一周してきた池の平湿原とその外輪山が見下ろせた。さらにその先には本日の宴会地である小諸市が、思いの外深さのある下界方向に広がっていて、ここがなかなかの高山であることを思い出させた。気温は日が上がると共に上昇し、ここが2228mの高地であることを忘れさせる暑さになった。
自身の足で高度を上げる登山では無かったものの、2000m級の高山を歩いたことは確かである。また植生も秋の高山植物が花を咲かせていた。パトロール隊員からの追加登山のアドバイスに従いラッキーだった。
楽に高山を楽しめる山として、またいつかここに来る日はかなりの確率でありそうに思える登山だった。
以上
外輪山 雲上の丘(2110m) から眺めた池の平湿原
池の平湿原 鏡池(2000m)
東篭の塔山 山頂(2228m) 背後最後方は浅間山
ウメバチソウ
マツムシソウ
アキノキリンソウ
日 時 :2024年2月14日(水)
メンバー:渡辺茂、小林文子
雪割草の咲き具合を見るため、弥彦山裏参道を歩いてきた。駐車場から10分ほど進むと3輪ほどが、スカイラインを横断し右側の階段付近に3輪、ムササビの宿付近にも3輪程の雪割草が咲いていた。いよいよ春到来、楽しみの季節がやって来た。
今季初の雪割草
今季初のオウレン
日 時 :2024年2月13日(火)
先回のリベンジとして再度、守門大岳に向かう。除雪終了地点6時20分出発、今日は冷えたことから昨日のトレースはカチカチで歩きやすい。保久礼から新雪ため「わかん」を装着した。キビタキ小屋は埋まっているが例年の積雪量と比較すると2m前後少ないようだ。上空は青空、妙高、駒ケ岳、荒沢、燧ヶ岳と展望は最高であるが不動平からは強風で雪煙舞う中の歩行だ。今日は単独、これでは袴岳は無理と思い大岳で下山と決めた。大岳山頂9時半到着、雪煙舞う中の景色はどう幻想的な世界であった。。帰宅して雪煙の写真を見ると雪煙は写っていなかった。不動平下部でコーヒータイムをとり下山とした。
不動平付近から守門大岳
大岳山頂から中津又、粟ケ岳を望む
キビタキ小屋
雪煙舞う大岳から袴岳方面
報告者 新潟ランタン会 K・M
日 時:2024年2月11日
白山は三度目。初めて登った時は春、古い記録を見ると2004年4月30日だった。その当時、見た花をメモしていたのだがたくさん書いてある。きっと花満開だったのだろう。中でも自然のスポットライトを浴びたシュンランが神々しかったのは忘れられない。二度目は2022年10月30日。ところどころ紅葉の中やっとこさ登った。下りの田村線で疲れ切った頃、小さくほんのり輝くキッコウハグマを見つけた時は疲れが吹き飛んだ。
そして今回2月11日。他の山同様雪が少ないようで、最初は雪も風もなく汗をかきかき登った。急登を登ると三合目辺りから待ってましたの雪。足跡から先行者は、一匹と一人のようである。最初は犬を連れた登山者かと思ったが、途中から犬と思われる足跡は消えた。その代わりウサギのような違うような足跡や、跳躍力のある小さな足跡、カモシカの足跡などを見かけた。そして前日から降った40センチ前後の新雪のおかげでとにかく白さが美しい。例年なら雪の下であろう木々が、冷たい尻尾を纏い白い森を作っている。ときおり覗く青空も嬉しいが、薄い雲の向こうに太陽が現れると、それはまた白黒の世界が幻想的で美しい。
雪山の白の中では想像力が働き、通ったであろう動物や人を見る事ができる。雪山には色とりどりの花はないが、白い華が一面に咲いている。怪我さえしなければ転んでも楽しい。なんでもっと早く雪山に登らなかったのだろう。
今回も会のベテラン先輩方にお世話になった。自分が思っているより危なっかしかったらしく、下山の危険個所ではザイルで保護してもらった。とても有り難い。一人や友人とでは登れない雪の白山、会に入って本当に良かった。そしてたった三回しか登っていない白山だが、毎回印象が深い。また登ろう、ヒルがいない時期に。
まもな白山山頂
白山山頂
日 時 :2024年1月31日(水)
天気に誘われ弥彦山スカイライン間瀬口から石瀬峠を経由し多宝山へ。山頂直下までの登山道には雪は無く春山状態、山頂直下は積雪30センチ前後であった。
スカイライン沿いはイノシシの足跡が多く頭数も多くなったのか注意が必要だ。
多宝山山頂直下
多宝山山頂
多宝山から飯豊展望
昼食をった後、天気も良く時間も早いことから角田山に向かう。1日の地震よるものか稲島コースお地蔵様の付近は崩れていた。観音堂までは雪は無く春を思わせる登山道でした。
観音堂から飯豊展望
角田山山頂