新潟市を所在地とする「新潟ランタン会」のホームページです。「新潟ランタン会」はごく一般の山の趣味人の集いです。ランタンの由来はランプの意味ですが、いつも明るくという意味や、のんびりランランルンルン気分で行こうという意味を含めています・・・
日 時:2022年12月28日(水)
2022年最後の山登りである。弥彦山スカイライン間瀬口から歩き、石瀬峠から登山道へ。山頂付近の積雪は50センチ前後、山頂は風が強く寒い、雪も降って来たが白銀に輝く飯豊や越後三山、荒沢岳、尾瀬の燧ヶ岳を眺めることが出来た。今年も130日程、山々で遊ぶことが出来た。山頂の気象レーダー観測所は工事中ですが今日の工事は休みでした。
工事中の観測所
越後三山と魚沼方面の山々
飯豊連峰
日 時:2022年11月28日(月)
メンバー:井口(光)、渡辺、井口(礼)
好天が見込まれることから急遽、守門岳に行きたく、いつもお世話になっている井口夫妻に誘いの連絡をすると守門岳に行く予定とのこと。それなら一緒にと話がまとまり守門岳に・・・
新潟4時半出発、「とちお道の駅」で合流し二口登山口に向かった。駐車場に大宮NOの車両が1台と男女の若者が出発の準備をしていた。今日は特に冷えたのか霜柱と草に霜が降りていた。6時半出発。身体が温まるまで上着着用で30分程歩くとポカポカ。護人清水で一杯、気温は低いが急斜面を登るにはちょうど良くピッチも上がる。滝見台で一服、今日は今季最後の快晴のようである。展望台からは越後駒ケ岳や佐渡、落葉したブナ林を眺めながらの「みかん」は美味しかった。ここから大岳分岐までの急登も順調に進むと景色一転、木々は落葉し沢の隅々まで眺めることができた。木道には霜が降り、石ころは凍って滑らないよう注意して進む。守門岳は全国でも大豪雪地帯、今年の守門の新雪はまだら模様、昨年の今頃の積雪は30センチ前後とこれほどの違いの気候はどうなったのか。青雲岳からの木道は傾き、危険な状態になっており木道の脇が登山道となった。(怪我人が出ないうちに直してほしい)山頂直下の木道に大宮NOの方かトレランの靴跡である。山頂に10到着、時間も早いことから40分ほどの休憩とし、久々の静かな山頂で飯豊、毛猛、妙高、磐梯山を眺めながら昼食とシュークリーム付きコーヒータイムとした。下山はキノコを探しながら往路を戻って来た。守門岳には年内にもう一度訪問したいと思っている。
守門岳山頂
落葉したブナ林
青雲岳から山頂を望む
日 時:11月11日(金)~12日(土)
メンバー:遠藤 俊一、井口 光利、渡辺 茂、井口 礼子、
1年ぶりの燕岳である。12日(土)の燕山荘の宿泊は満員で予約が出来なく、11日に出かけることとした。結果的には13日は雨模様のことから好天の2日間を楽しむことができた。昨年は11月20日に登り、山荘から頂上までは積雪があったが今回は雪は消え、夏道状態であった。槍、穂高、方面は雪で覆われていた。燕岳は手頃な山であり、平日にも関わらず登山者が多い。2日間とも快晴に恵まれ、今年最後の北アルプスの山旅を終えることができた。有明荘で入浴と食事をとり帰新とした。さて、次は何処の山に行くか。
「参考時間」 登山口10:00~第一ベンチ10:40~第二ベンチ11:10~第三ベンチ11:45~ふじみベンチ12:30~
合戦小屋13:00~合戦の頭13:40~燕山荘14:50 ・下山~山荘発8:00~第一ベンチ10:40~登山口11:10
やっぱりアルプスは眺めが違う
イルカ岩と槍ヶ岳 (遠藤さん撮影)
山頂への縦走路から燕山荘
燕岳山頂
日 時:10月19日(水)~20日(木)
メンバー:遠藤 、渡辺
10/19(水) 初冠雪の情報から用事を済ませ午後から笹ヶ峰に向け出発。杉の沢スキー場の上部から紅葉も始まり牧場付近からは紅葉真っ盛りの状態、登山口付近でテントを設営し、いつものように少々のアルコールで山談議の後、深い眠りについた。
10/20(木) やや明るくなった6時前に登山開始、少々寒いが歩けば暖かくピッチもあがる。テント付近は霜が降りたが登山口からの木道は乾いており歩きやすい。木々も紅葉真っ盛り、秋満載の別世界である。12曲がりを過ぎると木々の間から雪をかぶった後立山連峰が見えてきた。展望を楽しみたく、山頂に着く頃にガスが出なければと思いピッチも上がる。富士見平まで約2時間、順調なペースだ。ここからの樹木は落葉し高谷池
ヒュッテや焼山、火打山、白馬方面を眺めることができた。高谷池ヒュッテ9時頃到着、ここからは写真を撮りながらのんびりと山頂を目指す。ライチョウ平からの登山道は新雪1~3センチ、日陰は滑ることから慎重に歩を進めた。10時半過ぎ山頂到着、今日も快晴の360度の大展望である。遠くに薄っすらと富士山と穂高、槍、目の前には8月に登った朝日岳や白馬、高妻と昼を食べながら景色を楽しむことができた。目の前の焼山は新雪と樹氷のコントラストが美しく日本画を観ているようであった。のんびりと休み下山開始、高谷池ヒュッテの宿泊者か多数登って来る。下山途中に秋の味覚を少々頂き、今回の登山を終えることができた。
焼山の新雪と樹氷
登山口付近の黄葉
火打山山頂
天狗の庭付近から山頂を望む
雪をかぶった後立山連峰
日本山岳会越後支部主催の古道調査に当会から4名が参加。
日 時:2022年9月25日(日)
参 加 者:12名 (当会からの参加者 井口 光利、君 清、渡辺 茂、井口 礼子)
ルート:国道17号線貝掛温泉バス停~中の峠~二居峠~二居宿~山鳥原公園~平標山登山口
今日も好天に恵まれた登山日和である。三国街道は、越後と関東を結ぶ重要な道、さて、その三国とは越後、上野、信濃の国を意味するとのこと。過去に三国峠から法師まで歩いたが、今回は新潟県側貝掛から元橋までの古道歩きである。今日は国道17号線貝掛温泉バス停に8時集合。みんな早めに集合、ルートを確認し出発した。三国街道は道幅が広く、斜度も手頃で歩きやすいが両脇にイノシシ出没の跡が至る所にあった。中の峠はブナ林に囲まれ、ここに茶屋跡があり、峠から少し進むと古道らしい石畳みの道となっていた。紅葉には早かったが、ブナやミズナラの巨樹を見ながらやや急傾斜の斜面を進むと平坦で幅広い所に東屋がある二居峠であった。二居峠は残雪時に来たことがあったが、無雪期に来るとまさに街道であったことを伺うことができた。峠から迂回路の急斜面にトラロープが張られたルートを降りると傾斜も緩くなりさらに進むと二居宿となり富沢旅館本陣があった。二居宿から20分ほどで山鳥原公園入口に着き40分ほどの昼食休憩の後、公園内の整備された幅広い道をたどると遊歩道が設けられていた。更に進むと別荘地があり、ここから平標山登山口前を通り13時のバスに乗車、貝掛温泉で下車、その後、三俣宿を散策し、八木沢の「gaiA(ガイア)」でコーヒーを頂き古道調査を終了とした。
当会のメンバーと仲間
参加者の皆さん
三国街道の案内
ブナに囲まれた中の峠
二居峠
三俣街道起点
富沢旅館本陣
日 時:10月1日(土)~2日(日)
参加団体、参加数:9団体、26名(当会の参加腫:渡辺、君、井口(光)、遠藤、井口(礼))
(新潟ランタン会、柏崎山岳会、長岡山岳会、下越山岳会、新潟山岳会、
新潟楽山会、工友会、一峰会、越後支部)
10/1(土) 銀山平 伝之助小屋:会員相互の親睦・融和・情報交流会
10/2(日) 伝之助小屋~中ノ岐林道~平ヶ岳(往復)
平ヶ岳は、尾瀬ヶ原の北方、群馬県と新潟県の境にそびえる日本百名山、山頂部が平坦で広大な湿原が広がっているのが特徴、湿原は草紅葉で色付き、周囲の山肌が紅葉真っ盛りの絶景を楽しんできました。今回は小屋で一泊し会員相互の情報交流・親睦・融和を図ることができました。
10/1(土)・・新潟県山岳協会副会長からこの度の山行に大勢の方が参加されたことに対する感謝の挨拶があり
その後、各団体から会の状況や活動について、また、最近、登った山々についての報告や感想などを交え自
己紹介を行った。夕食交流会ではほとんどの方が初対面で各団体との交流・親睦・融和を図ることができた。
銀山平 伝之助小屋前
10/2(日)・・3時起床、薄暗い中、3時50分マイクロバスで中ノ岐林道登山口に向け出発。中ノ岐林道からの登山は平成12年(22年前)以来、登山口までの林道は一部舗装され、登山口には駐車スペース、タープが張られた休憩場所、仮設トイレ、靴の洗い場が設けられたことにビックリした。朝食中には2台のマイクロバスが到着し人気のある山であることを再認識した。もはや秘境ではなくなったか。登山口到着後、朝焼けの中、朝食、今回は総勢26名、3班に分け5時40分出発とした。平ヶ岳沢を渡るとヒカリゴケの群生地への案内板がある。ここから急斜面の登りとなり、五葉松、クロベの大木を過ぎると背後に三角形の荒沢岳、でっかい越後駒ケ岳、中ノ岳を見ることができた。2回ほどの休憩をとり、3グループとも予定時間に玉子石分岐に到着、景色は一変し山名のとおり穏やかな平頂を盛り上げている平ヶ岳の山頂を見ることができた。木道もしっかり整備され、歩きやすく、草紅葉と木々の黄葉を楽しみながら、誰かがこの景色に興奮気味に大声で話している。今日は最高の登山日和である。他のグループもこの綺麗な景色に感激のようでどこからかと聞くと大阪、宮城から来たとのこと。標高2000mの尾根上からは草紅葉の中、木道と登山道がレールを敷いたように山頂が招いているようである。正面に尾瀬の燧ケ岳が迫って来ると山頂は近くなり、平ヶ岳三角点に予定よりも早く着くことができた。ここにザックを残置し山頂へ。景鶴山や日光の山々など360度の大展望を楽しみ下山開始。下山は姫ノ池、玉子石を経由し予定時間の12時30分に全員怪我もなく登山口に到着することができた。
当会のメンバー
正面は平ヶ岳山頂
平ヶ岳三角点休憩地にて
今日は最高 バンザーイ
玉子石と池塘
奇麗な紅葉
姫ノ池から山頂を望む
日 時:9月30日(金)
明日は好天の登山日和、雪が降る前に紅葉を見たく、29日、夕方17時に家を出て、山形道の「櫛引PA」でビール2本、ワンカップ1本を飲み、車中泊、目が覚めたら3時40分、急いで姥沢登山口に向かう。準備を整え、明るくなった5時半頃登山開始。この登山道、木道、斜度も手頃で歩きやすいルートである。途中から陽も差し写真を撮りながら進むがチョット寂しい紅葉である。紅葉は例年よりも少し遅いようである。山頂8時着、朝日連峰、鳥海山、葉山や東北の山々、眼下に鶴岡の街並みを展望することができた。平日で時間も早いことから誰も居なく、朝コーヒーを飲みながら展望を楽しむ静かな山旅である。のんびりと休み下山開始。リフトが稼働したのかドンドンと登って来る。先日の台風により、葉は落ち、ナナカマドの葉はチリチリ状態、草木は枯れ、山全体は冬の準備に入っていた。今日はタップリと紅葉を楽しみ10時半駐車場に到着し帰新とした。
日 時:2022年9月10日(土)~11日(日)
参 加数:6名
ル ー ト: 古寺案内センター~ハナヌキ峰~大朝日岳~古寺案内センター(往復)
9/10(土) 新潟~鶴岡~古寺案内センター
今日は登山口の古寺案内センターに宿泊するのみであり、新潟ふるさと村に10時集合とした。新発田から「朝日まほろばi」まで日本海東北道、「朝日まほろばi」から温海まで国道7号線を通り、道の駅「あつみ」で昼食、温海から鶴岡まで日本海東北道、鶴岡から山形道を経由し古寺案内センターに15時頃到着した。時間は早いが明日は4時出発であり、早速、交流会、夕食は18時から岩魚の塩焼き、山菜料理を食べ20時頃就寝とした。
9/11(日) 古寺案内センター~古寺山~大朝日岳~古寺案内センター
3時起床、ヘッドライトを付け3時50分、井口(光)さんトップで登山開始。古寺山までは樹林帯で一部は急斜面であるが早朝からの登山で汗も出ず、歩きやすく、予定時間内で順調に歩を進めることができた。夜が明け、明るくなったと思ったら背後に朝陽が昇って来た。このルートには水場が三カ所あり、最初の水場、一服清水で朝食、古寺山直下の三沢清水で「アップル休憩」とした。(櫛引PAで4ヶ購入したリンゴ2ヶ食す)古寺山に到着すると正面に立派な小朝日岳が聳えている。また、大朝日岳山頂と縦走路、鳥海山、月山、葉山、蔵王、吾妻連峰などを眺めることができた。小朝日岳直下の分岐からトラバース道を進み最低鞍部で休憩、ここからが今回のハイライト、縦走路の花々を見ながら進めば美味しい水場の銀玉水。ここで「アップル休憩」リンゴと冷たい「水」で元気、元気、ここから急斜面を登れば平坦となりエゾリンドウ、ミヤマウスユキソウ、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサントリカブト、ウメバチソウ、タカネナデシコ、ハクサンフウロ、マツムシソウなどを観ることができた。小屋脇にザックを残置し、みんな元気に大朝日岳山頂に立つことができた。今日は沢筋まで、はっきりと見ることができる好天気、以東岳まで続く稜線、飯豊の石転び沢、障子ヶ岳、遠くは岩手山など、東北の山々、360度の大展望のできた登山日和であった。時間も早いことから昼食は銀玉水でとり下山とした。
岩魚と山菜の料理
新潟ランタン会の参加者
山頂を目指す
左から 古寺山、小朝日岳、鳥原山
エゾリンドウ
白花リンドウ
ミヤマウスユキソウ と ミヤマアキノキリンソウ
日 時:2022年8月27日(土)~28日(日)
参加数:14名
新潟ランタン会が長年にわたり佐渡の山々を案内いただきました藤井 与嗣明 氏により、粟ヶ沢登山口から金北山、壇特山、金剛山を縦走し白瀬登山口まで案内していただきました。
8/27(土)
佐渡汽船駐車場~粟ヶ沢登山口~払川~金北山〰役行者堂後〰イモリ平~マトネ~ドンデン山荘(泊)
新潟港6時頃のフェリーで一路両津港へ、ジャンボタクシーが待機しており、粟ヶ沢登山口に向かう。樹林帯を進み「たて池の清水」から沢筋を進むと「はらい川の滝」を見ることができた。この斜面から若いブナ林となり、急斜面を上ると展望が広がる神子岩であった。ここで山頂を見ながらの昼食、さらに急斜面を登るとドンデンへの分岐となり、左に歩を進めると金北山の山頂であった。一旦、分岐まで戻り、ここからドンデンまでは長い距離の歩行である。14時頃から大粒の雨、急いで傘を取りだすがビショビショ状態。ドンデン山荘に18時頃到着し入浴とした。藤井 氏から要所要所で説明を聞き佐渡の歴史を学ぶことができた。
8/28(日)
ドンデン山荘~ドンデン芝尻山~小野見越~金剛山と檀特山の分岐点~檀特山~金剛山と檀特山の分岐点~金剛山~白瀬木戸口~両津港
今日は雨の心配はないようだ。少し肌寒いが半袖で出発。山荘から尻高山までは直ぐである。山頂からは昨日歩いた金北山からの縦走路を見ることが出来た。今日は昨日と違って樹林帯の古道らしきの歩行であった。檀特山へは金剛山への分岐から往復1時間30分ほど、山頂手前からは藪漕ぎ、山頂には三角点があるのみ、展望は無い、予定した新潟港へのフェリー時間に間に合うか、急いでの歩行で金剛山に予定時間に着くことが出来た。ここでお昼としたが金剛山付近は蟻塚が沢山出現、蟻に注意しての昼食である。ここから2時間程降ると白瀬登山口であった。この二日間の歩行距離は28kmでした。
金北山山頂
粟ケ澤沢登山口から出発
神子岩
佐渡のブナ林
金剛山山頂
金剛山展望
ウメバチソウ
白瀬登山口
「参考時間」
枝折峠6:10~明神峠6:40~道行山7:40~小倉山8:30~百草ノ池9:10~駒の小屋10:40~山頂11:00
~小屋発11:40~枝折峠15:40
日 時:2022年8月20日(土)~21日(日)
メンバー:4名
8/20(土)新会員の那須さんから一緒に登ろうと約束していたが、日程が取れなくようやく共に登山に行くことが出来た。当初予定は北アルプス蝶ケ岳に行く予定であったが天候が悪く越後駒ケ岳に変更とした。那須さんはテントなど宿泊用の装備品一式を揃え参加、テント設営や装備品など山談議ができた有意義な
2日間でした。20日は雨を覚悟で出かけ枝折峠でテント泊の予定であったが、公共施設の軒先を借りることができ、テント設営することができた。
8/21(日)3時頃から大粒の雨であったが、5時には小雨となり雨が止む予報である。朝食を済ませ、枝折峠まで行き判断することにしたが、なんと雨の中、駐車場はほとんどが県外ナンバーで満車状態。霧雨となったことから6時10分登山開始。雨も止み、ガスの中、涼しい登山であるが、上りに入ると汗だくの状態、ガンガンと照りつけられる天気よりもましである。第一関門の小倉山を通過するが変化のない登山道である。周りはガスで何も見えない。ようやく「百草の池」まで来ると遠くまで見ることができたが、荒沢岳山頂付近は濃いガスに覆われていた。さらに岩場まで来ると上空が青空となり、小屋のアンテナが見えてきた。小屋前で大休止の後、山頂を目指した。この時期の駒ケ岳では花を観ることは少ないが、山頂直下の沢状にはコバイケイソウの群落となっていた。時間も早いことから2021年製造月日の缶ビール(一缶、300円)を購入し乾杯とした。さすが゜に日本百名山からか、小屋前は大勢の登山者で賑わっていた。1時間の休憩の後、管理人のHさんと記念写真を撮り下山開始、明日も関川村に災害支援直行のため入浴せずに帰新とした。
今回の駒ケ岳登山は栂海新道から帰宅後、村上市、関川村への被災地支援への要請があり、連日の対応から身体もヘトヘトで不安状態であったが数十年振りの駒ケ岳を楽しむことが出来ました。
駒ノ小屋直下の岩稜帯 を行く
やっと青空が
駒ノ小屋管理人、星さんと
越後駒ケ岳山頂
アルプスと海をつなぐ「栂海新道」開通50周年記念登山
日 時:2022年8月4日(木)~7日(日) メンバー:7名
2021年、栂海新道全線開通から50年を迎えましたが新型コロナ感染防止から、宿泊を伴う山行は出来ず、遅ればせながら本年、全線開通50周年を祝した栂海新道登山を実施した。栂海新道は、日本海の海抜0mから白鳥山(1,286.9m)、犬ヶ岳(1,592m)を経て朝日岳(2,418m)を結ぶ北アルプス最北部の縦走路。特に朝日岳と黒岩平の中間にある「アヤメ平」の名前の由来となったヒオウギアヤメなど、さまざまな高山植物が咲き誇り、北アルプスの桃源郷と言われている。
・8/4(木):新潟~糸魚川~根知集落(岳修山荘(泊))
日本山岳会越後支部会員でもある栂海岳友会、靏本氏の山荘に集合し「栂海新道」のスライド鑑賞、魅力について懇談した。栂海新道は初めてのメンバーが3人おり、あの、天空の縦走路が晴れ、歩けることを期待し就寝とした。
・8/5(金):岳修山荘-親不知観光ホテル-北又小屋7:05-5合目9:30-イブリ山11:40-朝日小屋14:45(泊)
5時前に親不知観光ホテル駐車場に向け出発。駐車場には予約したジャンボタクシーがすでに待機しており荷物の点検を行い乗車、登山口の北又小屋に7時前に到着、朝食をとり出発前の元気な笑顔を写真に収め、朝日小屋に向け出発した。まずは北又川にかかる吊り橋を渡りイブリ尾根に取り付く。登山口は標高700m前後と涼しいが、ブナの原生林の急坂を汗を流しながらイブリ山への各『山頂標識』を目指した登高である。5合目に水場の案内看板があり3分ほど行くと水場があった。久々の重いザックで汗を掻いての冷たい「水」は美味しかった。7合目からは徒歩10分前後で『山頂標識』があり予定時間にイブリ山に着くことが出来た。イブリ山から少し下り、クサリのある岩場を過ぎるとようやく木道の斜面や両脇に花々が咲き、さらに進むと残雪に覆われた夕日ケ原に出た。雪渓の「水」で喉を潤してかメンバー全員、元気モリモリのようである。夕日ケ原からは草原地帯となり、群生のチングルマやムシトリスミレなど様々な花を観ることができた。ここから緩やかな斜面を上ると朝日平となり、木道の先に赤い三角屋根の朝日小屋、両脇には残雪と疲れを忘れさせる風景となった。朝日小屋に到着すると検温、受付を済ませ、私たちのみの広い部屋で寛ぐことができた。ここまで来ればやることは一つ、早速、小屋前のテーブルで明日に備えての祝宴とした。夕食時には蓮華温泉、白馬岳頂上宿舎でコロナが発症し営業自粛したとのこと。
・8/6(土):朝日小屋5:30-朝日岳6:40-アヤメ平9:00-黒岩平11:30-サワガニ山13:30-栂海山荘(泊)15:40
5時、外に出ると大きな山容の雪倉岳、白馬岳が朝日に照らされ眼前でっかく聳えていた。外はチョット寒い。今日の歩行距離は長い。コロナの関係から朝食サービスは無し、出発前に女将さんと(清水ゆかりさん)小屋前で記念写真を撮り、小屋で購入した寿司を持ち山頂を目指す。途中には花々が咲き、背後には劔岳、大日岳、毛勝三山を見ることが出来た。山頂から「吹上のコル」までが雪田がある花街道となり、多種多様な花々が咲き誇り、花々を画像に収めるため、朝日岳から「吹上のコル」まで1時間を要したみちくさタイムとなった。「吹上のコル」から草原帯を進むと高層湿原の中にエメラルドグリーンの「照葉の池」が現れ、後方に白馬岳、雪倉岳がそびえる絶景であった。さらに進むと広い台地のザラ道となり右側に長栂山の山頂看板が見えるがロープが張られ山頂に立つことはできなかった。ここから樹林帯の下りとなるが、このルートをよく切り開いた先人の苦労を知ることができた。眼下には桃源郷といわれるアヤメ平であり、木道沿いにヒオウギアヤメが名残惜しそうに咲いていた。またまた樹林帯を抜け急斜面を降り、小川を渡るとベンチのある黒岩平であった。小川の脇にはリュウキンカやチングルマが咲いていたが昔の記憶とは違った景色となっていた。このペンチでお湯を沸かし美味しいコーヒータイムとした。栂海新道は真に花々が咲き誇る、天空の楽園であり、ここを訪れることはこれが最後となるか。さらに木道を進むと池や沢の周囲はチングルマの群生地、ミヤマキンポウゲ、ハクサンフウロなどの花畑となっていた。この先の緩い傾斜を登ると黒岩山となり、この先のサワガニ山1612m(1612Mピークは二つある)を確認し進むと靏本氏が言われた登山道の崩落地の迂回路に出た。昨年ハイマツ帯を切り開いた新しい道であり、枝の上を歩く登山道であるが通行できることはありがたい。距離は短いが登山道を造ることは難儀な事である。先方には犬ヶ岳と赤い屋根の栂海山荘、左前方には初雪山が見える。この先のピークを越えれば水場と思っていたら狭い草原帯の鞍部に「北俣ノ水場」の案内板があった。なんだ、これを登れば犬ヶ岳の山頂ではないか。(昔の記憶は当てにならない)水を補給し10分ほど登ると犬ヶ岳山頂であった。
登頂記念の写真を撮り15時40分、栂海山荘へ到着した。荷物を小屋に入れ、外のテーブルで乾杯とした。
今日も晴れて後方にはでっかく聳える朝日岳や高妻山、戸隠山、黒姫、海谷山塊を楽しむことが出来た。
・8/7(日):栂海山荘6:00-菊石山8:00-白鳥山10:10-坂田峠13:20-日本海親不知海岸16:20
今日が最終日となった。今日も晴れ、朝食を済ませ6時出発。スタートは長い下りで少し登ると狭い平坦な黄連山の小さな看板があり、菊石山直下の水場まで休憩なして進むと涼風が吹き抜ける心地よいぶな林の気持ちの良い休憩地があった。ここからアップダウンを繰り返し登りきると菊石山の山頂であった。みんなでアンモナイトを探すが山頂付近には石ころは無かった。山頂から少し降りると石ころが沢山あり、探してみたが手に入れることはできなかった。いよいよ最後の急登を登ると下駒ヶ岳で白鳥山はもうすぐだ。白鳥山には廣井さんが待っていることになっている。白鳥山頂直下でメンバーの誰かがオーイと呼んでいる。早速、廣井さんから応答があり、数分で山頂に着くことが出来た。全員で記念写真を撮り、廣井さんからの冷凍果実の差し入れを頂き美味しく頂いた。あとは下るのみ、シキ割りの水場で昼食とし急坂を慎重に降りると坂田峠に出た。ここから尻高山、二本松峠を経て入道山を越えて親不知観光ホテルに到着、さらに5分ほど階段を降りると日本海であった。今まで深い山の中を歩き、目の前の海にたどり着くと今回計画した栂海新道を完歩した実感が湧いてきた。
栂海新道完歩 日本海到着 バンザーイ
朝日小屋の女将さん(清水ゆかり さん)と
朝日小屋で乾杯
夕日ケ腹原でちょっと休憩 まだまだ元気
白馬岳遠望
天空の楽園、草原帯を行く
気持ちの良い縦走路
疲れました。犬ケ岳山頂
朝日を浴びた栂海山荘にて
日 時:2022年7月29日(金)晴れ
年に一回は訪れる月山であるが、荷物を持つからと吉子を誘っても行かないとのこと。それなら連日の暑さで家でダラダラしてもと思い、雪と涼しさ求めてチョット楽な月山に!!家を3時半に出発、月山姥沢駐車場6時半頃に到着、リフトの稼働は8時から、1時間も待つのであればと思い環境整備協力費200円を払い歩くことにした。登山道脇は除草され、花々が真っ盛りの状態。登山道の脇には残雪と花々が満開で涼しく心地よい。特に目立つのはニッコウキスゲ、コバイケイソウ、山頂付近はミヤマキンバイ、ハクサンフウロの群生地となっていた。山頂9時過ぎに到着、10分ほど休み姥ケ岳を経由しリフトで下山としたが登山者がどんどんと登って来る。リフトから見る朝日連峰の稜線は雲の中であった。駐車場11時着、時間も早いことから五色亭で風呂に入り帰新とした。
登山道沿いは残雪、花々が満開の状態
ニッコウキスゲ
イワイチョウ
エゾヨツバシオガマ
チングルマ
ヒナザクラ
コバイケイソウ
ハクサンイチゲ
アオノツガザクラ
ハクサンフウロ
ミヤマキンバイ
ウズラバハクサンチドリ
ミヤマウスユキソウ
ミヤマリンドウ
トキソウ
コバイケイソウ
キンコウカ
日 時:2022年4月10日(日)
参加者:燕山岳会20名、日本山岳会越後支部30名 総勢50名 当会からは4名参加
毎年実施している弥彦山・国上山周辺の登山道沿いの「清掃登山」を燕山岳会・日本山岳会越後支部で4月10日に開催。今年は2ルートに分かれ「国上山周辺」と「国上山から弥彦山周辺」まで一般市民も含め50人体制で実施、登山者も年々マナーも良くなり、登山道沿いのごみ類は少なくなったが、特に車道や林道沿いには大量のごみが投げられていた。今回拾ったゴミは多種多様、ペットボトル、空き缶、菓子袋、空き瓶、プラスチックが多くありました。また、特に林道沿いの沢には不法に投棄された大型ごみなどもあったが危険なため回収は出来なかった。不法に投棄された大型ゴミ類はどこの家庭でも使われている物、
次の世代に良い環境を残していくために、自然愛好家ができることはないか、と清掃活動に取組んでおりますが、小さなことの積み重ね・継続の大切さを強く感じました。これからも自然愛好家が手を結び清掃活動の継続と声かけを行い活動を広げていきたいと思います。
この活動を通じ、いつも思うことは「ゴミを捨てたらだめとは教えても、拾うことは教えていなかった」ことを痛感しております。
2022年4月10日弥彦山・国上山周辺清掃登山参加者の皆さん
登山口に向け出発
藪の中のごみ回収
多種多様のごみ拾い
日時:2022年4月3日(日)
ルート:二部除雪終了地点~藤平山~守門岳~青雲岳~大岳~中津又山~保久礼小屋~二部除雪終了地点
メンバー:井口 光利、君 清、井口 礼子、渡辺 茂
「参考時間」
二部除雪終了地点6:15~下池7:40~854m8:20~1027m9:00~藤平山9:30~大原合流点10:00~
守門岳11:40~青雲岳12:40(昼食休憩)~大岳13:00~中津又山13:30~保久礼小屋14:25~長峰15:10~
二部除雪終了地点16:00
駐車場の混雑を予測し、新潟4時半に出発、6時前に到着したが、すでに30台程が駐車されていた。例年、3月20日頃から4月の中旬までの土、日は100台前後が道路脇に駐車されるが、こんなに早い時間から登山者が多いとは晴れるとの予報からか、また、近年は県外車の車中泊も多いようだ。準備を整い出発するが登山者のほとんどは大岳方面に向かっている。今日の予定は藤平山経由、守門岳、中津又山の周回コースである。
林道歩きの終点からアイゼンを装着、下池から854mまでは急斜面であるが昨日の踏み跡は歩きにくいためトレースを外しルートを見つけながら歩を進めた。広い平坦地の藤平山に着くと景色も一転、別世界のような大雪原から正面に守門岳がどんと居座っている。隣には3月に登った北岳と魚沼地域を一望し、遠くには県境の山々や荒沢岳、越後三山と日本画を見るような大パノラマが広がっていた。毎年、この時期に登っているがいつ来ても良い風景である。天気快晴と暑く、半袖姿で大雪原を楽しく歩くことが出来た。山頂直下のやや緩やかな斜面の雪面にはクラックが始まっていた。山頂直下の急斜面は気温も上がり踏み跡の雪が柔らかく汗を掻きかき登った。山頂着11時40分、高齢者にとってはまずまずの行動タイムである。記念写真を撮り、風もあることから青雲岳付近で守門山塊の雪庇や景色を眺めながら遅い昼食とした。今度は飯豊連峰と河内山塊、雪庇を見ながら大岳を目指す。網張への下りは夏道よりも緩やかで特に問題は無かった。大岳山頂直下は急斜面であったが黙々と歩を進め、緩やかな斜面となると大岳山頂であった。更に中津又山を目指し、山頂から守門山塊の雪庇の全貌を見ることが出来た。ここまで来れば長岡市の東山連峰や栃尾地域の山々を見ながらルンルン気分で下山とし、スタート地点の除雪終了地点に予定した16時に到着した。
守門岳山頂から大岳への登り
守門岳山頂 守門岳山頂直下
中津又山の雪庇
守門大岳の雪庇
日時:2022年3月16日(水)
ルート:二分除雪終了地点~保久礼~大岳(往復)
メンバー:3名
毎年、この時期に訪れる守門大岳へと出かけてきた。除雪終了地点の積雪は例年になく多いように感じた。
いつもの沢筋の冬山ルートを進んだがツボ足では脱がるため「わかん」を装着した。長峰で休憩し遠方を眺めるが黄砂の影響か山の頂は見えない。保久礼小屋の屋根の積雪も例年になく多い。キビタキ小屋は埋まっている。不動平付近で声を掛けられ誰かと思ったら、先月、米山でお会いした方であった。今度、弥彦山の案内を依頼されておりルートなど確認することができた。不動平付近から風も出てきた。山頂のポールは埋まっており、山頂は寒く記念写真をとり下山とした。
大岳山頂から袴岳
井口夫妻、五十嵐さんと
中津又岳方向の雪庇
埋まったキビタキ小屋
大岳への最後の登り
日時:2022年3月15日(火)
ルート:(宮前ルート~さくら尾根周回)
今日は曇りであるが午後から用があり宮前登山口8時半出発、例年なら雪割草も咲く頃であるが今年は例年になく遅咲きか。5合目から6合目の間も恥しそうな小さな蕾が少し見えるだけである。花も無いことからよそ見をしないで山頂へ。折角だから桜尾根の咲き具合を見たく下山は桜尾根を経由、やはり咲いているのは登山口付近のみ、富山から来たお嬢たちは咲いていたと喜んでいる。富山には良い山があるのにと思いながら、こんな曇り空の中、遠方へようこそと下山した。が桜尾根登山口から宮前登山口までの道路両脇には沢山の空き缶やペットボトル、ゴミ類が捨てられ残念な気持ちで歩いてきた。
雪割草の開花状況
日 時:2022年3月10日(木)晴れ
メンバー:4名
数十年振りの飯綱山、3月6日に会山行で計画したが天候悪く中止、10日は仕事も無く、晴れそうなことから山友と出かけてきた。登山口の一の鳥居駐車場に7時45分頃到着、除雪された広い駐車場、トイレは暖房が利き暖かい、さすが観光県だ。今日は晴れ、早速準備を整い出発。南登山道から入山、駒つなぎの場までは緩やかな道、しっかりとトレースが付けられていた。途中からアイゼン装着、駒つなぎ場から急斜面、急登にトラロープが設置されていた。傾斜が緩くなると標高1700Ⅿ前後からは背後に後立山連峰(白馬、五竜、鹿島)、左に高妻山、右に浅間山、四阿山、根子岳と360度の大展望が広がる。西登山道分岐から緩やかな斜面となり妙高山、火灯山、焼山が目の前に広がる絶景である。山頂からは鋭角の高妻山がどっしりと聳えている。高妻山、妙高連峰を正面に見ながら昼食休憩とした。まさに日本画の世界である。午後になると天気快晴と景色が一段と良くなった。アァー今日来てよかったと久々の県外の山に登れたことに感謝した。
左から 焼山、火打山、妙高山、手前は黒姫山
後立山連峰
高妻山
後立山連峰
飯綱山山頂 背後は高妻山
日 時 :2022年1月25日(火)晴れ
1日遅れの晴れの予報から急遽出かけることにした。今日で3日連続の山行である。家を6時15分に出て高速で大平登山口に向かう。8時登山開始、雪はかたいがアイゼン無しで進む。今日は快晴無風、標高711mまでの急斜面を汗を掻きながら上ると白銀の妙高連峰が目に飛び込んできた。まさに日本画の世界である。
がんばれ岩付近のブナ林は霧氷の世界、雪はフカフカで歩きにくい、汗を掻きながら急斜面を登りきると360度の大パノラマとなったがどのピークがどこか判らず。山頂でコーヒーを飲みながら大展望を満喫し下山とした。
米山山頂
標高 711m から山頂を望む
米山 標高711m付近からの妙高連峰(2022/1/25)
日 時 :2022年1月29日(土)小雪~晴れ
午前は曇りの予報から手頃な五頭山へと向かったが、水原町から見る五頭連峰は雲の中、こんな日の登山者は少ないだろう思い三の峰コース登山口駐車場に到着するとなんと満車状態である。3合目から雨具を脱ぎ、軽アイゼンを装着し出発したが、4合目付近から雪模様となり雨具を着た。今日の予報はこんなハズでは無かったのに・・雪も大降りとなり、避難小屋で雨具上下を着て外に出たら雪は止み、一の峰方向に陽がさしていた。
これならと思い、満開のさくらのような樹木の景色を眺めながら五頭山頂へ向かう。一の峰に着くと四の峰から菱ヶ岳、五頭山、松平山方向が真っ白い銀世界の展望を楽しむことが出来た。時間も早いことから三の峰からスキー場経由で下山したが、雪が少ないのか、木々が伸びたのか、過去のスキー場のゲレンデの姿では無くなった。