新潟市を所在地とする「新潟ランタン会」のホームページです。「新潟ランタン会」はごく一般の山の趣味人の集いです。ランタンの由来はランプの意味ですが、いつも明るくという意味や、のんびりランランルンルン気分で行こうという意味を含めています・・・
報告者 渡辺 茂
報告者
◇日 時:2021年10月24日(日)~25日(月)
◇メンバー:3名
10/24(日) 今日から朝日連峰の藪漕ぎの山に行く予定であったが、雪模様のことから延期し会津駒ケ岳の紅葉を見に行くことにした。念ため積雪状況を調べると小屋付近は40センチ前後とのこと。それなら「ワカン」持参とし24日、午後に出発、桧枝岐でテント泊りとした。
10/25(月) 滝沢登山口、7時、登山開始、奇麗な紅葉と訪ねてきたが、今年の紅葉はイマイチか。標高1000Ⅿ付近からまだら模様の雪景色、水場付近からは雪も多くなってきた。さらに標高1500Ⅿからは雪が多く、凍結状態である。気の早い者のスキーの跡もある。10月にしてこれだけの積雪は意外である。小屋からの針葉樹林帯は樹氷の世界、山頂直下は凍結し滑る、滑る、注意しながら上り、斜面が緩くなると10時半、山頂到着。周りは真っ白な銀世界、山頂からは尾瀬の燧ケ岳、至仏山、景鶴山,日光白根、女峰山、平ヶ岳、越後三山の中ノ岳、駒ケ岳と360度の大展望である。山頂からの降りは凍結状態であることから中門岳方面に降り、トラバース道を経由し合流点に戻った。小屋前のテーブルでお昼をとり、早々に下山としたが、滑りに注意しながら登山口に13時半に到着、明るい時間に新潟に戻りたく入浴は諦め帰新とした。今季、最初の雪山、楽しく登山することが出来た。
尾瀬の燧ケ岳
駒の小屋直下と会津駒ヶ岳2021/10/25
平ヶ岳
10月の樹氷の世界
中ノ岳と駒ケ岳
報告者 渡辺 茂
日 時:2021年9月19日(日)~21日(月)快晴
ル ート : 古寺鉱泉~大朝日岳~寒江山~以東岳~大鳥小屋~泡滝ダム
メンバー : 渡辺 茂、君 清 送迎 : 滝沢 愛子、20日、大鳥小屋で合流
数年振りの朝日連峰、今回は古寺鉱泉から大朝日岳、以東岳を経由し泡滝ダムまでの天空の主稜線歩きである。今回も滝沢さんに送迎をお願いし縦走することができた。
古寺山から大朝日岳を望む
以東岳を望む
9/19(日) 古寺鉱泉~ハナヌキ峰~小朝日岳~大朝日岳~西朝日岳~竜門小屋(小屋泊)
今回も新潟4時出発、鶴岡経由、山形自動車道、月山インターから古寺鉱泉登山口に向け出発。登山口には立派な2階建ての「朝日連峰古寺案内センター」があり、宿泊施設も備えた施設があった。広い駐車場は満車状態、久々の朝日連峰であり状況も大きく変わっていた。準備を整い7時半に出発、滝沢さんは月山へ・・・
古寺山までは水場が2ヶ所ありブナ林の中を順調に進むことが出来た。小朝日岳付近からは紅葉も始まりつつあった。小朝日岳を過ぎると大朝日岳がどっしりと構い、今日の急斜面の登りである。銀玉水で休憩し美味しい「水」をタップリ飲んで大朝日岳山頂へ、飯豊、朝日は美味しい「水」の確保ができる山域である。山頂からは飯豊、鳥海、月山、これから向かう以東岳への稜線など360度の大展望であった。昼食を取りここからは天空の稜線歩き、天気快晴、微風、草黄葉を見ながらの疲れを忘れるほどの稜線漫歩である。竜門小屋には予定時間の4時半に到着、泊りは20人程、早速、ビールで乾杯し早々に就寝とした。
障子ヶ岳方面
大朝日岳山頂
振り返れば大朝日小屋と山頂
9/20(月) 竜門小屋~三方境~以東岳~大鳥小屋~(小屋泊)
今日は快晴とノンビリ山行、滝沢さんと大鳥池で合流予定である。今回は荷物を軽くするため質素な食事であるが、しっかりと朝食をとり6時出発とした。寒江山からは紅葉真っ盛り、天気よく登山日和である。振り返れば遠くに大朝日岳からの稜線、東北の山々、弥彦、角田の展望、草黄葉と紅葉を楽しむことが出来た。狐穴小屋を過ぎれば広い尾根の天空の楽園である。以東岳に近付くにつれ更に色濃い紅葉を楽しみ山頂に到着した。
山頂からは直登コースを下り、大鳥小屋には12時頃到着しビールで乾杯、滝沢さんは2時頃到着、さらに一杯飲んでいると近くにいた釣りの方から岩魚を食べるかと声掛けがあり、喜んで頂きますと言ったら大きな岩魚5匹をいただいた。さて、焼き魚と思ったが焚火禁止、それなら煮魚として食べることにし、コッフェルに入らないため、頭、尻尾をとり日本酒と塩のみで味付けで完成。またまた、ビールと日本酒、ウィスキーで最後を締めて深い眠りについた。大きな岩魚、大変美味しく頂くことができました。
米があれば岩魚ご飯が最高なんですが。もう、2度とこんなチャンスはないかも。
竜門山と竜門小屋
月山方面
以東岳
大朝日岳からの稜線
以東岳からオツボミネ方面
大きな岩魚
〇〇調理師がさばく
七ツ滝沢
9/21(火) 大鳥小屋~泡滝ダム~鶴岡~新潟
今日も快晴、7時出発、途中でナラタケを採取し泡ダム11時頃に到着、タキタロウ会館で昼食をとり帰新とした。早めに帰ることが出来、今日中に後片付けをすることができた。送迎の滝沢さんありがとうございました。
岩魚、美味しく頂きました。 を望む
最後はタキタロウ会館でなめこそばを頂く
報告者 渡辺 茂
日 時:2021年9月12日(日)
ルート:旧小俣小学校前から~山頂(往復))
メンバー:渡辺 茂、岡村 順子、滝沢 愛子
月山へと早朝に集合したが、よく考えたら10月に会山行が計画されていることから急遽、日本国へと行先を変更した。3人とも数十年振りの日本国、特に岡村さんは60数年前に登山口にある小俣中学校で勤務経験があり、ここの2階に住んでいたとか、当時の小俣集落は賑やかだったのか。この時期の登山者はいないだろうと思っていたがぽつぽつとやって来る。登り始めのジグザグの登山道は記憶にあるが、あとは記憶なし。登山道は整備され歩きやすい、途中の沖見休憩所からは粟島、蛇逃峠にある東屋からは眼下に小さな小俣集落を見ることができる。標高は低いがブナ林の歩行は気持ちが良い、今日はオゾンをタップリと吸いながらのゆっくり登山である。岡村、滝沢の二人は〇齢であるが元気よく歩いている。山頂まで2時間弱、時間も早いことから1時間ほどのコーヒータイムを取り下山とした。標高は低い日本国であるが久々の岡村さんも参加し、ゆっくり登山を楽しむことができた。今はどこの会も高齢化で厳しい登山はできないが登山部門と低山を楽しむ山行を計画し長く自然を楽しみたいものだ。
日本国山頂
蛇逃峠にある東屋
報告者 渡辺 茂
日 時:2021年9月7日(水)
ルート:花立コース(花立峠~山頂(往復))
メンバー:渡辺 茂、滝沢 愛子、見附市の山友、井口夫妻
秋晴れの良い天気が見込まれることから前日にどこかの山と思い山友に電話連絡、早速OKとなり、近くの鋸山に行くことにした。鋸山は、長岡市の東側に位置し市町村合併前は長岡市最高峰の山である。
花立登山口8時半集合、天気も良いのに車は数台のみ。準備を整い出発、早速、花々に詳しい井口奥様からこの花は○○と解説が始まる。とにかく夫妻は樹木と花の名前、特徴を良く知っている。途中まで2点の花の名前を記憶したと思っていたが山頂に着く頃には何点もの名前を聞き全部忘れる始末である。(憶えられないのにメモもしないでは・・)この山の中間地点から登山道沿いにコクワ(サルナシ)があることは知っていたが、今年は沢山実をつけていた。花立峠で休憩、ここまでくれば涼しい。
天気も良いことから井口旦那様は稲刈りのためここで下山、ここからは気持ちの良いブナ林が山頂まで続く。山頂からは眼下に長岡市街、遠くは弥彦、佐渡、背後に守門、浅草、毛猛山塊と澄み渡る空の下、山々を近くに見ることができた。山頂は日差しが強く花立峠まで戻り昼食と?ケーキ付のコーヒータイムとした。ゆっくりと休み下山開始、途中でまだ青く熟していないコクワの実を少々いただきホワイトリカーで漬け込みコクワ酒を作ることにした。今日は快晴の下、久々ののんびり登山で楽しく過ごすことができた。
鋸山山頂です
コクワ(サルナシ)
花立峠
越後三山、右、八海山
佐渡と弥彦山
カワミドリ
報告者 渡辺
日 時:2021年8月28日(木)~30日(月)
ル ート : 小白布沢林道~三国岳~飯豊本山~御西岳~北股岳~門内岳~頼母木山~大石山~胎内ヒュッテ
メンバー : 2名 送迎 : 1名
今週は環境省、妙高市役所による火打山ライチョウ保護活動に参加予定であったが、新型コロナ感染防止から妙高市、上越市在住の方のみの対象となった。それなら9月に予定した飯豊の縦走と急遽変更し出かけて来た。
剣が峰から三国岳へ
梅花皮岳の下りから北股岳を望む
これから向かう烏帽子岳と北股岳
8/28(土) 新潟~小白布沢林道~三国岳~切合小屋~草履塚~本山小屋(泊)
新潟を4時出発、磐越道会津坂下で降り、飯豊の湯を経由、小白布沢林道登山口に6時半頃に到着した。登山口は左側、鎖が掛けられ「この道路は登山道ではない。事故が起きた場合、責任は負いません」と表示されている。
今回はテントと3日分の食料、久々の重いザックだ。6時50分登山開始、出発するとすぐに枝沢を3本程渡るとブナ林の急斜面となったが登山道は整備され歩きやすい。御沢からのルート合流点、横峰に9時前に到着、ここから15分程進むと地蔵山直下の水場「峰秀水」がある。冷たく美味しい甘露水だ。水場からすぐに地蔵山の尾根に乗ると登山道は岩稜帯となり剣が峰を超えると標高1544Ⅿ三国小屋となる。今日は午後から雨の予報である。御西、飯豊本山方面は濃いガスに覆われている。いつ降ってもおかしくない。切合小屋までは天気も良く涼風で歩きやすかったが、草履塚から風と雨が強くなり視界は30メートル程、姥権現で安全登山を祈願、この先の岩稜帯は慎重に通過、御前坂からは更に強風と雨となりビショビショ状態。この強風ではテント立てられず本山小屋で宿泊することにした。今日の宿泊者は15人程、焼酎とウィスキーで身体を温め早々に就寝とした。管理人の金子さん、日本酒、御馳走様でした。
峰秀水
種蒔山への尾根
飯豊本山はガスの中
8/29(日) 本山小屋~飯豊山~御西小屋~烏帽子岳~梅花皮小屋~北股岳~門内岳~扇の地紙~頼母木小屋(テント泊)
未明から強風であるが予報は晴れのようだ。今日は梅花皮小屋までの予定であったが、明日の午後は雨の予報から
頼母木小屋までの計画に変更、夜明けと同時に強風の中、4時30分出発、吾妻連峰の上空は赤く染まり夜明けはすぐか、風も止み、晴れることに期待し、飯豊本山へ到着、風は強く、フードを被らないと帽子が飛ばされる。駒形山を越えると風も弱くなり御西の水場まで降りて「水」を確保し朝食とした。ガスに包まれていた北股岳方面もすっきりと晴れ渡り大日岳、北股岳への主稜線が一望できた。ヨシ、今日は頼母木小屋までと気合を入れ数年振りの縦走を楽しむことにした。過去は綺麗な草原地帯であったと思うが、天狗の庭は保全作業が行われ大部分がネットに覆われていた。御手洗ノ池を過ぎると登山道沿いにマツムシソウ、トリカブト、ウメバチソウ、ニッコウキスゲ、ヨツバシオガマ、ミヤマキンポウゲなど門内岳付近まで花々を楽しむことが出来た。この花々の楽園を歩くことが飯豊連峰だ。この主稜線の急斜面のピークは烏帽子岳、梅花皮岳、北股岳の3座だ。烏帽子岳山頂から後方を振り返ると飯豊本山から続く長大な稜線が雲上のスカイラインのようである。烏帽子を越え梅花皮岳のピークに立つと眼下に梅花皮小屋と本日最後の急斜面の先にある北股岳だ。ここまで来れば慌てることもなくマイペースで北股岳山頂に、久々の北股岳、たしか数年前の正月に登頂した以来か。北股岳を越えれば起伏の無い稜線漫歩。門内岳、頼母木山も冬山合宿で登頂した懐かしい山頂だ。頼母木山のすぐ下が頼母木小屋、山頂でゆっくりと休み、小屋脇にテントを張り、朳差岳と焼きそばをつまみに一杯飲むと寒くなり、5時頃、テントに入り、ホッカイロを貼り、シュラフに入ると深い眠りに就いた。目が覚めるとまだ20時半、外は風も無くおだやか、新潟市の夜景が綺麗である。再び、シュラフに入り深い眠りについた。
まもなくの夜明け本山小屋前から
管理人の金子さんと本山小屋前
大日岳を見ながら御西小屋へ
気持ちの良い稜線漫歩
大日岳を望む
烏帽子岳山頂、背後は北股岳
烏帽子岳山頂
胎内山山から門内岳と門内小屋
飯豊リンドウ
8/30(月) 頼母木小屋~大石山~足の松登山口~胎内ヒュッテ
今日も未明から強風と雨、テントが揺れ目が覚めた。まだ、3時である。夜明けには雨も止むかと期待したが予報は外れた。4時にテント内で荷物をまとめ、下山の準備、テントは風の弱い炊事場脇に移動し撤収完了。相変わらずの強風と雨、大石山まで下りればブナ林となり風も弱くなる筈だ。朝飯取らずに5時下山開始、腹も空いたことから小雨の中、イチジ峰でお湯を沸かしカップラーメンで朝食とした。靴の中はビショビショ状態であるが、腹も納まり一気に姫子の峰を目指す。だが、この足の松尾根は降りのみで急傾斜、根っこに引っ掛けないよう又、途中の岩稜帯は滑らないよう注意した。
姫子の峰まで来れば、後はジグザグに降り、平坦なブナ林を進めば登山口はすぐだ。雨も止み足の松登山口に予定した10時頃到着。ここから平坦な林道を40分程、歩を進めると胎内ヒュッテ前でTさんが迎えに来ていた。この3日間の汗を流すため胎内ヒュッテで風呂に入り、Tさん持参のコーラで乾杯し今回の飯豊縦走を終えることができた。
Tさん送迎、ありがとうございました。
トリカブト
ヨツバシオガマ
ハクサンコザクラ
報告者 渡辺
期 日 2021年4月19日(月)~22日(木)
4/19(月) 新潟~小矢部JCT~白川Ⅰ~白川郷(テント泊)
家を9時過ぎに出発、今日は移動のみで、ノンビリ運転とし、白川郷の猿ヶ馬場山へのルートを確認し山奥の林道を走行、広場でのテント泊とした。白川郷はコロナの関係から旅行者も疎らの状態、桜は見頃であった。
4/20(火) 泊場~せせらぎ公園~林道出合分岐~帰雲山~猿ヶ馬場山(1827Ⅿ三角点)~猿ヶ馬場山頂(1875Ⅿ)~せせらぎ公園~白川Ⅰ~ 荘川I~高鷲スノーパーク(テント泊)
猿ヶ馬場山の由来は猿が遊ぶほど平坦な山とか、馬場は万場と同じ意味で広い草原、丘をいう。
山名の由来は定かではない。
「参考時間」 登山口6:00~帰雲山10:30~猿ヶ馬場山12:05
猿ヶ馬場山は白川郷背後の山、山頂へは雪を利用するしかない、往復18kと長いが天気よく登山日和である。集落にある明善寺脇の林道から入山、沢筋の雪を利用し1100Ⅿ付近までは林道と沢筋に赤布を付けながらショートカットで進む。ここから原生林の急斜面となり標高1400Ⅿ付近を越えれば帰雲山までは原生林の平坦な尾根となる。最近、猿ヶ馬場山への登山道整備を行っている情報もあり、帰雲山手前の平坦地と帰雲山山頂付近に2階建ての小屋があり作業道具が1階にあった。平坦地の小屋の1階入り口のドアは壊れている。(2階に泊まれるかは不明)ここまでくれば目の前に平坦な猿ヶ馬場山の全容を見ることができたが、標高1600Ⅿ付近からオオシラビソの林となり先日の新雪が20-30センチ、ワカンを装着し三角点(雪の中)のある1827Ⅿを目指す。ここから山頂までは平坦地となり景色も一転、白山や北アルプスの大展望を楽しみながら15分ほどで誰も居ない猿ヶ馬場山頂に立つことができた。下山は林道まワカンを装着し往路で戻り、今日の泊場、高鷲スノーパークに向かった。下山後、一人の登山者(先行者)に会ったが無雪期のルートを利用したがとても進める状態でなく敗退したとのこと
猿ヶ馬場山頂を望む
白山を望む
白山を望む
4/21(水) 高鷲スノーパーク ~ダイナランドコース~大日ヶ岳~ダイナランドコース~R156~上在所バス停
~白山中居神社~野伏ヶ岳 登山口駐車場(テント泊
今日も快晴、スキー場は若者で賑わっていた。 今日は静養日とし2時間ほどの歩行、スキー場のゴンドラは25日まで稼働とのことからゴンドラを利用しダイナランドコースから登山開始、今日も快晴、アイゼン不要、前大日ヶ岳まで来ると展望も一転、目の前に真っ白い白山を見ることが出来た。さらに山頂手前の雪渓に「熊」発見、登山道に逃げて行った。山頂からは劔岳、乗鞍、御岳、荒島岳、経ヶ岳、明日登る野伏ヶ岳と360度の大展望である。1時間ほど休み下山、通り道にある「満天の湯」一人用、露天風呂で入浴し野伏ヶ岳登山口に向かい 川沿いでテント泊りとした。明日が日程の最終日、明るい時間に帰れるよう早朝出発のため6時就寝。
前大日ヶ岳から大日ヶ岳
大日ヶ岳山頂、背後は白山
4/22(木) 登山口~和田山牧場跡~ダイレクト尾根登り口~野伏ヶ岳~白山中居神社~R158~高鷲Ⅰ~小矢部砺波JCT~新潟
「参考時間」 登山口4:00~ダイレクト尾根取付地点6:30~9:05
3時半起床、1時間前後は林道歩きのため4時出発。和田山牧場跡までは杉林の雪を拾いながらのショートカットで予定時間よりも早く到着した。和田山牧場跡は平坦で膨大な広さのようだ。雪は凍結し歩きやすい。正面に野伏ヶ岳と白山が手に取れるようだ。ルートを間違わないようにGPSで確認、赤布を付けながらダイレクト尾根取り付け地点に、ここからが急斜面のためアイゼンを装着し雪を拾いながら尾根に出た。下りで間違わないように赤布で門にした。ダイレクト尾根は登山道は無く尾根上は雪は消え藪こぎとなる為、右、左と雪を拾いながら尾根を外さないように進んだ。山頂直下は急斜面の笹薮、藪を超えれば雪渓が山頂まで続いていた。ようやく誰も居ない山頂に到着、10分程休み、ルートを間違わないよう、滑落に注意し下山した。
野伏ヶ岳ダイレクト尾根
野伏ヶ岳を望む
野伏ヶ岳山頂から白山を望む
報告者 渡辺
日 時:2021年4月3日(土) (晴)
メンバー:2名
毎年、この時期に行く守門大岳、今日も晴れることから混雑を予想し、新潟を5時に出発したが、二分の除雪終了地点にはすでに30台程が止められていた。それも関東NOが中心である。コロナはどこ吹く風か・・・
早々に準備し6時半登山開始、歩きなれたルートであるが雪は柔らかく歩きにくい。長峰到着7時半、越後三山や遠方は春霞で薄っすらとした眺めである。保久礼小屋の屋根には雪は無し、ブナの根回りも雪解けが始り豪雪地帯にも春が訪れているようだ。キビタキ小屋到着8時半、日差しも強くサングラス装着、暑くて半袖の季節か。ブナ林を超えると青雲岳、袴岳が真っ白く輝いている。不動平到着9時半、大岳山頂直下に登山者15人程が見える。大岳山頂9時50分到着、3月に袴岳に行ったことから今日の袴岳はパスとしノンビリと休憩とした。隣に元会員の馬場さんに会い一年振りの再開か。ほとんどの登山者は大岳までのピストン。登山者がどんどん登って来る。折角なので私たちは中津又経由で下山することにし大岳直下の雪庇と巨大なモンスターを画像に収めながら中津又山へ、さすが東洋一の守門岳の雪庇である。中津又山の登山者は3人程、途中のブナ林で昼食をとり二分駐車場に早々に下山とした。帰りにフキノトウを採り、油揚げを買って今日の晩酌のつまみとし、今日の疲れを取ることができた。
キビタキ小屋
不動平から大岳山頂へ
大岳山頂から青雲、守門山頂
中津又方向の雪庇 豪雪地帯にも春の訪れがはじまった。大岳山頂直下のクレパスとクラック
硫黄沢方向への巨大な雪庇、モンスター
大岳から網張上部
大岳から網張上部
中津又山から守門岳を望む
母川から保久礼小屋
報告者 渡辺
日 時:2021年3月11日(木) (晴)
メンバー:2名
「参考タイム」 除雪終了地点(7:30)~下池(8:40)~藤平山 (11:00)~守門岳(12:30)~藤平山(14:00) ~下池(15:10) ~除雪終了地点 (16:00)
昨日、正面山から帰り、明日はkと弥彦山に行く予定であったが、気乗りがしないとのことから急遽、守門へ。今日は快晴、平日であることから登山者は少ないだろうと家を6時に出たが二分集落除雪終了地点にはすでに何台もの車が止められていた。早速、準備し出発、私等以外は大岳を目指していた。林道を進むと下池方面に踏み跡があった。雪面はカチカチで歩きやすい。下池からブナ林の急斜面が標高1021Mまで続いていた。ここから緩やかな斜面を進むと大展望ができる藤平山であった。まさに日本画の世界、越後三山、毛猛、妙高、尾瀬の山々を望むことができた。ここからは緩やかな登りでコブを超えていくと山頂直下からは雪の割れ目が目につくようになった。まもなくクレパス状態も近いようだ。山頂直下の急斜面はアイゼンを利かせ登りつくと守門岳山頂であった。真っ白い飯豊、東北の山々と360度の大展望である。冷たい風もあり、写真を撮り下山開始、今日は景色を眺めながらの最高の登山日和であった。帰りに栃尾の油揚を買って帰新とした。
浅草岳方面
藤平山付近から背後は山頂
越後三山方面
山頂から青雲岳、大岳を望む
守門岳山頂
山頂を振り返る
報告者 渡辺
日 時:2021年3月10日(水) (曇~小雪)
メンバー:4名
気になっていた湯沢町の正面山、篠田氏の都合に合わせ、冬の正面山に出かけて来た。計画ではルーデンススキー場側から登る予定であったが、湯沢インター駐車場から眺めると尾根上の雪は崩れており、神立スキー場側から入山することにした。国道17号線から神立スキー場に入り、駐車料は無料で止めることができた。スキー場左側には正三角形の正面山を見ることができる。ルートを判断するため杉林から登り、目標を決め、標高540Ⅿから標高635Ⅿまでの急斜面をチザグザグに登るとゲレンデと合流した。さらに進むと標高830Ⅿのリフト終了点となり、周りは濃いガスに包まれ、小雪となった。ここからブナ林を尾根伝いに一旦、降り、山頂直下の急斜面となる。山頂尾根は、細尾根で岩が多く両側が急斜面となっており、木々に捕まり、スリップに注意しながら進むと標高903Mのピークに出た。山頂はすぐであったが、雪は崩れ、藪が濃く、濃いガスに覆われ、先が見えなく危険と感じたため903Ⅿで下山とした。
正面山(左のピーク)
山頂直下の切れ落ちた痩せ尾根
山頂付近
山頂付近、狭く3人立てず
痩せ尾根でストップ
リフト最終地点
報告者 渡辺
日 時: 2021年3月8日(月) (曇)
メンバー: 3名
「参考タイム」 浅草山荘(7:20)~958M(8:30) ~山頂(10:40) ~浅草山荘(13:50)
この北岳は会津と越後の県境にある鬼ヶ面山の隣のピークである。このルート、勝手に名前を付けるなら、私は「北岳中央ルート」とする。
我が家を4時半に出て「とちお道の駅」で見附の友人と合流し、大白川に向かう。浅草山荘に駐車を頼み出発したが、周りは雪の壁であり、山荘玄関前の緩い斜面から入山した。この付近は豪雪地帯、春はまだまだである。雪は固く歩きやすい。標高950Mまでは急斜面、さらに雪は固くアイゼンを装着とした。守門山塊、浅草方面は濃いガスに覆われている。この950Mを過ぎると緩やかな斜面の登りとなり、この広尾根、晴れていればルンルン気分で歩くことが出来そうだ。今日は晴れの予報から出かけて来たが1000M付近からホワイトアウト状態、気温-10度、GPSでルート確認、赤布付けたり、ルート旗を立てながら進むが傾斜が良く解らない。山頂手前がやや急斜面となったことからこの上が山頂と感じ、アイゼンを利かせ山頂に立つことが出来た。
山頂は、寒くて、何も見えなく晴れそうもない為、写真を撮り、即下山とした。途中でお昼とし、晴れることを期待したが、全く晴れそうもない。ブナ林の霧氷もそのまま、融けそうもないことから下山とした。今期、快晴時に再度、訪問したい。
浅草山荘駐車場
ブナ林の広尾根
報告者 渡辺
日 時:2021年3月5日(金) (晴)
メンバー:5名
「参考タイム」 水沢水道局舎登山口標高150Ⅿ(8:20) ~尾根標高250Ⅿ(9:00) ~山頂(11:00)~水沢水道局舎(13:30)
数年前から津川、鹿瀬方面の山々を登ってきたが、チャンスが無く、ようやく今回、登ることが出来た。新潟県は年末からの大雪であったが、里山の雪解けは早いようで、藪になる前にと急遽の実施である。津川インターを降り、国道459号のいくつかの和風月名隧道を抜け、水沢集落から山に向け、走行すると集落最奥の左側にコンクリート造りの水沢水道局舎がある。駐車のお願いをするため付近のお宅を訪ねたが、どこも応答がないため、水道局舎脇に止めさて頂いた。この山には登山道がないため予めGPSにルート設定してあり、水道局舎向かいの杉林の登りやすい斜面からスタートとした。杉林は残雪20センチ前後、ツボ足で標高250Ⅿの尾根を目指すが、ドサットもぐったりしながら250Ⅿのピークに着いた。所々、枝にピンクテープが結んである。ここからワカンを装着、雑木林の日当たりの良い場所にマンサクが咲いており、残雪期の山であることを痛感した。再び、杉林のやや緩い斜面を登りきると細尾根となり、雪は部分的にしか無く、ワカンは不要と残置した。標高300Ⅿ付近からは左に残雪豊富な棒掛山、やや後方には真っ白い御神楽岳、後方には円錐形の兎ヶ倉山、その隣には福取岳と昨年、登ったことを思い出した。標高450Ⅿから山頂までは標高差150Ⅿの急斜面で本日の核心部である。尾根上には雪は無く、薄い藪漕ぎで枝を掴まりながらの登高である。藪漕ぎを終え、右側の雪田にルートを取り、直登するとすぐ先が山頂であった。山頂からは真っ白い飯豊、大日岳と磐梯山、春霞ではっきりしないが遠方(日光方面か)の山々を眺めることが出来た。画像を納め、急斜面の藪を慎重に降り、標高450Ⅿ付近で楽しい昼食をとり下山とした。水沢集落周辺は熊の生息地か、皮をはいだ杉の木が多くあった。杉林は民家から近く、住民は慣れっ子なのか。熊さんと共存しているような、のどかな水沢集落であった。また、尾根上にはカモシカや動物の足跡が多く、自然豊富な阿賀町の山旅であった。
水沢水道局舎
水道局舎前の杉林から入山
輝く棒掛山
杉林を抜けると広尾根の雑木林
兎ヶ倉山
山頂直下の雪田
飯豊連峰 真っ白い大日岳を望む
竹ノ倉山山頂
竹ノ倉山全景