佐渡島の「持続可能な島化」(SDGs×佐渡島)のためには、次世代を担う子どもたちの教育問題は非常に重要です。特にコロナ禍で、都市部と地方との教育環境の格差が明らかになりましたが、我々は佐渡の子どもたちには、佐渡島の素晴らしさを心に留めつつ、生きた情報に触れる機会をたくさん持ってもらいたいと願っています。本プロジェクトは佐渡島に係わる東京理科大学、日本大学の教員、その他佐渡島関係者らの強い願いにより2021年にスタートしました。
2021年度は新型ウイルス禍により中止を余儀なくされましたが、22年、23年はアミューズメント佐渡をメイン会場に開催し、多くの参加者が講演やワークショップ、ジオパークツアーを楽しみました。昨年は世界遺産委員会の開催と重なったため、佐渡市と新潟市の2会場で開催。佐渡会場では3名の科学者による講演を、新潟会場では小中学生向けワークショップと高校生以上を対象にした講演会と交流会を行い、佐渡島の金山の世界遺産登録決定の瞬間を来場者とパブリックビューイングで見守りました。
会を重ねながら、佐渡の子どもたちはもとより、島内外のサイエンスが好きな人たちが集い交流するイベントとして、多くの方々のご協力をいただいて、歩みを進めています。