2023年度の光楓祭に寄せて
今年で19回目を迎える光楓祭が、いよいよ始まります。今年度は、生徒会が中心となって決めた、テーマ「Our Uthtopia〜青春をつくる〜」に込められている気持ちが十分に伝わるAfter Coronaの光楓祭になるのではと期待しています。今回は、造語のテーマであり、若者の理想郷を意味しますが、全体を巻き込んだ理想郷であると考えます。
ユートピアとは、人々が思い夢見る理想的な幸福に満ちた世界や場所を意味するものです。もちろんユートピアの代名詞に使われるものは、たくさんあります。アルカディア、エデン、ガンダーラ、ザナドゥ、アヴァロン、エルドラド、アガルダ、桃源郷、龍宮、シャングリラ、オズ、ネバーランドなどなど。みなさんは、どれを思い浮かべますでしょうか。実は、ここにあげたユートピアの代名詞の多くは、光と影の二極性を持っていると思います。つまり、ユートピアは最初から幸せな世界が待っているのではありません。私たちは、その両面を見極めながら、理想の世界を創っていくのです。当然、創りあげていくには、喜怒哀楽が交錯していくはずです。しかし個人が、学級が、学年が、学校が、そして有志の人達がそれぞれの思いで創りあげていく過程が大切であり、そのようにして光楓祭を創りあげていくことが、このテーマ「Our Uthtopia〜青春をつくる〜」の中身だと思います。
そして光楓祭は、来場された全ての人たちが、笑顔と喝采の渦に巻き込まれ、未来への夢や希望が溢れるイベントとなるように心から願っています。
最後に、光楓祭の開催にあたって、企画・運営に携わっていただいた生徒会や各委員会、そして各学級の担当者並びに部活動生徒、各先生方、SHIP及びMAPLEの保護者様に、心より感謝をいたします。