科目、単元の全体の在りようを見つめながら、ひとつの講義、演習を考えると、連続性のある内容になります。講義、演習は皆さまの伝えたい看護が反映されるべきであり、そうすれば豊かな内容になっていくものです。キャンバスに看護を描くように、授業を創造していきましょう。
指導計画の作成は、授業の全体がイメージできる内容が必要です。知識や技術が学べ、学生の看護観が広がっていく授業構成が素敵ですね。
板書は伝えたい内容の全体を表現する時に有効です。板書した内容を学生が書き写す時、学生の思考が整理され、看護がいメードできると良いです。
パワーポイントは、リアルな場面を伝える時に有効です。また学生の思考の整理においてわかりやすく、繰り返し活用できることがメリットになります。
グループワークは、学生の主体的な学びとして有効です。小グループの中で学生が自由に話し合い、テーマに沿ってひとつの形を生み出していきます。
バラバラに学んだ看護を統合する時にラベルワークは効果的です。授業でも、実習でも活用できます。学生達の表現力は素晴らしく、感動することが多いです。
テーマに対して学生は自分の考えを自由に表現します。そして教員がコメントします。このやり取りによって、学生の看護観を育むことができます。
看護は、答えが不確かな場合が多いです。看護師は多様な考えの中で対象者をケアします。発問は学生の豊かな発想が生まれ、共有されます。学生の視野の拡大だけではなく、教える側にも同様の効果を与えてくれます。
確実な基本技術の習得と共に、学生が「気持ち良い、ほっとする」という快感を体験することが大切です。段階的な、基礎から応用に向かう、対象者に優しい技術を教える方法について、一緒に考えていきましょう。