日本大学
理事長・学長 加藤直人 様
経済学部教職員有志・呼びかけ人
井尻直彦
石田教子
呉逸良
武廣亮平
陸亦群
文部科学省指導文書への本学の対応に関する意見書
緊急な案件であり、失礼ながら時候の挨拶等を省略させて頂きます。12月23日に経済学部有志で開催した意見交換会以降、数多く教職員の有志の方々の意見をもとに、可能な限り、開かれた議論のもとで意見書の作成に努めて参りました。短期間でしたが、寄せられた意見に基づき、既に24日には「学生・保護者・卒業生・教職員向け説明会の早急な実施について」、31日午後には「学部長選出にかかる参考投票における不正行為の疑義報告とこれに伴う人権保護について」を提出させて頂いております。本日提出させて頂くのは、文部科学省指導文書に対する私どもの意見書です。まず私たち有志は、経済学部の教職員が意見を自由に投稿できる「ウェブ意見交換フォーラム」を設置し、27日ここに意見書の原案を掲示しました。本日送付いたしますのは、その後「ウェブ意見交換フォーラム」に寄せられた意見や改善提案を参考に完成させた意見書です。非常に短い期間ではありましたが、多くの教職員から寄せられた忌憚の無い意見を可能な限り組み込んでおります。こうして今回、私たちが意見書作成において大切にした “開かれた議論” は、前理事長体制以前から本学が終始ないがしろにしてきたものです。私たちは、本学が社会から信用を失うような事態を引き起こすようになった所以はまさしくここにあると考えております。
本意見書には、私たち現場の教職員がこれまでに感じてきたことが詰まっています。ぜひ、加藤理事長・学長には、これらの意見に真摯に向きあい、誠実な対応をされることを心よりお願い申し上げます。卵は内側から割れることにより新しい生命が誕生します。本学は、日本大学再生会議という外部の皆様のお力をお借りし再生への道を歩むこととなりますが、その新しい生命を生むエネルギーは内側に宿されていることをお忘れなきようにお願い申し上げます。
再び、本学が正義と自由の旗標のもとに輝くことを願い、この意見書を謹んで提出致します。
極寒の神田三崎町より