基礎生物学研究所

動物行動学研究会

輪読会の内容

オールコック・ルーベンスタイン 動物行動学 原書11版

を各章持ち回りでプレゼンし、議論を通して理解を深めていきます。


趣旨

この輪読会は、動物行動学の「理解」および「説明」という二つの側面を持ちます。

教科書の内容講義形式で紹介され、動物行動学の博士研究者が数名臨席し補足/助言をすることで講義の質を高めます。

その上で、教科書内容に対する疑問や反対の事例などを積極的に出してもらい、議論の中で動物の行動に対する理解を深めると共に、より正確な説明の仕方を検討することを旨とします。


そのため行動学を背景とする研究者や学生はもちろん、異分野の方のご参加も大歓迎です。

是非いろいろと疑問をぶつけてください。

それに対してどこまで完璧な説明をつくりだせるか、皆で議論していきたいと思います。

に学生においては、在籍している大学にて動物行動学の授業を受ける機会のない方は、是非この輪読会を利用して動物行動学に触れていただければと思います。

研究相談や進路相談にも対応可能です。


発表に用いたスライドを共有することにしますので、各自の勉強や授業、講演等に活用してください。


会の様式

月一回、zoomで行います。時間は90分です。

連絡やディスカッション等にはslackを使用します。

参加するには

参加希望の方は、こちらからご登録ください。

登録内容確認ののち、後日slackへの招待が届きます。

希望者があまりに多い場合は人数の調整をさせていただく場合があります。


スケジュール

本教科書の輪読会は2023年6月からスタートしています。途中からでも参加可能です。


問い合わせ

ご不明なことがあれば、nozo[at]nibb.ac.jp(代表 西海 望)までメールしてください

次回の輪読会の予定

30日 第11章「子の価値と親の投資





過去の輪読会

第一期 輪読会

開催期間:2021/6~2022/10

対象教科書:「デイビス・クレブス・ウェスト 行動生態学 原著第4版」

目次

第1章 自然淘汰,生態,行動

第2章 行動生態学における仮説の検証

第3章 経済的な意思決定と個体

第4章 捕食者と餌生物:進化的軍拡競走

第5章 資源をめぐる競争

第6章 群れ生活

第7章 性淘汰,精子競争および雌雄の対立

第8章 保育と家族内対立

第9章 配偶システム

第10章 性の配分

第11章 社会行動:利他行動から意地悪行動まで

第12章 協力行動

第13章 社会性昆虫における利他行動と対立

第14章 コミュニケーションと信号

第15章 結論