ようこそ
脳病態研究領域における
数理・データ科学活用研究(脳計算理論、AI・機械学習技術、ビッグデータ解析)の
情報共有とネットワーク構築に向けた、セミナーシリーズです。
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期間:2025年2月5日(水)~2025年2月12日(水)
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要旨:
本講演では、「オープンエンド進化」という人工生命分野の研究について紹介する。オープンエンド進化とは、自然界の生命進化のように終わりのない継続的な進化を人工システムで実現することを目指す研究領域である。従来の機械学習では、特定のタスクに対して最適化を行うが、オープンエンド進化では、予測不可能で多様性に富んだ進化プロセス自体を重視する。人工生命の分野では、コンピュータを使って生命現象を理解し、再現することを試みている。人工システムでオープンエンドな進化を実現できれば、生命の本質的なメカニズムの理解に大きく貢献すると考えられている。この分野の代表例であるKarl Simsによる仮想生物進化研究では、エージェント(仮想生物)と環境が相互に影響し合う「共進化」を実現した。近年では、POET(Paired Open-Ended Trailblazer)のような共進化アルゴリズムにより、エージェントと環境が互いに複雑化していく過程を観察できるように発展している。これらの技術は、ロボット制御、Xenobotのような生物ロボットの設計、新たなAIアルゴリズムの自動発見など、多様な分野への応用が期待されている。本講演では、最新動向と将来の可能性について議論する。
今後の開催予定
日時:2025年11月12日(水) 17:30~ NCNP教育研修棟(Zoomとのハイブリッド開催)
演題:「脳の正常モデルと疾患モデル」(仮)
講師:豊泉 太郎 先生(理化学研究所 脳神経科学研究センター)