つくば医工連携フォーラム2024  Tsukuba Biomedical Engineering Forum 2024

大会長挨拶(Welcome message)

つくば医工連携フォーラム2024

大会長 亀田 恒徳

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 

生物機能利用研究部門 新素材開発グループ グループ長

 つくば医工連携フォーラムは、生体材料工学や医工学に関連する研究開発や実用化を推進する「つくばバイオマテリアル・医工学研究会」、「つくば医療産業懇親会」(当時)および「BioTsukuba研究交流会」を母体として、2009年以来、コロナ禍の2020年を除いて毎年つくば地区で開催されてきました。開催の目的は、新しい臨床医療の創出に関する医学、これに関連する工学が、産業および行政と連携することで、学際領域の研究開発および関連産業の創出と発展に寄与することです。医療産業の推進には「理工学分野」と「臨床・医学分野」、または「基礎医学」と「臨床研究」そして「実用化」の間の『連携』が不可欠です。このような連携を組織的に実現・深化させるために、つくば医工連携フォーラムは、つくばに本拠を置く大学や研究機関、そして自治体が組織として手を携えて企画と運営に参加し、関係する産業界やつくば周辺のアカデミアなどと一堂に集まる場を提供することで、その役割を果たしています。

 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)が担当する今回のフォーラムでは、「医」と「工」の連携に農業の「農」を組み入れて、新たな連携をデザインすることをコンセプトに『医農工連携をデザインする』をテーマに掲げました。参加者一人ひとりがデザイナーとして、新しい連携をデザインし、それが具現化されるフォーラムになることを期待しています。招待講演にも素晴らしいデザイナーが登場する予定です。ご参加を心からお待ちしております。