イソシギ

Actitis hypoleucos (Linnaeus, 1758)

レア度:いつでも見られる(春~夏)

形態:全長20㎝程度のシギ類。体つきや配色はソリハシシギに似ていて、嘴が反らずにやや短い。よく見ると、眼鏡をかけた坊主頭の少年に見えてくるかもしれない。足は緑がかった黄色。腹側は白く、それが翼の付け根部分に向かって三角形に食い込んでいるのが特徴。飛翔時には、翼上面に一本の白い帯状の模様が現れる。

生息域:函館近郊では3月下旬から姿が目立つようになり、おそらく繁殖のために飛来していると思われる。渡りの時期には函館湾内の海岸にも出現する。

生態:常に尾羽を上下に振っている。翼を下げて細かく震わせるような、特徴的な飛び方をする。「チーリーリー」「ツーチーチー」と鳴く。磯というよりはむしろ河原や湖でよく見られ、4–5月頃の上磯ダムでは夜に鳴いて飛び回っている(たぶんディスプレイフライト)。

2020年4月@上磯 山上
2019年9月 山上左3羽が本種。右端はトウネン、その隣はソリハシシギ