2023年4月8日(土)~9日(日)
東京・広尾のさくらSakooホール にて『中川イサト Real Things ほんまもん展示会』を行いました。
ビルの入り口と会場の入り口で、
「ようお越し!おおきに!」のポスターでお出迎えです。
このポスター、ご来場された方はお気づきになりましたか?
とても丈夫なポスターです。
なんと、壁紙の素材のこと。
雨にも風にも負けない等身大ぐらいの大きなポスター。
この写真は我が家の建物の前です。
そして、今は我が家にこのポスターが丸まっています。
壁紙として使ってみますか(笑)?
メインのステージには、最後まで使っていたマーチン、
ピーターが最上級の素材で作ってくれたレイクウッド、
クラレンスにあこがれて改造をほどこしたフェンダー、
奥にはモーリスのプロトタイプがあります。
どのギターも本人の思い入れがあり、最後まで残していたものです。
今後もしっかり受け継いでいきたいと思います。
ご来場のみなさんにも、これらのギターを弾いていただきました。
「え?いいんですか?」「そんなおそれおおい・・・」「いや、手が震えます」とおっしゃりながら、
みなさん、順番に手に取って記念撮影。
久しぶりに音が出せて、ギターも喜んでいたことと思います。
椅子に立てかけてあるのは、『あの日の風』のCDジャケットとなった森英二郎さんの原画です。
シールズ・レコードさんよりご提供いただきました。
こちらは最後まで一緒に旅をしていた器材たちです。
私には何かわかりませんが、見る方が見たらわかるのでしょうね。
以前はもっと大きな重い鉄の塊をもって移動していましたので、
こんなにコンパクトになってよかったです。
なお、一番右の器材にくっついている白いものは、
和の音を出すためのメンディング・テープです。
すぐ付けられるように、ここに貼っていたのか、
使ったあと、ここに貼っていたのか・・・?
こちらに並べられたギターは、長年押し入れの奥や、部屋の奥に眠っていたものです。
ドルフィンギターズさんで、1つ1つ丁寧にメンテナンスしていただき、
シミやサビがあったものが、新品のようになりました。
窓の外の木々は桜です。
もう少し咲くのが遅ければ、桜とギターのコラボが見られました。
ただ、少し残っていてくれた桜もあり、
ほんわか、いい雰囲気にしてくれました。
こちらのコーナーは、中川イサトの歴代のCDと衣装です。
現在販売されていないもの、少しだけ参加したもの、
ライナーだけ書いたものなども展示しました。
また、CDとその衣装もセットにしてまとめてみました。
自宅に眠っていた器材たちや楽譜の展示コーナーでは、
なぜかラルビーの扇子(笑)。
そして、手書きの楽譜の数々。
50曲分はあったでしょうか。
1枚1枚丁寧にご覧になる方もいて、
「全部見ました」とおっしゃる方も。
一部の器材は、大切に使っていただく方の元へ嫁いでいきました。
ピアノの上にはいろいろな写真。
椅子の上には下書きの楽譜、セットリスト、歌詞ノート。
KINTAさんの手書きの歌詞カードもあり、
みなさんじっくりご覧になっていて、
自宅で1枚1枚ファイリングした甲斐がありました。
本人が書いたものは捨てずに、まとめておいてよかったです。
こちらは物販コーナーです。
在庫があるCD、楽譜、飛行機写真集をおもちしました。
また、缶バッチは2つで100円の特価で!
いつも帽子に缶バッチ付けてましたよね、と、
みなさん記念に買ってくださいました。
残っていたTシャツも販売させていただき、
少しずつみなさんの元へ。
プロの方にもギターを弾いていただきました。
生音なのに、とてもいい音です。
久しぶりにちゃんと弾いてもらって、ギターが喜んでますね。
『吉祥寺1972』を唄っていただきました。
かずあきさん、ありがとうございました。
ももたろうさんも!
今もいろいろな方と、楽しくライブ活動をされている、
というお話もしてくださいました。
いつも明るく声をかけていただき、元気をもらっています。
15歳の頃からライブに来てくれていた下山くんも、
立派な大人(笑)になりました。
若い丸ちゃんと、還暦祝の赤いギターを弾いてくれました。
しょぼくれていたギターが輝いて見えます。
うまく調整していただいたからですね。
他にも、本当にたくさんの方に来ていただきました。
岸部眞明さん、河合徹三さん、小室ファミリーのお三方、
そして押尾コータローさん。
昔、お世話になっていたいろいろな方々。
今、ブログやインスタでお世話になっている方々。
みなさん、ありがとうございました。
今回展示したものは、たくさんの箱の中から出てきたいろいろな物の、ほんの一部です。
まだまだ埋もれているものもありそうです。
中川イサトは、ほんとに物を捨てられない人でした。(私もですが・・・)
今回、そんなものたちをみなさんに見てもらいたい、という想いをかなえていただきました。
たくさんの方に見ていただき、中川イサトのことを深く知っていただき、
みなさんに1年経ったことへのご報告ができて、ホッとしました。
運営にご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
特に、最初から会場をあちこち探してくださり、私をその気にさせてくださったドルフィンギターズの松下さんには、
ありがとうを100回言っても足りませんので、これからも末永くお付き合いいただき、
ずっとありがとうを言い続けたいと思います。
そして、今回のことを許してくれたドルフィンギターズの武田社長、ありがとうございました。
小島さん、細川さん、伊藤さん、宇田川さん、相川さん、さくらSakooホールのオーナーご夫妻にも
心から感謝申し上げます。
もう少し発掘作業をすすめ、あらたなお宝が出てきたときには、またご報告させていただきます。
なお、アコギマガジンWEBでも、この様子を取り上げてくださいました。