昔書いた曲やカバー曲を、自宅でギターをつま弾きながら唄っているように作られたアルバム。
01. My Back Pages (Bob Dylan)
02. 自転車にのって (西岡恭蔵)
03. アイスクリーム屋 (KINTA / 中川イサト)
04. 君をのせて (岩谷時子 / 宮川 泰)
05. ゆうだち (KINTA / 中川イサト)
06. その気になれば (KINTA / 中川イサト)
07. 蒼空 4:35 (中川イサト)
08. Nobody Knows You When You're Down and Out (Jimmy Cox)
09. 呟き (中川イサト)
10. 五月 (中川イサト)
11. 星めぐりの歌 (宮澤賢治)
12. 君の声がしたから (中川イサト)
13. 叶うのなら (宮本明和 / 中川イサト)
14. ひなたぼっこ (KINTA / 中川イサト)
15. My Back Pages / reprise (Bob Dylan)
あれは1969年やから44年前に音楽を生業にし始めた。
いつの間にか44年も経っていたんですね。
その間に30枚近いアルバムを作ったり、全国をライブで回ったりしてきた。
うん十年前に自分が書いた曲なんて結構忘れてしまっている曲もある。
当時はスタジオでのレコーディング技術だって殆ど判らないし、
ましてや唄ったりギターを弾くのが精一杯だった。
後になってサウンドを含めたレコーディング技術が少しは判るようになったけど、
アルバムを作れば作るほど、アマチュア時代に持っていたような純粋な部分は薄らいでいった気がする。。
この歳になってようやく心に残る音楽って何なんだろうと思うようになったのが
この10年くらい前かな・・・。
今回ホイ・ホイ・レコードから、昔に書いた曲やカバー曲を
再度レコーディングしてみませんかという話が舞い込んできた。
実際にレコーディングに入る前にあれこれ自問自答した結果、
古い曲の中から今もう一度唄い直してみたい曲を選び出してみたら、そんなに多くはなかったけど、
今ならこうギターを弾き、こう唄えるという曲があったんですね。
それとレコーディングも、今までみたいにスタジオに入って音質がどうのこうのというのは止めにして、
自分の家でギターをつま弾き唄っているような型にしてみたんです。
ギターって弾こうとしたら駄目だし、歌だって唄おうとしたら駄目な気がする。
この「Naturally」というアルバムはそんな心境で作ったんです。
楽にして聴いていただければ嬉しく思います。
2013年9月
中川 イサト