Q.フィンガーピッキングをするときの右手なのですが皆さん小指はボディにつけてますか?
つけるとかなり違和感があるのですが確かに安定性はあるような気がします。
A.ボディにつける、つけないは自由なんですが、僕の考えでは、
音質の変化がつけやすいのでつけない方をお薦めします。
これは、弾く位置を変えたり、弾く角度を変えたりする事によって、
より音質の変化がつけやすくなるからです。
たしかに小指をボディにつけると、手のぶれがなくなりピッキングそのものは安定します。
でも、上記の理由で音質の変化の方が大切なのです。
当初は浮かせて弾くと弾きづらいですが、何度も練習しているうちに慣れてくるはずです。
Q.ピッキングのアルペジオを練習しています。
良い練習方法があったらアドバイスお願いします。
当方普段はピアノを弾いているので爪が伸ばせません。
A.フラットピックを使ったアルペジオの事でしょうか。
そうであればフィンガーピッキング以上にリズムやボリューム・コントロールにムラが生じやすいので、
全ての音が粒が揃って出るように、遅いテンポで右手の動きをじっくり練習する事です。
ある程度慣れてから、少しスピードアップしたり早いコードチェンジをしたり、
あらゆるテンポに対応できるように練習しましょう。
Q.今、Mah-Jong Pieceを練習しているんですが、イントロはどうやるんでしょう?
右手でハーモニクス・ポイント(この場合12フレット上)に触れながら
左手で5フレット上をトリルするんでしょうか?
そうするとトリルの際のノイズ(押弦したときの弦のヘッド側の振動)が目立つのですが。
またハンド・ヒッティングはフレットのどの部分でもよいのでしょうか?
A.やり方はあっています。
ノイズが出るのは、右手の12フレット上のハーモニックス・ポイントに触れる右手の
設定が悪いのか、左手のタッピングの力加減がよくないのか、どちらかです。
そのへんを考えながら練習してみて下さい。
ハンド・ヒッティングは、僕は左手は9フレットぐらい、
右手は12フレットぐらいを目安にヒッティングしています。
これも力加減が大切なので、軽すぎず強すぎずうまくコントロールして下さい。
Q.タッピング・ハーモニクスがうまく出せないんですが、
なにかコツはあるんでしょうか?あればぜひ教えてください。
A.右手のタッピングするポジションは少しぐらいずれてもいいのですが、
あまり強く弦を叩きすぎるとハーモニックス音よりもノイズの方が大きくなるので、
ある程度叩く力をコントロールしましょう。
弦を叩いた後は、その手を指板に押し付けるようにするのではなく、
反対方向に素早く引き離すようなつもりで手を離します。
言葉で伝えるのはむずかしいです。
機会があったら、ライブでご覧になるのが一番です。
Q.ナット(上駒)とチューニングペグ「弦まき」の間の弦を押し、
ビブラートをかける奏法があるかと思いますが、奏法上の名前はありますか?
又この際の注意点などあれば教えて下さい。
A.正式な名前はありませんが、ナットとペグの間を押さえ込むベント奏法を
「オーバー・ナット・ベンディング」と言うので、
あえて言うなら「オーバー・ナット・ビブラート」と呼べばいいんじゃないでしょうか。
ムラなくきれいなビブラートがかけれるように、
押さえ込む左手指の力加減に注意することが大切です。
Q.タッピングとスラッピングの違いについて
A.タッピングとはタップをしているような意味があります。
つまり、左手もしくは右手で直接弦を弾かずに
ハンマリングと同じように指を弦にたたきつけて音を出す奏法です。
時には連続技でハンマリングとプルオフをくり返して音を出す場合もあります。
アコースティック・ギターでのスラッピング奏法は、
小セーハや大セーハをしている人さし指を押さえたまま引きおろして音を出す奏法です。
サウンド的にはストローク奏法と同じ効果で、弦を弾かずに出せるところがミソです。
新しい奏法に関しては、楽譜上では説明がつかない場合が多いので、
直接そのプレイヤーのプレイを見るなり、説明を受けるなりしないと
一般のアマチュア・プレイヤーには理解しにくいと思います。
つまりそのくらい定着していない新しい奏法なのです。
Q.最近鹿踊りやMah-Jong pieceなど、タッピングを使った曲を弾いているんですがいまいちです。
右手の正しいおさえかたっていうのはあるんでしょうか。
A.主に、右手のタッピングは2本の指(人さし指の上に中指をのせるようにする)で押さえると、
しっかりと押さえる事ができます。
なお、必ずネックの裏側で親指を支えとして添えておきましょう。
Q.3連のプリングオフがうまくできません。
何かコツとか練習方法があれば教えてください。
A.各指を均等の力加減でプリングオフできるまで、指の鍛練をしなくてはなりません。
特に薬指を使う場合は相当量の練習が必要です。
あと、3連だからといってあわてずに落ち着いて処理する事です。
Q.ハイポジションを押弦した時、低音弦の音がシャープするので悩んでいます。
A.軽く押さえるようにするのが1つ、
そして低音弦のチューニングをほんの少し低くするというのが1つあります。
とにかくオープン・チューニングは押弦がデリケートなので、慎重に押さえるようにしましょう。